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マルチタッチで圧力を感知できるタッチスクリーンも。やっぱりタブレット新時代がくるのかも

 Appleの凹凸が出現するタッチスクリーン技術もすごいけど、NewYork Timesで取り上げられていた圧力を感知できるマルチタッチのタッチスクリーンもすごいなあ。こうした技術が次々と登場するのをみると、キーボードを通じた入力の時代から、もっと直感的な入力の時代への移行が始まるんじゃないかという予感がするなあ。
 これまでタッチスクリーンといえば、長年PDAなんかに使われていた圧力を感知するタイプのものと、iPhoneなんかに使われている電気の変化を感知するマルチタッチタイプのものの2種類が主流だった。iPhoneはスクリーンを強く押さなくても感度がいいし、2本の指を感知してくれるので、写真の縮小、拡大なんかも2本の指を近づけたり離したりすることで簡単にできるのがいい。でも、スタイラスペンは使えないのが、少々残念。米IntoMobileによると、前者のタイプをresistive touchscreenと呼んで、後者をcapactive touchscreenと呼ぶのだそうだ。
 NewYork Timesの記事が紹介しているTouchco社のInterpolating Force-Sensitive Resistance (IFSR)技術のタッチスクリーンだと、マルチタッチなのに指先の圧力も感知できる。どんなことができるのかということは下のビデオを見れば分かるけど、ゲームや3Dなんかでいろいろとおもしろいアプリケーションを開発できるんじゃないだろうか。
 このデモではパッドの上をタッチすれば前進、下をタッチすれば後戻りするように設定されている。強めに押せばスピードが増す。パッドの右端をタッチすれば右に回り、左をタッチすれば左に回る。強めに押せば、回転の速度が増す。
 片手をパッドにおけば、手のどの部分に力を入れるかで、前後左右どれくらいのスピードで進むか自由自在に操作できる。両手を置いても、力の入れ具合で操作できる。
 力の入れ具合で、上空に舞い上がるようにもできる。
 まあ設定次第でいろいろできるんだろうけど、左手をアクセルにし、右手をハンドルにすることも可能。
 おもしろいなあ。ぜひ動画を見てみてください。

Appleタブレットで新聞、雑誌が生き返る?BusinessWeekの予測

 米BusinessWeekが「5つの領域でAppleタブレットが世界を変える」というような記事を書いている。考え方が分からないでもないけど、ちょっと外しているような気が・・・。

Magazine and newspaper publishing will bounce back as consumers rediscover paid subscriptions

 Appleタブレット上で新聞、雑誌の有料購読がある程度成功するという予測だ。

 Sorry, Chris Anderson, but not everything will revert to free
 ごめんね、クリス。情報がすべて無料になるわけじゃないんだ

 なんだか、同じ雑誌ジャーナリストとしてフリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略が大ベストセラーになったワーヤード誌のクリス・アンダーソンへのライバル心が丸出しのような表現でおもしろい。
  それはそうとして、有料化が本当に成功するのかどうか。パソコン向けウェブではありえない話だとは思うけれど、iPhoneのAppStoreでは確かに 電子書籍がそれなりに売れている。簡単に支払いができること、iPhoneの画面サイズや使い勝手に最適化されたコンテンツがほかでは入手できないから、 という2点から有料化が成立するのだと思う。
 僕はコンテンツ有料化の前提として(1)簡単な支払いシステム(2)同様のコンテンツが無料で入手 できないクローズドな環境(3)人間関係の中で必要となるコンテンツであること、の3つ条件のうち、幾つかが揃う必要がある、というように考えてい る。(3)は、ゲームの中で「あいつに勝ちたいから」と有料の武器を購入したり、議論が活発になる中で自分の主張の裏付けとなる記事が簡単に持ってこれる のなら有料で購入したり、というような話だ。
 AppleタブレットはiPod Touchの大画面版みたいなもんだから、確かに有料化は可能かも。ただ新聞、雑誌業界が復活するほどお金を取れるのかどうかというと、ちょっと微妙。コ ンテンツを単純に表示するのではなく、パソコン向けウェブでは入手できないようなタブレットに合った使い勝手を提供したり、人間関係の中で情報が流れる仕 組みをうまく提供できるようにしないといけないだろうなとは思う。

Television and radio ratings will continue to fall

  BusinessWeekの記事は、テレビやラジオにはあまりいい影響がない、としている。Appleタブレット上ではテレビをみないだろうから、という のがその理由だ。どちらかと言えば、テレビを見ながらタブレットを操作することになりそうなんで、かえってコマーシャルを注意深くみなくなってよくないかも、というのがBusinessWeekの読み。
 んーこれもよく分からない。

 確かに電子書籍リーダーとして利用されるような気がするんだけど、 でも実はAppleタブレットが力を入れているのはそこではなく、ビデオ、音楽の楽しみ方を変えるというところなんだという話がある。どこで読んだのか忘 れたけど(思い出したらリンクを追加するね)、Appleがそれぞれの業界を分析したところ、新聞、出版業界はいろいろとややこしくて、大きな変革を期待 できない。その一方で、ビデオ、音楽業界はいろいろと革新を起こせそうなので、そこに注力していく、とかいう話があった。それでタブレット向けにも、音楽 業界を巻き込んで今までとはことなる音楽アルバムの楽しみ方を提案する、とかいうことだった。このトライアルに参加する音楽業界関係者も、音楽の楽しみ方が劇的に変わるって、興奮気味に話していたという引用を読んだように思う。
 Appleタブレットに関しては「画面のサイズが何インチで、ビデオ カメラが搭載されていて・・・」なんていうハードの部分ばかりが今のところ注目を集めているが、僕は本当に大事なのは、アプリケーション部分、ソフトの部分だと思っている。そしてハード、ソフト全体で、どのようなライフスタイルを提案するのかが、重要なんだと思う。
 だってiPhoneだってカメラや画面などの個々のスペック面では日本の最先端ケータイにかなわなかったじゃん。でもライフスタイル提案というトータルな部分では、ダントツに優れていたわけでしょ。
 だから、タブレットが音楽、動画、テレビ、ラジオの領域でどのような影響を与えるのかは、発売されて、普及するまでは分からないと思う。

Augmented-reality views of the world will increase.

 AR(拡張現実)が大きく躍進する、という話。大きな画面でARのアプリを使えば、もっとすごいことになるんじゃないか、っていう予測だ。
  でもタブレットを町に持ち出すってことが、あまりないんじゃないかなあ。画面を通して前方を見ながら歩いていると、ころんじゃうよ。それに絶対、変な人だ と思われるぞ。今でもiPhoneでARしていると盗撮しようとしているんじゃないかって疑いの目を向けられることがあるもん。

Two-way video on tablets will push communication costs even lower

 ビデオチャットがもっと盛んになるんじゃないかって話。まあそうかもしれないけど。それならタブレットよりも、iPhoneやiPod Touchのスクリーン側にもう1つカメラがついたほうが、すごくないだろうか。ケータイやモバイル機器が無線LAN経由で実質無料でビデオチャットが可能になるほうが、社会へのインパクトは大きいと思う。やっぱ、問題は通信コスト。追加コストがなくて、しかもモバイル機器で手軽に利用できて、綺麗な画面で見ることができれば、ビデオチャットってもっと普及すると思うよ。

Telecommuting may finally take off

 在宅勤務が多くなる。4つ目のビデオチャットの普及の先には、在宅勤務の増加がある、という読みなんだろうけど。
  これも??だなあ。MacBook Airを購入してからビデオチャットを比較的よくするようになったけど、やっぱり「電話している」っていう感覚が抜けない。相手の顔を見ながら話するメ リットってそれほど感じない。回線が混雑してとぎれたりするんで、会話の途中から音声に切り替えることもある。
 もっと通信環境がよくなって目の前にいるのと何ら変わらないような感じで話ができて、パソコン画面の共有が簡単でサクサク動作するようにならないと・・・。Appleタブレットだけの話じゃないと思う。

Appleのビッグイベント1月26日に確定=Fox News

 Appleタブレットが発表されるかもしれないイベントが1月26日にサンフランシスコで開催されることが確定した、と米Fox Newsが伝えている。Fox NewsがAppleの中の人の情報として伝えた。中の人の話によると、今回のイベントはPCよりモバイル寄りの発表らしい。ということはやはりAppleタブレットか、ということになる。
  「タブレットPCなんて売れるのか、そんなの必要か?」という声も聞くけど、USの友人によると、USでは無線LAN環境を持つ家庭が多く、多くの人が iPhoneではなくiPod Touchを家庭で愛用しているのだとか。ちょっとした情報を検索したり、ニュースやブログを読んだり、音楽を聞いたり、といったカジュアルな使い型のツールとしてiPodTouchが人気なのだという。ふーん、モバイル機器としてではなく、カジュアルな用途向けのパソコンとして使っているわけね。それでiPodTouchのユーザーからはもっと「画面が大きければいいのにね」という要望が出ているということなんだろう。それならなんとなく分かるような気もする。
 まあそれはいいんだけど、僕の最大の関心は、飛び出すソフトキーボードが搭載されているかどうか。普段はつるつるペッチャンコのタッチスクリーンの画面上にソフトキーボードを表示すれば、キー間の境の部分が隆起したり、キーを押すと少しへこんだり、という触感がどの程度のものなのか。ブラインドタッチできるくらいのものなのかを確認したい。

Googleはゴア元副大統領を使ってリクルーティングしていた

Googled: The End of the World As We Know Itって本を読んでいるんだけど、アル・ゴア元米副大統領がGoogleのアドバイザー、コンサルタントになっていた時期があって、そのときに優秀なエンジニアリングの学生にゴア元副大統領がリクルーティングの電話をかけたことがある、って証言が入っていた。
 本当に天才的なエンジニアの学生って、有名校でも年に一人、二人しかいないもんなんだけど、Googleが非常に多くの天才的エンジニアを集めることができるのは、天才的なエンジニアリングの学生を狙い撃ちしているかららしい。
 自分の国の元副大統領が電話かけてきて「Googleは君のような優秀なエンジニアを必要としているんだ」って言われたら、もう舞い上がってGoogleに入っちゃうよな、そりゃ

「ネットブックの時代は終わった」とBBC。それとブログとマスメディアの立場逆転について

 ガジェット好きの人ならもう既に気づいていることだろうけど、あの英国BBCがそう言うので、とりあえずメモ。BBCが「ネットブックの時代が終わった」と主張する根拠は、簡単に言うと、人々のガジェットの利用の仕方が変わった、ということと、モバイル機器がネットブックの領域に侵入してきた、の2つ。
 人々がビデオの編集とかにも興味が出てきているんだけど、ネットブックでは力不足。一方で、ちょっとしたメールの返信やウェブの確認なら、iPhoneのようなスマートフォンで十分。ネットブックが非常に中途半端な立ち位置になっちゃったってことだ。
 それとユーザーの用途も多様化してきていて、その多様化に合わせた専用端末などのほうが人気になってきている。例えばAmazonのkindleとか。
 まあ確かにそうだろうな。と思いますです、はい。

 ところでこの記事を読んで、へえーと思ったんだけど、この記事、ブロガーがこう言ったということが核になっている。

The small portable computers were popular in 2009, but some industry watchers are convinced that their popularity is already waning.  "The days of the netbook are over," said Stuart Miles, founder and editor of technology blog Pocket Lint.


 

 ブログの情報がベースになっているんだ!

  これまでよく「ニュースソースは既存報道機関で、ブログはそれを論評するだけ」と言われたもんだけど、この記事ではニュースソースがブログで、BBCはそれを論評する形を取っている。ブログのほうが書き手が多いし、ニッチで専門性の高いブログがどんどん出てきている。一方で既存報道機関は人手不足。だから立場が逆になってきているんだろうなあ。興味深い現象。

来年から僕はこの方向に進みたいと考えています

 「独立してどうするんですか」ー。「脱ジャーナリスト宣言」もしたということもあり、いろんな人からこの質問を受ける。まだ具体的に動き出していないことも多々あるので、今言える範囲で「僕は来年からこんなことをしたいと思っています」というような話をしたい。

 まずは自分は何をしたいか、何をすべきか、という話から。つまり自分の今後のライフワークについて。
 日本とアメリカのメディアが取り上げる産業界のニュースを見ると、はっきり分かるのだけど、日本は今だに重厚長大産業の記事が多く、アメリカは GoogleやAppleなど情報産業の記事が多い。明らかに日本は工業社会の最終段階を通過しつつあり、アメリカは既に情報社会の中に入っているのだ。それでもいいのだけれど、でも工業社会的な「モノづくり」はいずれほとんどすべてが中国や台湾に移行していく運命にあるんじゃないだろうか。そのときがくるのを待つ前に、日本の一部企業は情報社会的な「モノづくり」が得意分野になるように進化していかなければならないんじゃないのか。そんな風に考えている。

 では日本の情報社会への移行に関し、微力ながら自分は何ができるのかを考えたときに、自分ができること、すべきことが2つあるように思っている。
 1つは、世界の情報社会の波を日本の読者に伝えること。
 もう1つは、情報社会の共通言語が英語になり、インターネットにより物理的な壁が取り除かれた中で言語の壁が最後の壁となっている状況の中で、若者の英語力を向上させること、だ。
 それが自分の今後のライフワークではないかと思っている。

 さてそのライフワークを実践するために、自分は具体的に何をすべきか。またどうすれば、自分の生活を支えながら、この目標を達成できるのか。
 具体的事業の核はメディア事業である。情報社会の中で、核になるのはやはり情報を取り扱うメディアだと考えている(必ずしも今のメディア企業ではない。というか従来型メディア企業が、今後求められているようなメディア企業へと進化することはかなり難しいんじゃないか)。ただし情報は限りなく無料に近づくのだろうから、メディアの周辺に収益性の高いビジネスを持つべきだと考えている。
 景気の動向を考えれば、ビジネスは常に2種類、同時に運営したい。1つは企業向け。もう1つは消費者向けである。
 企業向けは、コンサルティングや、顧問、アドバイザー事業、講演、調査、メルマガ発行などである。テーマ、専門分野は、これまでの依頼を見れば、オンライン・マーケテイングの領域になりそうである。とはいっても、広告会社寄りのオンラインマーケティングではなく、テクノロジー寄りのオンラインマーケティングを得意分野にしたいと考えている。
 一方、消費者向けは、英語学習に関する出版、講演など。アプリ、サービス開発なども手がけたいと思っている。

 取りあえず個人として活動するが、友人のオカッパ本田くんと協力し合っていきたいと考えている。いずれは、より多くの仲間と同じ目標を共有し、協力し合えるようになりたいとも思う。

 ということで2010年は一生懸命がんばります!みなさん、よろしくお願いします。

やっぱり独立して正解だった

 もちろんオファーをたくさんいただいて生活していけそうな感触をつかめたからということもあるにはあるけれど、それだけじゃない。いやそれ以上に自分の気持ちの有り様が、独立を決めてから大きく変わったように思う。
 実はここ数年、なぜか気持ちが沈むことが多かった。客観的に見れば、不満なんか持ちようもない恵まれた環境だった。名前のある企業での安定した仕事、幸せな家庭・・・。フーテンのような生活をしていた20代から30代とは、天と地のように恵まれた環境だった。文句の言いようがない。文句を言えばバチが当たるとさえ思っていた。
 それでも一人でいるときは、ほとんどいつも沈んでいた。多分自分はネクラなんだろうと考えていた。あまりにも一人で暗くなることに慣れていて、一人でいると自然と鬱の気分の方に向かおうとする癖のようなものまでできていた。

 それが独立を決めてからは、気分が晴れ晴れとした毎日を送っている。

 何が違うのだろう。
 多分、社会から求められているという感覚なのかもしれない。社会に貢献できるという感覚なのかもしれない。
 人は自分のために生きているだけでは、本当に幸せになれないー。どこかでそんな文章を読んだ記憶がある。どんなに生活が安定していようと、窓際社員のままでは本当に幸せになれないのだと思う。社会から求められるということ、社会に貢献できるということが、人を本当に幸せにするのだろう。最近、そんなふうに考えている。

Appleタブレットは1台600ドルで140万台売れる。ってまだ発売するって言ってないんですけど

 Piper JaffrayのGene MunsterさんがAppleタブレットは1台600ドルで来年1年間に140万台売れるだろうと予測している。Silicon Alley Insiderの記事。あのーちょっといいですか。Appleはタブレット型パソコンを発売するって一言もまだ言ってないんですけど。開発中とさえも言っていない。まったく何も言ってないんですけど。
 まあこんだけいろいろな情報が出てくるってことは、多分予想通り1月26日にサンフランシスコで発表になるんだろうけどね。
 僕が注目するのは、果たして画面にソフトキーボードを表示したら、キーの部分に凹凸ができてブラインドタッチが可能になるのかどうか。それに音楽や映画の楽しみ方がこのタブレットでどのように変わるのかってことかなあ。新聞、雑誌の表示に関しては、それほどびっくりするようなことはできないだろうから。

Googleの次の買収ターゲットはDSP=やはり広告業界に革命を起こしたいんだよ

Googleって何の会社かっていう質問に対しては、「検索の会社」という答えが一般的かも知れないけど、Googleの検索サービス自体は無料。収入減のほとんどは広告。しかも自分で運営する広告の仕組みで収益を挙げている。ということは実態は広告会社なんだと思う。
その証拠にモバイル広告のマーケットプレイスのadmobを買収したし、今度はDemand Side Platformの会社を買収しようとしている。 このDemand Side Platformってどんなタイプの会社かというと、米ClickZの解説によると次のような感じ。

  • A single system that connects to multiple ad exchanges and other media suppliers, accessed by a single user interface.
  • Campaign management tools to manually target or automatically optimize campaigns.
  • Automated bid management capabilities, often including real-time bidding.
  • Advanced analysis and "decisioning" about the value and desirability of ad impression opportunities.
  • Ability to capture and manage brand data and third-party data to improve targeting.
  • Control of budgets and campaign rates -- across all media sources.
  • Fully integrated reporting of campaign performance across multiple media suppliers.

 専門家のみなさんは、自分で英語をしっかり読んでいただくとして、あなたとわたしのような素人にとっては、「広告主側に立って、ネット上のほとんどの広告枠に対してリアルタイムで入札し、結果をリアルタイムで測定し、キャンペーンをマネージしてくれるツール」ぐらいの理解でいいと思う。

 広告枠って、メディア側と広告主が交渉して売買する場合もあるんだけど、それじゃ効率が悪いって場合は、代理店が多くの広告枠を束ねて、それを広告主に販売する場合もある。広告ネットワークなどと呼ばれるものがそれだ。日本ではこれが主流。広告枠を束ねるところと、広告主に販売するところに、代理店という人手がかかっている。

 それをさらに進歩させると、メディア側が余った広告枠をオークションに出し、広告主がそれを競売するという広告マーケットプレイスになる。米国はこれが主流になってきている感じ。ところが複数の広告マーケットプレースが存在するものだから作業が面倒になっている。そこで登場したのがDemand Side Platform。Demand Side Platformを使うと複数の広告マーケットプレースに対して、入札できるということらしい。

 Googleは最近いろいろな企業買収に乗り出しているんだけど、Wall Street JournalのAll Things Digitalによると、Googleの次の買収ターゲットはこのDemand Side Platformなんだそうだ。ちなみにターゲットになっている企業には、次のようなところがあるという。

If you want to bet, here are some M&A candidates to keep an eye on: Invite Media, MediaMath, DataXu, x+1, Turn and AppNexus. That last one would be particularly interesting, as former Google executive Michael Rubenstein, who was running Google’s AdX service until its launch, left the company to join AppNexus earlier this fall.

 

 で、Demand Side PlatformをGoogleが買収するってどういうことかっていうと、広告主とメディア企業を直接結び付けるってことなんだ。もちろん代理店による広告枠のバイイングや、キャンペーンの制作なんかがすべてなくなるわけじゃない。でも「別に代理店に頼まなくてもいいや、高くつくしさ」と思っているキャンペーンなんかは、全部取っていこうということなんだと思う。

 広告予算がオンラインに移行し、しかもこうした自動入札の方向に時代が動けばどうなるか。もしこれが時代の大きな潮流だとすれば、広告業界に今後何が起こるのか。

iPhoneでBluetoothキーボードを使うための脱獄アプリ登場

 MacBook Airを持ち歩くようになってそれほどニーズはないんだけど、以前はiPhone用のBluetoothキーボードが欲しくて仕方がなかった。てゆうかBluetoothキーボードはたくさん市販されているので、iPhoneでそれを使えるようにしてほしくて仕方がなかった。なぜAppleはそれを認めないんだろう。
 僕と同じように考えている人は少なからずいるみたいで、ついにBluetoothキーボードの使用を可能にする脱獄アプリが登場した。僕自身はキーボードに対する
ニーズがなくなったし、脱獄アプリを使ってiPhoneが不具合を起こすようになったら面倒なので、使う気はない。でもどうしてもほしい人はご自身の判断でどうぞ。

 脱獄アプリってどのようにしてダウンロードするのか知らないけど、アプリの説明はここにあります。

tweetがなぜ「つぶやく」になったのか。イメージ暗いだろ

 時事通信社での勤務も残すところ2日の湯川なんですけど、会社の先輩で長年英文部長をつとめた英語の達人のジェントルマンから、「おい湯川、どうしてtwitterのtweetがつぶやくって訳されてるんだ」と質問された。だれか知ってます?
 確かにtweetっていうのは小鳥のさえずりの音で、楽しい、おしゃべりのイメージ。ところが日本語の「つぶやく」は、一人でぶつぶつ言う変な人っぽいイメージ?があるんじゃなかろうか。なんかイメージ暗いなあ。
 最近では「つぶやく」より「tweet」が一般化してきているということで、まあいいんだけど、どうして「つぶやく」になっちゃったんだろう。年末で、しかも退社、しかも年明けからの打ち合わせが洪水のごとくある中で、こんなどうでもいい話でエントリーを書いてしまいました。

リアルタイムのウェブ解析ツール3種

 リアルタイムウェブの時代になってきたので、ウェブ解析もリアルタイムで行いたい。Twitterでのどの発言がどのようにペイジビューを伸ばしているのか知りたい。
 そんな風に考えていたら、やはりいろいろリアルタイムのウェブ解析ツールが出てきているもよう。時間があるときにどれがいいのか調べてみたい。まだどれも使ってません。まずは自分用(そしてこうした情報を求めている人用)にメモ。

 

Clickyは、Twitter解析に加え、短縮URL対応ということろが、いかにも今風。ドメイン名からだと思うけれど、社名で解析できたりするようだ。これいいなあ。
やはりどのような情報がどのような企業の情報ニーズに合っているのか分かるのって、僕のように調査、コンサルを中心にしたいと思っている人間にとってはありがたい。でも有料。

 GoSquaredって会社のLiveStats。これは有料なんだろうか。要調査。  Chartbeatは有料みたい。フラッシュ使ったり、ヒートマップ使ったり、おしゃれな感じだなあ。

一番の期待がfootprint。無料なんでGoogle Analyticsと併せて使えばいいかも。 

 

だれか使っている人がいたら使用感とか、お教えください。

Appleタブレットで仮想キーボードを表示すると画面に凹凸が現れる(うわさ)

 Appleの中の人でさえも「Apple Insiderの情報収集力はすごいね」と言うApple Insiderが、Appleが申請した特許の書類の中から、タッチスクリーンに凹凸をつける技術の特許申請を見つけてきた。
 何のための凹凸かというとそりゃあなた、ソフトキーボードを表示した際に、指先でキーを確認できるようにでしょ。

 普段はiPhone同様になめらかなスクリーンだけど、ソフトキーボードを画面上に表示したときに、キー間の境目の部分が少し隆起し、となりのキーを打ち間違えないようになるんじゃないか。

"The articulating frame may provide key edge ridges that define the boundaries of the key regions or may provide tactile feedback mechanisms within the key regions," the application reads. "The articulating frame may also be configured to cause concave depressions similar to mechanical key caps in the surface."

 特許書類ってわざと難し目の表現を使って、どういうことか分からないようにすることがあるんだけど、この文章もちょっと分かりづらい。キーの境界線部分が隆起したり、キーを押したときに少し下がる触感があったりする、ってことなんだと思う。

実際に触ってみないと分からないけど、タッチスクリーンでブラインドタッチも可能になるんじゃないか。

 ニューヨーク・タイムズによると、「スティーブ・ジョブズはタブレットの出来に非常に満足している」という証言があるし、「タブレットとのインタラクションに驚くと思うよ」という関係者の証言もあるけど、これは本当に驚き。

 発表がサンフランシスコで1月下旬にあるという憶測が流れているんだけど、本当にこんなのが出るのか楽しみ。一方で、これが出ちゃうと、ほかのタブレットって全部売れなくなったりしないだろうか。

 少なくとも、この特許を申請していること自体は事実っぽいので、1月発表といわれるタブレットに搭載されなくても、いずれ何かの機器に搭載されることにはなるんだろうなあ。

【関連記事】

Appleのタブレットは年明けにお目見え?

お仕事いっぱいいただきました。ありがとうございました。

 

お仕事、チョーダィ!というエントリーをアップしたところ、この不景気に関わらず大変多くのお仕事のオファーをいただきました。本当にありがとうございました。とてもすべてをお受けできる状態ではありませんので、とりあえずオープン記念の特別セールはこれで終了にさせてください。
 とはいっても通常価格での講演、コンサルティング、顧問契約は今後も募集を続けますので、ご要望は引き続きお寄せください。

 ありがとうございました。

Sports Illustratedのタブレット試作号のビデオ

 海外の話なんだけど、タブレットPC向けのいろいろなデモが登場し始めた。
 アメリカのスポーツ誌「Sports Illustrated」もYouTubeにタブレット向けコンテンツのデモをアップしている。まあ操作感はiPhoneの大きい版てな感じなんだけど、面白いと思ったのは実際にテレビでスポーツの試合を見ながら、今後の展開の予想などのゲームができることろ。テレビを見ながらパソコンやケータイする人がいるけど、タブレットになればもっと自然に、多くの人に受け入れられるような気がする、確かに。

 

 雑誌社もこういったコンテンツを用意し始めたんだから、2010年はいよいよ電子書籍が世界的に普及を始める年になるかも(日本だけ取り残されるかもしんないけどw)。

Appleのタブレットは年明けにお目見え?

 米AppleがサンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsのイベント会場を抑えたっていうことだけで、タブレットPCの発表が行われるんじゃないかって、欧米のブログや報道機関が騒いでいるという話。
 Financhial TimesのTechblogが「独自情報」って自信たっぷりに報じているところによると、1月の下旬の数日間を抑えたんだって。
 でも分かったのは、それだけ。
 タブレットの発表って証拠はどこにもないんですけど。
 それでもこの記事によると、Piper JaffrayのアナリストがAppleが1月にイベントを開催する確率は75%、そこでAppleタブレットが発表される確率は50%としている。

 

その程度かよ!

 でもSilicon Alley InsiderのApple To Demo Tablet In January, Asks Developers To Get Apps Readyという記事が業界筋の話として伝えたことろによると、Appleが一部開発者に対して来月のデモ向けにアプリを開発するのならフルスクリーンの解像度に合わせて開発することを勧めた、と情報もあるという。

Apple has been telling some app makers to prepare apps for a demo next month, according to this source. "They've told select developers that as long as they build their apps to support full screen resolution -- rather than a fixed 320x480 -- their apps should run just fine," our source says.

 1月下旬か。Appleがタブレットを正式発表したら、ほかのメーカーが売り出そうとしているタブレットPCの買い控えが起こるんじゃないかなあ。Appleに対する期待ってかなり大きいから。
 日本のメーカーが対抗したいのなら、日本独自のコンテンツで勝負するしかないと思う。日本のメーカーって日本の音楽会社や出版社なんかと話を進めていたりするのかなあ。

Google Phoneは招待制で1月5日発売というウワサ

 

米Engadgetによると、Googleが自分の思うように開発し、自分のブランドで発売するとされているいわゆるGoogle Phone、正式名称は「Nexus One」が1月5日に招待制で発売になるもよう。
 招待制?なんだそれ。
 多分一斉販売には生産が間に合わないので、できた分からとりあえず開発者向けに販売していく、ということなんじゃないかなあ。だってスマートフォンの競争の場所って、スペックやデザインということより、どれだけいいアプリが揃っているのか、というところに移行しているから、最新のスペックやOSをベースにできるだけ多く、優れたアプリを開発者に開発してもらいたい、ってGoogleは考えるんじゃなかろか。分かんないけど。

 それでEngadgetにはスペックも記載されています。

  • Android 2.1
  • 11.5mm thick
  • 512MB RAM, 512MB ROM, 4GB microSD in-box expandable to 32GB
  • 5 megapixel camera with mechanical AF and LED flash
  • HSPA 900 / 1700 / 2100, 7.2Mbps down and 2Mbps up -- in other words, yes to T-Mobile 3G and no to AT&T 3G, though you'll still be fine on EDGE
  • 3.7-inch WVGA AMOLED display
     

 僕自身はこうしたスペックにはあまり興味がない。だってスペックがいいから売れるようなものでもないと思うから。
 どのような使い勝手、かっこよさ、ライフスタイルと、提供できるのか、っていうことがGoogle Phoneの成否を決めると思うので、こればっかりは発売されて、どのような感想がネット上に上がってくるのかを待つしか分からないことだと思っている。

ネットブック販売台数倍増だけど上限は市場の2割=米調査会社

 米調査会社DisplaySearchにおると、2009年のネットブックの販売台数は3330万台になる見通し。2008年は1640万台だったからほぼ2倍。
 やっぱり売れているんだ。
 ネットブックを含むポータブルPCの台数ベースの市場の伸びが11.7%というから、ネットブックのひとり勝ち状態。
 この傾向はしばらく続くんだけど、ノートブックPC市場におけるミニノートのシェアは2011年に約20%に達したあと、減少し始めるという予測。その理由としては、大きめ高めのノートPCの性能が上がる一方で、価格が低下してくるから、としている。
 僕自身、去年はその低価格にひかれてネットブックを購入したけど、やっぱりそのパフォーマンスには不満があった。その一方でMacBookの価格が下がってきたので、MacBook Airを購入した。ま、同じようなことが一般的なユーザーにも起こりますよっていう予測なのかも。そう考えると、まあ納得。

ネタ元:Softpedia Netbook Shipments Grew by 103% Year over Year

米でネットTVが本格的に普及し始めたもよう。この流れが日本にきたら地デジっていらなくね?

 ネット接続のある家庭なら、1万円くらいのセットトップボックスを購入し、月々1000円くらいの映画見放題のサービスに加入し、最新の映画はペイ・パー・ビューで見る、というテレビ、映画の視聴の仕方がアメリカのほうで急速に普及し始めているようだ。
 インターネットTVで急成長しているRevision3のCEOが、2010年はインターネットTVの時代だ、みたいな感じで自信たっぷりにブログに書いているし、Silicon Alley Insiderも来年の予測の1つとしてネットTVの普及を挙げている
 もしこの流れが2010年中に日本に押し寄せたら、2011年の地デジってどうなるんだろう。「地デジっていらなくね」みたいな流れになりはしないか?

 映画見放題のサービスとしてはNetflixと いうのが以前からあった。月8ドル99セントというから1000円弱で見放題。もともとはネットで予約、郵便でDVDを受け取る、みたいなサービスだった んだけど、ネットを通じてパソコンなどでも見れるようにもなっている。
 それでも「パソコンは前かがみで見る、テレビはうしろにリクライニングした状態で見 る。ネットでテレビ番組や映画を見るという視聴方法はそんなに普及しない」と言われていた。
 それならネット接続されたテレビで見ればいいじゃん、というこ とで発売され、人気が出ているのが、Roku(「ろ くー」と発音するみたい)というセットトップボックス(自分たちではデジタル・ビデオ・プレーヤーって言ってるけど)。79ドルと格安な上、接続、設定が 非常に簡単なので、かなり売れ始めているもよう。FlickrやFacebook Photosなどのネット上の写真を見れたり、Revision3など、人気のビデオサイトなんかも視聴できる。
 Rivision3ってIT系のビデオ番組なんかが見れるんで、アメリカのブログ界隈では結構話題になっている。それにNetflixのメンバーなら高画質のテレビ番組や映画がオンデマンドで見ることができる。
 ただNetflixって、見放題なんだけど、最新の映画なんかはリストに入っていなかったりする。でもRokuのプレーヤーだとAmazon Video on Demandで最新の映画やテレビ番組をストリームで見ることができる。ちなみにHarry Potter and the Half Blood Princeは2ドル99セント(300円弱)で見ることができる。テレビ番組は1ドル99セント(200円弱)ぐらいで見られるようにしてあるのがあった。
 Rokuも人気があるみたいなんだけど、同様のデバイスでちょっと話題になっているのが、Boxee Box。
 Silicon Alley Insiderは次のように来年を予測している

- Prediction #2.   The Boxee Box will make a big splash at CES, and will see significant consumer adoption in 2010.

The living room broadband software/hardware play also shows clarity next year - with Netflix doing the best job of having one foot in a physical delivery system (dvds) and one foot in digital delivery to the flatscreen. On the hardware side, Roku cotinues to do well - but I'd put my money on the hardware/software combo of the Boxee Box that will debut at CES this year. The Boxee Beta launch in Brooklyn was an adrenaline fueled shindig of alpha geeks - looking to be part of the future of web media. As long as Boxee can keep them on the team - they'll remain the frontrunners in the web video 'browser' space.

 Boxee BoxがCESで大きな反響を呼び、消費者にかなり普及するだろう、って予測。「ウェブメディアの未来になる可能性がある」って、すごい褒め方。どんなデバイスか、よく分からないんだけど、見た目はこんな感じ。  

 この流れが米国以外にも広まるとすれば、コンテンツメーカーとして今すべきことは画質のいいビデオを撮りためておくことかも。今のネット向けに作られた動画って、テレビでは見るに耐えないから。

  もちろん放送という「受け身の視聴形態」も残るんだろうけど、今以上にオンデマンド視聴も増えるんじゃないだろうか。受け身の視聴も、自分の趣味趣向に あった動画が自動的に並べられて、それを視聴するという、オンデマンド視聴と受け身視聴の中間のようなものが主流になりはしないだろうか。

シリウステクノロジーズのアドローカルが米で正式スタート

 おおスゲッ!英語の記事になってるじゃん。 thewherebusiness.comの「Cirius launches AdLocal」という記事。
 がんばれ!日本のベンチャー企業。

After several months in beta, Cirius Technologies has officially launched AdLocal - the world's first self-serve, location-based mobile advertising platform.

 世界初のセルフサービスのロケーションベースのモバイル広告プラットフォーム。いいねえ。

 Cirius has signed up several iPhone publishers with multiple applications.

 おお、iPhone上のサービスプロバイダ数社と契約したみたい。

 もちろんアドセンスなんかでも「渋谷」というキーワードに関連づけられた広告主の広告が出るようになっている。でも住所なんかに渋谷って入っていたりするだけで、関連広告として表示されたりする。ところがそれはあくまでも地名に関連した広告。住所にその地名が入っていなかったりすると、たとえ近所であったとしても表示されなかったりする。反対に現在地が渋谷駅だったとしても、渋谷区の端の店の広告が表示されたりもするかもしれない。
 でもアドローカルは、純粋に位置情報をベースに近くの店なんかの広告を表示することができる技術。関連広告を表示する上で、現在地からの距離が重要な要素になる。仕組み的にどちらが役に立つかというと、やはり実際の距離をベースにした広告なんだろうなあ。

 そういえば昨日の夜のジオ忘年会でシリウスの宮澤さんとちょっとだけ話した。結構USに力を入れているようなことを言っていた。がんばれ!

【関連リンク】 株式会社シリウステクノロジーズ

動画周りの技術の進化と広告の未来

 単純な「動画」+「広告」に未来はないとしても、表現力ということでは動画ってやっぱすごいから、動画周辺の技術が進歩すれば、動画が広告の重要なプラットフォームのは間違いない。
 例えば、このリンク先にあるReebokの動画。動画の中で出てくる製品と連動されて動画の右側のショッピングカートの中身が増えていくようになっている。この動画はブログへの埋め込みも可能なんだけど、このブログに貼り付けると右側のショッピングカートが表示されないので、あえてリンクだけにしました。

 Brightcoveの須賀正明さんによると、時間軸に合わせて周辺のページの情報を変更したり、動画の中にリンクを埋め込むことも可能なんだそうだ。マウスオーバーすれば特定の情報を表示させてりもできるのだという。
 日本でも動画を使ったアフィリエイトの試みが始まっている。
 楽天とか。
 こうした動画をSaaSとしてサポートするのが、Brightcoveの新しいビジネスモデル。日本ではまだ始まって1年半ほどだが、世界的には利用が広まり始めたようだ。
 Reebokのようにショッピングカートまでついた動画をブログに貼り付けることができるようになれば、かなりアフィリエイトの効果が上がるんじゃなかろうか。
 また動画の中の製品を自動で認識し、タグづけし、関連する広告を自動で表示できるようになれば、すごいことになるんだろうなあ。
 テレビメディアの未来を占う上でも、動画周りの技術革新は要注意。技術革新は必ずウェブで先行する。それをテレビが追うようになる。テレビの未来が知りたければ、ウェブの動画の今を追い続けるべきだろう。

【関連記事】 Brightcoveがビジネスモデルを変更していた=動画+広告は成立しないのか

Brightcoveがビジネスモデルを変更していた=動画+広告は成立しないのか

 一時期YouTubeの対抗馬として注目していた米Brightcoveなんだけど、ビジネスモデルを変更していた。知らなかった。
 Brightcoveって、どちらかといえばプロやセミプロのための動画共有サイトって感じで、当時はネタが多かったYouTubeとは一線を画して質の高さを強調している感じがした。メディア業界関係者で「YouTubeはちょっとね」という人は、「これが21世紀のテレビの形かも」とBrightcoveに期待を寄せていたものだった。  でも「良質のYouTube」「良質の動画のマーケットプレイス」という感じのビジネスモデルはうまくいかなかったようだ。

 

テレビコマーシャル的な「動画+広告」のパッケージングは、少なくともデジタル情報革命の過程のわれわれが今、通過しているこの時期においては成立しない、ということなんだろう。
 日本法人の須賀正明さんにお会いする機会があったので、いろいろ意見交換させていただいた。なかなか刺激的で面白かった。
 やはり「いいコンテンツには広告がつく」というわけにはいかなかったようだ。一生懸命いいコンテンツ作りにせいを出しているメディア業界の人たちには申し訳ないんだけど、これがこの時点での現実のようだ。

 何が問題なのだろう。広告主がネット上の動画に理解がないからなのか。
 広告主がよりネットに軸足を移せば、いずれ「良質のコンテンツマーケットプレイス」は成立するのだろうか。
 それともコンテンツと広告をパッケージングするというビジネスは、もはや成立しないものなのか。
 憶測だけでモノを言うと、広告主がネットに軸足を移すようになっても、その時点で広告主がネット広告に求めるものは効果測定だと思う。だから「効果があるのかどうか分からないけど、良質のコンテンツなんだし、広告を出稿するか」というような流れにはもはや戻らないような気がする。
 じゃあ、世の中すべて広告効果が出るコンテンツだけになってしまうのだろうか。そうなると、広告効果狙いの質の低いコンテンツでネット上があふれるようになってしまわないだろうか。  さらに根拠がなく希望的観測の話をさせてもらうと、そうはならないと思う。
 良質なコンテンツビジネスが広告をビジネスモデルとして成立するような気がする。今はその兆しが見えるどころか気配さえ感じないけど。キーワードはソーシャルだと思う。はっきりしたことが言えずにゴメンナサイ。
 さてデジタル情報革命のこの時点を通過中のBrightcoveの今のビジネスモデルは、それはそれでおもしろい。
 次のエントリーで詳しく説明したい。

Firefox3.5は世界で一番普及しているブラウザ(瞬間風速的にね)

The Next webの Firefox 3.5 is Now the World’s Most Popular Browser という記事から。
 ブラウザのブランド別じゃなくてバーション別ということと、マイクロソフトのIEのバーションの切り替え時期という要素を考慮しないとね。IEの新バージョンが今後急速にシェアを伸ばすものと思われ。
 でも瞬間風速的とはいえ、ここまで普及してきたってある意味評価に値するかも。

来年から情報は人間関係を通じて流れるようになる(気がする)

 検索の時代からソーシャルメディアの時代になれば、情報は人間関係を通じて流れ出す。
 それは当たり前のことなんだけど、Facebookが米Yahoo!と協力体制に入ったり、GoogleがTwitterと協力体制(こっちはどの程度、強い関係かまだ読めないけど)に入ったりしたので、そろそろ来年には情報の流れ方が本格的に変化し始めるのじゃないかと思っている。

【関連記事】
ID戦争勃発?米YahooはFacebookと、 GoogleはTwitterと連携
TwitterとFacebookの時代がきた
Facebookの暴走を止めることができるのはTwitter+Googleのみ

 まずはどんな風な形になるのかというと、検索エンジンのほうでユーザーの友人関係(followしている人、followされている人)を把握し、その友人の間で人気の情報から上位に表示されるようになるんじゃないかと思う。僕が検索エンジンを設計するなら、そうする。
 ニュースを検索するなら、友達の間で人気のニュースが検索結果の上位に表示されるようになる。僕ならIT、Web関連の友人が多いので、IT関連のニュースが上位に表示される。レストランを検索するなら、友人のつぶやきの中に出てきたレストランが上位に表示されるようになるんじゃないかな。
 来年中にそうした「ソーシャル検索」機能が実装されるようになっても、僕は驚かない。
 Twitterは、データをいろんなところに開放していくことを宣言しているので、いろんなサービスで友人関係をベースにした情報の見せ方というものが出てくるんじゃないかな。
 そうなったときの広告、マーケティングメッセージは、どのようなものになっていくんだろう。
 ユーザーがつぶやきたい、と思うような情報ってどんなもんなんだろう。多分、お得情報とか、ということになるんだろうか。iPhoneアプリで「本日だけ無料」という情報がRTされて、どんどんバケツリレー式に情報が拡散されていく、ということがあるけれど、そんな感じの情報の出し方っていうものを考えていかないとだめなんだろうなあ。

【再掲】Appleが地図のエンジニアを募集(していた)次期iPhoneの目玉は地図だと思う根拠

 過去に軽く触れたんだけど、自分でもどのエントリーに書いたか分からなくなってたし、いろんな人から驚きのリアクションをいただいたんで肝心な部分を再掲。

 募集のページへアクセスすると「This job is no longer posted(もうこのポジションは埋まりました)」って表示に変わっているけど、11月の末には確かに募集していた。この募集要項の書き方から、次期 iPhoneの目玉の1つは地図になるって思うし、これから位置情報関連のサービスがホットな領域だと思うようになったんだ。
 ネタ元は米Softpediaの記事
 僕もその時点で確認したんだけど次のような記載があった。

The iPhone has revolutionized the mobile industry and has changed people's lives and we want to continue to do so. We want to take Maps to the next level, rethink how users use Maps and change the way people find things.
iPhoneはモバイル業界と人々のライフスタイルを一変させたし、われわれはこの変化を継続させたい。そこで次は地図を次のレベルにまで持ち上げたい。人々の地図の使い方、物の見つけ方を変えるような変化を起こしたい。

 Softpepiaの記事には、このほかの記載も残っている。

The iPhone and iPod touch Maps team is looking for a proactive and hardworking software engineer to join our team

 もちろん本社での募集で、proactiveというのは「能動的」という意味で、言われたことだけやるんじゃなくて、自分からどんどん提案してくれるような人を募集しているということだ。

Now with iPhone OS 3.0, the MapKit framework allows any developer to embed a fast and easy to use map right in their application. In addition to the Maps application and MapKit framework, the Maps team is also responsible for the new Compass application as well as other location-based services (LBS) on iPhone and iPod touch

  MapKitってよく知らないけど、マップのAPIみたいなもんなんでしょう(間違ってたら教えて)。地図をアプリの中に簡単に取り込めるようにするもんらしい。マップのチームの管轄の範囲は、iPhoneの純正地図アプリと、そのAPIを使った他社アプリ、それに電子コンパスを使ったロケーションベースのサービスになるようだ。

“We want to take Maps to the next level, rethink how users use Maps and change the way people find things. We want to do this in a seamless, highly interactive and enjoyable way. We've only just started.”

 地図を使って身の周りの情報を見つけ出すまったく新しい方法を編み出したい。シームレスでインタラクティブで楽しい方法を編み出したい。この目標に向かってまだ動き出したばかりだ。ってことは、これからガンガン進化しますよ、という宣言なんでしょう。

 開発プロセスの詳しいことが分からないので、次期iPhoneの地図サービスがどの程度のものになるのかは分からないけど、少なくともAppleが地図ビジネスに力を入れていることがこの募集から分かると思う。
 またAppleが夏に買収したPlaecebaseという地図の会社は、地図にいろいろなデータを組み込む技術を持っている会社。確かにいろいろなデータが組み込まれるようになればすごいと思う。

 僕ならどんなデータを組み込みたいかというと、カフェの店舗情報。スターバックスのサイトの店舗一覧のページからボタン1つで全店舗の位置が地図に張り付けられて、自分の現在地との関係がいっぱつで分かれば便利かなと思う。あとは電源がある銀座ルノアールの店舗の情報も地図に貼りつけたい。
 それに電車移動が多い平日は、地下鉄やJRの駅をよりはっきり表示することができればうれしい。訪問先の会社の場所を検索すれば、最寄り駅がハイライト表示され、最寄り駅が複数ある場合は、それぞれの駅のところにそこまでの時間と料金が表示されれば、どの路線で行けばいいのか視覚的に分かれば便利だと思う。
 また週末は高速道路などの表示をはっきり表示されるようにボタン1つで切り替えることができればいいと思う。さらに目的地のインターチェンジのところをタップすれば、そこまでの週末ETC割引の料金が表示されれば、すごいと思う。

電子ブック端末はおもてなしが勝負。って当たり前だけど

 電子ブック端末は来年から一気に普及するって言ってるんだけど、割と多くの人から「本当っすか」という懐疑的な反応を受けることが多い。そこで僕の主張をもう一度整理しておきたい。
 電子ブック端末が来年から本格普及すると思われる理由は2つ挙げられると思う。
 1つは、電子ブック端末、もしくは電子ブック端末としての利用が可能なデバイスがめちゃくちゃ多く発売されるから。【参考記事】EeePCのAsutekも、Dellも、タブレットPCデビューか ビッグローブ、Android端末を利用した「クラウドデバイス」事業を開始へ
 2つ目の理由。AppleがタブレットPCを発売するとみられるから。来年の夏前の発表じゃないかって言われてたんだけど、最近は早ければ3月の発売という情報もある。【関連記事】アップル、タブレットMacを3月に発売予定?
 で僕がどちらの理由を重要視しているかというと、実は2のほう。自分自身触手が動くかどうか考えても、やはり2で触手が動く。物欲が動く。
 なぜならタブレットという形状を求めているのではなく、タブレットPCが提供してくれるであろうエクスペリエンスを求めているから。どんなエクスペリエンスかというと、iPhoneやiPod Touchのように、情報が見たいと思ったときにすぐに見れるというエクスペリエンス。GoogleのChoromeOS搭載のネットブックは7秒という驚異的な立ち上がりの速さを実現するみたいけど、7秒でも遅すぎ、1秒前後で立ち上がってほしい、というような使い方ってあると思う。それを実現してくれたのがiPhoneやiPod Touch。そのエクスペリエンスのまま、もっと大きな画面になってほしいと思うわけだ。さらにいえば、Appleは、iPhoneやiPod Touchのエクスペリエンスを超えるエクスペリエンスをタブレットで実現してくれるのではないか、という期待がある。だからAppleのタブレットを購入したいと思っている。

 このエクスペリエンスって言葉、日本語で「経験」としてしまえば、何のことやら分からなくなる。なかなかいい訳語がなく、中島聡さんが、「おもてなし」という言葉で表現している。【参考書籍】おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)
 そうAppleが強いのは、ハード機器だけじゃなく、その上に載るソフトやコンテンツ、仕組みまで全体をデザインし、全体を通じてユーザーを「おもてなし」しようとするからなんだ。だからスペックが高いのに安い端末が幾つ出ようと、あんまり関係ないと思う。
 だから日本のメーカーやISPがタブレットを販売したいのなら、この「おもてなし」にかなり力を入れないと難しいと思う。天気予報やレシピが見れる、程度じゃなく、もっともっと日本らしい「おもてなし」を実現できるようにしてほしいと思う。

Appleタブレット VS Kindle。実はKindleに興味あり

 これだけAppleのことをほめたあとでナンだけど、実は個人的にはAppleタブレットよりKindleが欲しい。なぜなら今僕が欲しいのは、英語の書籍を読むための端末。タブレットで映画を見たい、というニーズはあまり持っていない。そして本を読むという「おもてなし」に関しては、Amazonはハンパなく努力している。Kindleを読書の途中で電源を切って、移動中はiPhoneで同じ書籍を読もうとしたら、Kindleで読んでいたページが最初に表示されるという。すごいなあ。これでMac版Kindleが登場し、辞書ツールなどが搭載されれば、個人的にはもう無敵。  Appleは、電子ブックリーダーとしての機能にはあまり興味がない、という話をどこかで読んでことがある。ということで、電子ブックリーダーとしてはやはりKindleがおすすめということになると思う。

将来は最大のアプリ市場を持つところの勝ち

 でももう少し先の未来のことを考えると、タブレットPC、電子書籍リーダー市場の勝者は、最も大きなアプリ市場を持ったところになると思う。
 iPhoneのAppStoreを見ても、ハードじゃなくソフトとしての電子書籍リーダーがたくさん出てきているけど、今後もますます多く出てくると思う。それこそ辞書ツールが搭載されたソフト版電子書籍リーダーなんてほんとにすぐ発売されるようになるんじゃないか。自分の読書の仕方にぴったりの「おもてなし」を提供してくれるソフト版電子書籍リーダーを提供してくれるアプリ市場を持つのが、Appleになるのか、Googleアンドロイドになるのか。それともAmazonもソフト版電子書籍リーダーのためのアプリ市場を開設するようになるか。多様化する「おもてなし」をすべて揃えることができるのは、巨大なアプリ市場しかない。巨大なアプリ市場を制するところが、電子書籍市場を制する。電子書籍リーダーは「おもてなし」が勝負なのである。

iPhoneは来年、こう進化する

 米Fortuneの記事Next year's iPhoneから ネタ元は投資会社Piper JaffrayのGene Munster氏。来年発売の次期iPhoneはこうなる、という予測。
(1)ベライゾンから発売になる。
 そうですか、でもあんまり関係ない。
(2)電池が長持ち
 ポータブルのMacに長持ちする最新の電池が使われたらしいんだけど、それをiPhoneにも投入することで、一度充電すれば1日以上持つようになるという予測。
(3)おサイフケータイ搭載
 日本のFelicaが使われるのかどうかは分かんないけど。

 ここから僕の予測。
 夏に地図の会社を買ったし、秋には地図のエンジニアを募集したし、次期iPhoneの目玉は地図になると思っている。日本の業界内でもそんなうわさがちらほら聞こえてくるし。

SEOはもはや重要ではない?

 最近このブログのアクセス解析を見ていると、かなりの部分のアクセスがTwitter経由で来ている。検索経由のアクセスを大きく引き離しているのが現状。今後アメーバやグリーのTwitter風ミニブログが普及すれば、同様の影響がかなり広範囲なサイトに出ることは簡単に予想できる。ということは、検索エンジンの上位に表示させるための取り組みであるSEO(検索エンジン最適化)は、その有効性を失いつつあるということなのだろうか。
 そんなことを考えていたら、シリコンバレーの有力ブロガーのRobert Scobleさんの2010: the year SEO isn’t important anymore?を書いていたので面白く読んだ。
 やはりScobleさんもSEOの重要性が低下していると感じているようなのだが、その根拠が僕と少し違う。彼がそう感じるのは、例えば彼が住むHalf Moon Bayの寿司レストランを検索したところ、SEOをやってそうもない寿司レストランが検索結果の上位に表示されるのだという。SEOに取り組んでなくても上位に表示されるサイトが増えているというのだ。
 アメリカのGoogleでは、検索結果のページの真ん中にリアルタイムボックスとでもいうべきTwitterやGoogle Newsの検索結果が表示されるところがあるんだけど、そこはもちろんSEOでどうにかなるものでもない。

 でもそれ以上に従来からあるSEOだけではどうにもならないくらいにGoogleのアルゴリズムが進化しているのだと言う。

there’s something deeper going on. Google has built systems that aren’t Page Rank controlled anymore and are giving far better analytics to small businesses than they did a year ago. They know a LOT more about your behavior now other than you clicked on a link, even to the extent that they know whether you called that business or bought something and THAT is changing the skills SEO/SEM types need to have.
 より深いことが進んでいる。GoogleはPage Rankでコントロールされないシステムを構築した。1年前に比べ中小企業にとって、より優れたAnalyticsが提供されている。Googleはリンクをクリックするということ以上のことを知っている。どのお店に電話し、何を買って、とかいうことも分かるようになってきている。SEOやSEMの担当者に必要なスキルが変わってきているんだ。
new breed is going beyond just search engines to provide holistic systems that find and track customers not only on search engines like Google and Bing, but on social networks like Facebook and Twitter.

 検索結果を最適化するだけじゃだめで、検索エンジンに加えFacebookやTwitterのようなソーシャルネットワークを含むより全体的な取り組みというものが必要になってきてますよ、という話だ。

2010年、広告代理店、メディア、広告主はソーシャルメディアに向かう

もちろんこれはアメリカでの話。引き続きTechCrunchのインターネット広告の未来: メディアはもはやメッセージではない,人がメッセージなのだ の解説。

 Goldstein氏は、広告代理店、メディア企業、広告主が、それぞれ抱えている課題を指摘している。
 まずは広告代理店の課題。

 
  • 広告代理店たちは企業の便利屋としてこき使われることにうんざりしている。彼らは、メディアにデータを提供し て需要側プラットホーム(demand side platform, DSP)*になることによって、利益率を大きくしたいと望んでいる。たとえばIPGのCadreon部門やVivakiの”audience on demand network”はどちらも、クッキー交換やリターゲティング(re-targeting)データベースなどからの独自データの提供をねらっている。そう いう新しいデータを利用して既存のクリエイティブ資産のターゲティングを改善するだけでなく、代理店たちは毎回そのときだけで終わる“なにかすごいキャン ペーンアイデアはないかね“タイプのビジネスから卒業したいと願っている。消費者たちは、従来のオンラインマーケティングの、帯域を大食らいし、ホーム ページを乗っ取る「お邪魔虫」たちをますます無視するようになっている。ソーシャルメディアの平均的ユーザは、今では本物の人間からの本物のメッセージし か相手にしない。広告代理店は、多様なソーシャルグループによっていろんなやり方で共有され配布され、しかもブランドの基本的な価値を維持できるような、 低帯域の広告コンテンツの作り方を学ぶ必要がある。〔*: DSP, 精度の高いターゲット消費者/購買者像==需要者データを提供するプラットホーム。〕

 広告代理店は、ソーシャルメディア、コミュニティの中で、バケツリレー方式でうまく情報を流通させる方法を、なんとか編み出したいと考えている、というわけだ。

 次にメディア企業の課題。

パブリッシャー*は自分の上質なオーディエンスを自分のサイトの外部に安売りしたくない〔*: publisher, コンテンツや広告の掲載者、ページのオーナー〕。代理店は彼らの貴重な…営業コストのかかっている…オーディエンスを、クッキーデータのばらまきなどに よって、大量の広告在庫を抱える広告ネットワークにはした金で売り飛ばそうとするが、それはパブリッシャーにとってまったく割に合わない。それに対し上位 100ぐらいの有力パブリッシャーは、クッキーの消去を要求する消費者保護団体と提携してユーザの匿名化を図るだろう。ESPNやWSJは、すべてのユー ザがクリック直後に匿名化されることを喜ぶはずだ。これは、Googleのインデクスから自分のコンテンツを外したいと考えるMurdochの意図に似ている。情報の配布者がユーザのアイデンティティを情報の消費のコンテキストから切り離せるようになったら、“無料”配布の価値も大きく損なわれるだろう。

 これは、メディアサイトの運営者が広告枠の安売りにうんざりしているという話だ。広告主から直接広告出稿をもらえばそれなりの広告料金がもらえるのに、多くのメディアサイトは広告がつかないため仕方なしに広告ネットワークに広告枠を売っている。自分たちのコンテンツには自信があるのに、その自信あるコンテンツを広告ネットワークという仲介者が広告主に対して二束三文で売っている。確かにそう考えるメディアサイトは多いと思う。いまいましく思うものの、広告枠を空のままにしておくよりも、二束三文でもいいからいくらかの収入を得るほうを選択しているのが、多くのメディアサイトの現状ではないだろうか。
 一方で、広告ネットワークってクッキーというユーザー認識データを使ってユーザーがどのサイトのどのページをみたかという記録を集めることでターゲティングしてるんだけど、これってプライバシー保護の観点からどうよ、という意見がある。特に消費者団体が最近、うるさく主張し始めている。メディアサイトは、もともと広告ネットワークをいまいましく思っているので、この際、消費者団体の意向に沿ってユーザーのクッキーを消そうか、という動きが広まるんじゃないか。Goldstein氏はそう考えるわけだ。
 もちろん弱小メディアサイトは、自ら広告ネットワークの収入を諦めることはしないだろうが、大手サイトの間ではクッキーの使用を制限するという動きに発展するかもしれない。マードック氏のように、Googleに検索されないようにしたいという考えもあるくらいだから、クッキーを制限するという動きが出てきても不思議ではないかもしれない。
 でもそうなるとメディアサイトにとっては収入減になる。たとえ二束三文だといっても、不景気のさなかだし、もらえるお金はすべてもらいたいと思っていることだろう。だから別の、より効率的なマネタイズの手法を求めてソーシャルメディアに注目する、というのがGoldstein氏の予測である。

 そして最後に広告主が抱える課題。

広告主たちは自分自身のソーシャルグラフを作って維持する信認義務を認識する。これまでのソーシャルメディアはブラン ド(企業や製品)にとって、いろんなやり方をROIとは無関係に試せる遊び場(プレイグラウンド)だった。FacebookやiPhoneのアプリケー ションを作ったマーケターは、配布が無料ではないことを知る。そこで彼らはTwitterのアカウントやFacebookのブランドページを利用してス ケールアップをねらうが、しかしそのやり方をマーケティングのそのほかの部分に応用できない。一方消費者たちは、たえずブランド(企業や製品)のことをコ ミュニティでおしゃべりしているし、どの製品やサービスが好きだ嫌いだという声があちこちで飛び交っている。広告主たちが、このような対話に関する知識 を、それが生じているソーシャルネットワークの中だけに放置するとしたら、それはとても、もったいないことだ。むしろ必然的に今後の企業は、自分たちのブ ランドに関するすべての言及と、その発言者(とそのフレンド)たちのアイデンティティに関する情報を、自分自身のソーシャルグラフとして持つ必要に迫られ るだろう。

 広告主はこれまでもソーシャルメディアの中で企業アカウントを持ったりしていろいろ実験してきた。そうした実験でこれまでに分かったことといえば、情報を流すのって結構お金がかかるのね、という当たり前のことだけ。もちろん中にはかなりのfollower数を獲得した企業アカウントもあるにはある。でもそうした企業でさえ、そうしたソーシャルメディア内の活動を通じて得た消費者とのつながりを、マーケティングにどう活かせばいいのかまだ全然分かっていないのが現状だ。
 でも消費者はソーシャルメディアの中でいろいろな企業や製品の話をしているんだし、企業としても、もうそろそろソーシャルメディア内での活動を通じて得た消費者とのつながりを活かした、もっと有効なマーケティング施策に乗り出すんじゃないだろうか。Goldstein氏はそう考えている。
 では具体的に広告代理店、メディア企業、広告主は何をすべきか。Goldstein氏はこう提案する。

メディア経済においてこの変化に対応するためには、企業はFacebook ConnectやTwitterのAPIなどを組み込んだアイデンティティフレームワークを確立する必要がある。

 アイデンティティフレームワークというのは、オンラインのアイデンティティシステムという言葉と同じことを指していると思うのだけど、Twitterなんかでの「今なにをしている」という情報と、だれをフォローしていて、だれにフォローされているのかという情報のかたまりことをいうのだと思う。」
 広告代理店のシステムも、メディアサイトも、広告主のサイトも、FacebookやTwitterのデータと連携することによって、「今なにしている」という情報に沿った的確な情報やマーケティングメッセージが、そのユーザーの友人関係を通じて広がっていくような仕組みを構築すべきだと言っているのだと思う。
 そしてベンチャー企業は、この方向に時代が進んでいることを認識し、上に挙げた広告代理店、メディア、広告主の課題を解決するようなテクノロジーや仕組みの開発を目指すべきだ、ということだ。こうした課題を解決できたベンチャー企業は大きく成長することになるとしている。

 まとめると、状況からして時代はソーシャルメディアのマネタイズを求めている。バナー広告、ソーシャルゲーム内でのデジタルグッズ課金、の次のマネタイズの手法を求めているということだ。次のマネタイズ手法は、どう考えてもアイデンティティシステムを活かしたものになるのは間違いない。
 ベンチャー企業よ、ここを目指せ!
 いでよ、究極のソーシャルメディアマネタイズ手法!
 そういう主張のエントリーなのだと思う。

「コミュニティは儲からないからダメ」という考え方こそダメ

 僕は「すべてのメディアはソーシャルメディアになる、コミュニティになる」って言い続けてるんだけど、そうすると「いや、コミュニティって儲からないんだよ」という反論がコミュニティ運営者から寄せられることがある。「コミュニティを運営したことのないお前に何が分かる」という上から目線があったりするんだけど、僕からすれば、こうした反論が出るということは、この運営者が何のビジョンも持たずに運営していることの証拠だと思う。多分、たまたまコミュニティを始めて、たまたまある程度の規模に成長しただけなんだろう。
 特に従来型メディア企業の関係者に、こういうタイプが多い。自分たちの仕事はコンテンツを作ること。サイトを作ること。それをどうマネタイズするのかは、広告代理店の仕事、広告主の仕事で、自分たちの仕事じゃない。そう考えるから、ただ広告枠を提供するだけで、それ以外のことに頭を使おうとはしないのだろう。
 少なくともFacebookなどの新興オンラインメディア関係者はそんな風には考えない。コンテンツを作り、それをマネタイズする手法まで、自分たちでいろいろ試行錯誤を続けている。

 バナー広告を表示するという今までのやり方がソーシャルメディアの中では効果がないことは、ちょっと考えてみれば当たり前の話だ。
 今までのウェブって映画館のようなものだったから、映画上映の前に広告を流せばそれなりに効果があった。でもソーシャルメディアはパーティー会場のようなもの。お酒が入った上に、みんなおしゃべりやダンスに夢中で、だれも正面の舞台の上でスピーチしている人の話なんて聞いちゃいない。そりゃそうだろう。
 じゃあ、パーティー会場でどうすればメッセージを流すことができるのか、大音量を流して、おしゃべるを中断させる、という方法がある。ページにアクセスすると大きなスクリーンが開いてテレビコマーシャルのような映像が流れる、という広告手法がそんな感じだ。一度はみんな「あれ、なんだろう」と耳を傾けるかもしれないけど、何度もやると「うるさい!」とやじが飛ぶのが関の山である。
 情報を流したければもっと別の方法を考えなければならない。みんなおしゃべりしているだから、そのおしゃべりの中でバケツリレー方式で情報を流すということに、もっと知恵を絞るべきだろう。
 そしていい方法を思いついたところが、大きな利益を得ることができる。
 先を読める広告代理店は、その方法をいろいろ模索しているようだ。以下はTechCrunch日本語版のインターネット広告の未来: メディアはもはやメッセージではない,人がメッセージなのだ からの引用。

広告代理店たちは企業の便利屋としてこき使われることにうんざりしている。彼らは、メディアにデータを提供して需要側 プラットホーム(demand side platform, DSP)*になることによって、利益率を大きくしたいと望んでいる。たとえばIPGのCadreon部門やVivakiの”audience on demand network”はどちらも、クッキー交換やリターゲティング(re-targeting)データベースなどからの独自データの提供をねらっている。そういう新しいデータを利用して既存のクリエイティブ資産のターゲティングを改善するだけでなく、代理店たちは毎回そのときだけで終わる“なにかすごいキャンペーンアイデアはないかね“タイプのビジネスから卒業したいと願っている。  

 IPGやVivakiの手法を調べたわけではないので、どんなやり方かはよく分からないが、一部広告代理店はFacebookの暴走を止めることができるのはTwitter+Googleのみの中で書いたようなオンラインのアイデンティティシステムを使って、広告メッセージをバケツリレー情報網の中で伝播させていくことに注力し始めたようだ。

Facebookの暴走を止めることができるのはTwitter+Googleのみ

 昨日の「人こそがメディアになる時代」の続き。TechCrunch日本語版のインターネット広告の未来: メディアはもはやメッセージではない, 人がメッセージなのだは非常に多くの示唆に富む記事なんで、じっくりと考えて進みたい。

メ ディアはメッセージであり…..メッセージはメンバー(人)である。だからソーシャルメディアに関する議論は、アイデンティティの議論なしには成り立た ない。FacebookやTwitterのようなソーシャルネットワークの成長は、オンラインのアイデンティティシステムの成長ととらえなければならな い。この理論を軸として、さまざまな技術とビジネスのトレンドが収斂しつつある。

 このオンラインの アイデンティティシステムってなんだろう。多分日本ではTwitterを使っている人のほうが多いだろうから、Twitterを使って説明すると、それは「今なにしてる」に対する「つぶやき」であり、FollowerとFollowingのリストのことである。この「現状の申告」と「人間関係」のデータを 使って、適切な情報が適切なルートを使って流通するようになる。例えば、GPS情報が「渋谷」、つぶやきが「ラーメン食べたいなう」、それに友人のリスト という情報に対し、渋谷でその友人たちに人気のラーメン店の広告を出せば効果がある、ということだ。
 もしくはインフルエンサーに情報を投下すれば、その人の人間関係を通じて情報が拡散していくバケツリレーのような情報流通網のことでもあるかもしれない。
 こうした「現状に関する情報」と「バケツリレー情報流通網」を指して「オンラインのアイデンティティシステム」と呼んでいるのだと思う。

 

このアイデンティティシステムこそが、マーケッターにとってのソーシャルメディアの価値なのである。これこそがビジネスにとって今後のウェブの最大の価値なのである。

 このことを理解した上で、今起こっていることの意味を読み解き、次を予測しようとしているのが、このTechCrunchの記事である。
 さてでは「Facebookの唯一の対抗馬はTwitterである」という項目について考えてみよう。

 これは僕の書いたTwitterとFacebookの時代がきたという記事の言っていることとよく似てるんだけど、違いは著者のSeth Goldsteinさんの中では次の時代の覇者は既にFacebookでほぼ確定している、ということなんだと思う。
 この項目の原文はThe only check and balance for Facebook is Twitterとなっている。Check and balanceって政治に関する文章の中でよく出てきたフレーズだ。「司法や報道が権力を監視しバランスを保たせる役割を担う」なんて言うときの「監視とバランスを保たせる」という使い方だ。つまりちょっと意訳気味にこの項目を訳せば「Facebookの暴走を止めることができるのはTwitterだけ」というような感じになるんだと思う。

Facebookの唯一の対抗馬はTwitterである。ユーザ数ではTwitterはFacebookよりかなり小さく、そのソーシャルグラフは非対称であり、したがってゆるい。しかしTwitterは、ユーザ数の少なさをブロードキャスト型のメディアモデルの提供に よって埋め合わせている。セレブたちは、Twitterを使って大きなオーディエンスに容易に直接到達できる。TwitterはFacebookに比べると相当にメディア的だが、しかし同時にまた、Googleによってアイデンティティの世界へ引っ張り込まれている。いかなる条件下でもFacebook Connectを組み入れることはありえないGoogleは、TwitterのAPIを武器に戦おうとしている(一方YahooやMySpaceは独自性を捨ててFacebook Connectを嬉々として取り入れている)。ここでおもしろいのは、Microsoftがどう出るかだ。MicrosoftがGoogleと何かで提携することは考えられないが、Facebook Connectの組み入れは、何年も前にMicrosoft自身がIBMに対してやったのと同じこと*を、Windowsに対してやることになるだろう。〔*: 世界標準機IBM PCに対してMS-DOSを提供したことにより、結果的にMicrosoftの世界制覇となった。〕

「TwitterはFacebookに比べると相当にメディア的だが、しかし同時にまた、Googleによってアイデンティティの世界へ引っ張り込まれている」ってちょっと分かりづらいかも。メディア的とあるのは、有名人のアカウントにはTwitterのFollowerが何万人もついていて、有名人からの情報が一方通行で多くの人に届けられるという情報の流れが、テレビや新聞などの情報の流れと同じ。そういう意味でメディア的だと言っている。こうした情報の流れは、バケツリレー的に情報が流れるオンラインのアイデンティティシステムとは異なる、ということだ。
 でもGoogleがGoogle傘下のサイトでTwitterのID、パスワードを使ってログインできるようにしたことで、このバケツリレーの情報の流れの仕組みの重要性が増す、というわけだ。【関連記事:ID戦争勃発?米YahooはFacebookと、 GoogleはTwitterと連携
 僕の記事の中では、Googleが今後FacebookのID、パスワードと連携しないのであれば、Google+Twitter連合軍 vs Facebook+Yahoo連合軍という構図が成立するだろう、と書いたけど、Goldsteinさんは、既にその構図で決定、とみている。
 Goldsteinさんにとってそのことよりも、Microsoftの出方に興味を持っているようだ。でもMicrosoftがもしFacebookのID、パスワードと連携すると、Microsoft傘下のウェブサイトはすべてFacebookのコミュニティのストレージスペースに成り下がってしまう。だってユーザーに近いウェブサービス、ユーザーが自分たちの居心地のいい場所と認識するウェブサービスのほうが力を持ち、それと連携するウェブサービスはあくまでも「おまけ」になってしまうから。軒を貸して母屋を取られるような感じだ。
 でもこれは実は、20年以上も前に隆盛を誇っていたIBMが、パソコンOS部分だけをMicrosoftに任せたら、結局はMicrosoftのほうが力を持つ結果になったってことと同じだ、と言う。因果はめぐる、って感じかな。
 こういう発言からみても、Goldsteinさんの中では次の時代の覇者はFacebookでほぼ確定であり、Twitterを助っ人にしたGoogleがこれにどう対抗していくのかが今後の注目点、と状況を読んでいることが分かる。

 次の項目は次のエントリーで解説したい。

人こそがメディアになる時代=オンライン広告は過去最大の変化のまっただ中にある

 上からいっせいにメッセージを降らせる広告から、適切なターゲットに適切なメッセージを届けるというタイプの広告へと変化しつつあるというのが、今の時代だと思うんだけど、実は時代はさらにその先に進みつつあるのではないかと漠然と考えている。
 時代を読み取るためのキーワードは、「人間関係」であることは間違いない。でもそれは「人間関係」をベースにターゲティングするという話ではない。もちろん「あなたの友人がだれか分かれば、あなたがどんな人か分かる」という感じで、人間関係からその人の状況や趣味趣向を把握して、それに合ったメッセージを発信するということも有効だとは思う。だけどそれって検索キーワードでターゲティングしたり、ウェブ上の行動履歴でターゲティングする手法とそんなには違わない。  そうではなくて、人間同士の情報の伝播のネットワークを通じて情報が流通する、そんな手法が今後のオンライン広告、マーケティングの主流になるような気がしている。
 この人が勧める本だから、ということで本が売れるようになる。こうしたアクションをもっとシステマティックに起こすことのできるテクノロジーって、出てくるのじゃないかなと考えている。
 そんなことを考えていたときなので、TechCrunch日本語版のインターネット広告の未来: メディアはもはやメッセージではない, 人がメッセージなのだを面白く読んだ。

この大変化のさなかにメディア企業は、“自分たちの”オーディエンスの尻を追いかけて、彼らの注目をマーケターたちに売ろうとしている。しかしメディアがブログの書き方やSEOやCPMを稼ぐ術などをやっとおぼえたころには、彼らの企みをすり抜ける新しい消費者行動が生まれている…モバイルデバイス、位置対応サービス、そしてソーシャルグラフだ。

 そうなんだ。SEO(検索エンジン最適化)とかよりも、時代は先へ進もうとしているんだと思う。だって僕のブログを見ても、検索エンジンからの流入より、Twitterからの流入のほうが圧倒的に多い。もちろんこのブログの内容がテッキーでエッジの立ったTwitterユーザーと親和性が高いからなんだけど、アメーバやグリーのTwitter風ミニブログが普及してくれば、もっとマスに近い層を対象にしたサイトなんかでもソーシャルメディアからの流入が検索からの流入を超える可能性がある。
 今はほとんどのサイトが検索エンジンを意識した作り方になっている。サイトの作り方のコンセプトが激変するわけだ。

ソーシャルメディアの拡大によって、インターネット経験の中心がページから人へと変わった。

 これは僕が「インターネットは巨大な図書館から巨大な公民館に変わろうとしている」という話と同じことだと思う。

Facebookの唯一の対抗馬はTwitterである

 これは僕が書いたTwitterとFacebookの時代がきたというエントリーとほぼ同じことを言っている。

ソーシャルメディアの平均的ユーザは、今では本物の人間からの本物のメッセージしか相手にしない。広告代理店は、多様なソーシャルグループによっていろんなやり方で共有され配布され、しかもブランドの基本的な価値を維持できるような、低帯域の広告コンテンツの作り方を学ぶ必要がある。

 低帯域の広告コンテンツとは、「動画とかではなくて」という意味。情報は人間関係を通じてより流通するようになるので、流通しやすいコンテンツにするにはどうすればいいか、考えなければならない、ということなんだろう。  さてでは具体的に何をすべきか。

 ちょっと頭がもうろうとしてきたので、残りはまた明日考えることにしよう。

Adnoidのアプリが2万個に

 まあそれだけのことだけど、一応記録として。いろんなところが書いているけどネタ元はandrolibのよう。  1万個を記録したのが5ヶ月前だったから、急速に伸びている。
Android Market, which will see fivefold growth in its app library next year, outpacing development for the iPhone, according to IDC
GIGAOMがIDCの予測として、来年はiPhone向けよりも開発案件数が加速する、みたいなことを書いている。
we predict there will be a strong ramp (albeit slower than the iPhone app ramp) for Android — look for 50,000–75,000 applications by the end of 2010. The reason?
 でもIDCの原本を見ると、そんなことは書いてないんだけどなあ。iPhoneよりも遅いって書いてある。  どっちがほんとだ。  まあ間違いないのは、iPhoneとAndroidの2大OSの時代に向かっているということだね。

Google検索の中の人の偉い人が語る検索の未来

 英テレグラフによるGoogleのMarissa Mayerさんインタビュー
 MayerさんはGoogle検索の製品、ユーザーエクスペリエンスのVP(副社長と訳す人もいるけど、僕は部長のようなものだと思うよ)。
 Mayerさんの考える検索の進化の領域は3つ。モード、メディア、パーソナライゼーション。モードとは、検索へのアクセスの仕方を意味しているそうだ。先日発表されたGoogle Gogglesのように、ケータイのカメラで写した写真をキーワードのようにして検索するというようなもの。
 メディアというのは、検索対象のコンテンツのことを指すようだ。画像検索、ビデオ検索に加え、最近ではTwitterのようなリアルタイム検索なんかがこの領域に入る。
 パーソナライゼーションは、そのまま。でも面白いのは、SNSの中の友人の情報なども検索できないか検討しているらしいということ。

 今は、友人の情報でもその友人が「公開」設定しているものなら、検索対象になる。でも「友人にだけ」公開になっていると、たとえその友人の輪に含まれていてもGoogleでは検索できない。Facebookじゃないと検索できない。でもこうした友人の持つ情報を検索結果に反映できれば、いろいろと面白いことができる。例えば飲食店を検索しても、今のようにリンクが最も多くはられている飲食店のページが上位に表示されるのではなく、友人が頻繁に利用している店が上位に表示されるようになると便利かも。「その人の友人を見れば、その人の人物像が分かる」と言われるように、ネット上の人間関係(ソーシャルグラフ)をベースにした情報サービスって非常に使い勝手のいいものになると思う。以下、Mayerさんの発言。

“Understanding the social network structure and the permission rules around social networks status updates when they are not public – will really empower us in terms of search.” SNSの非公開の「今なにしてる」情報の周辺の構造や許可ルールを理解できれば、検索がパワフルなものになる。

そして究極の検索は、もっと直感的なものになるという。

she calls the ‘omnivorous’ search engine –i.e. one which is able to take a user’s total context – where they are, what they were just reading, which direction their mobile phone is pointed and so on.

 Omnivorousというのは雑食ということ。雑食系の検索エンジンw。どんな情報でもガツガツ取り入れて、最も適切な検索結果を表示する、ということだ。
 例えば、現在地、最近読んだ本、ケータイの向いている方向とか、あらゆる情報を参考にして最適な結果を出す。これって、ケータイの領域から進化するのかもね。パソコンでは入手できない情報がいろいろ入手できるから。
 最近Googleが始めたiPhoneの音声検索って非常にできがいいんだけど、これに位置情報が加わればもっといいと思った。例えば、東京で「我孫子」と検索すれば、関東の我孫子周辺の情報を、大阪で検索すれば大阪の我孫子周辺の情報をそれぞれ出してくれれば便利だと思う。スターバックスと検索しても、一番近くのスタバを表示してくれればうれしい。だっていろいろ入力する時間がないから音声で検索するんだから。

GoogleとFacebookの前に立てば踏み潰されるよ=URL短縮サービス開始

twitterを使っている人には馴染み深いURL短縮サービス。140文字の制限の中に長いURLを入れるとあっという間にいっぱいになっちゃうので生まれたサービスなんだけど、これまでBit.lyとか何社かのベンチャーが無料で提供していた。そのURL短縮サービスをGoogleとFacebookが自ら提供することになった。

 なぜそんなサービスに、わざわざウェブの二強が?

 考えてもみてごらんよ。Twitterを使っている人は、おもしろいウェブページを見つけたら、短縮サービスを使ってURLをTweetする。短縮サービスの運営者は、どのウェブページが今人気かをリアルタイムで把握できる。特定の商品に関連するページが人気だと分かれば、ECサイトはその商品をフィーチャーしたページ作りをすることで売り上げを増やせる。リアルタイムで人より速く情報を得られることはすごいことなんだ。

 

Googleの発表によると、GoogleはGoogleツールバーの中の1機能として提供する。
 Googleが提供することで安定したセキュアなサービスが実現するという。確かに急にサービスを停止しましたって言われたら、ウェブ上がリンク切れだらけになって大変なことになってしまう。また短縮されちゃうとドメイン名まで見えなくなるので、リンクの先に悪徳サイトがあることが分からない。アクセスするだけで、ウイルスに感染することだってある。
 FacebookもURL短縮サービスを発表した。
 でもどうして同じ日の発表になっちゃうんだろうね、こういうのって。多分同じようなことしていてるんで、他社の発表があると慌てて自分たちも発表するんだろうなあ。発表が遅れると、出遅れたみないなイメージになっちゃうから。TechCrunchによると、今回の順番はFacebookが先で、Googleがすぐに後追いしたようだ。
 Facebookによると、モバイル版Facebookでは既に運用しているのだそうだ。

 で両社がURL短縮サービスに乗り出すと困るのが、このサービスのパイオニアのbit.ly。Twitterでおなじみのサービスだ。URL短縮サービスの価値は、ウェブの「今」を知ることだから、できるだけ多くの情報を持っているほうの勝ち。bit.lyがあっという間にGoogle、Facebookに追い抜かれてしまう可能性がある。

 こうしたことを考えると、新しいウェブサービスって、その価値が簡単に理解されちゃうとあっと言う間にウェブの巨人に潰されるもんだね。Googleもそうだってけど、最近では「Twitterって儲からないんでしょ」と言われてるけど、それぐらいがちょうどいいんだろうなあ。
 僕もこれまで従来型メディア関係者にソーシャルメディアに進化するように勧めてきたんだけど、「金儲けの方法を示せ。金儲けの方法を示せない事業計画を持ってくるな」と言われ続けてきた。でもやはり人が集まればそこにビジネスが生まれるってことを信じて進むぐらいでないと、簡単に真似されちゃうもんなんだろうな、世の中を変えるくらいのウェブビジネスって。

2010年、IT業界予測:Silicon Alley Insider編

 愛読しているSilicon Alley Insiderが来年の消費者向けインターネットの予測を挙げている。これからこういうのがいっぱい出てくるだろうから、めもメモ。

 

(1)ソーシャルゲームがFacebookの外に流れ出す。
 ソーシャルゲームってFacebookのようなコミュニティ内で行われるから流行ったんだと思う。リアルな友達とすぐ対戦できたりするから。その一方でFacebookに入っていない人とはプレイできないというマイナス面もある。
 だからコミュニティ内で知名度が上がったゲームがどんどんとコミュニティの外へ出て行くということなんだろう。既に幾つか人気ソーシャルゲームがオープンなネット上でサービスを開始しているみたい。

 (2)大手広告主がオンラインに軸足を移す

 これは興味あるなあ、メディア業界関係者としては。オンライン広告が増えてきたといっても、いくらクリックされたかとか、いくら売れた、資料請求が来たかなんかの、パフォーマンスベースの広告が多かった。いわゆるナショナルクライアントと呼ばれる大手広告主が、「好感度を上げる」とかいうな目的で打つ広告はあまりネットに移行しなかった。というのは、ネットの強みである効果測定がもともとはっきり分からないから。
 ところがそうしたブランドイメージに与える効果を測定できるツールが増えてきた、改良されてきたので、大手広告主もいよいよネット上に大量に広告を出し始める、という読みらしい。

 でもこの予測通りに進むのだとすると、ブランド広告のほうが額が大きいんだし、メディアサイトの形もクリック率を高めるという現状の目的に沿ったものから、ブランド力を高めるということに視点を移さないといけなくなるんだろうなあ。これで良質のコンテンツのメディアでも、やっていける時代になるんだろうか。そうなってくれればうれしいけど。(自分向けメモ、注目ツール Vizu、注目アドネットワーク brand.net, Collective, Specific and Undertone)

(3)パフォーマンスベースの広告がより効果的に

 つまり広告主にとっては顧客獲得費が比較的低いままで推移するという予測だ。

(4)節約サイト、ローンサイトが好調

 まだまだ不景気の影響が続くということ。ディスカウントオンラインショップや、クーポンサイト、オークション、ローンのサイトなどの利用者が増えるという予測だ。

(5)リアルタイムウェブ好調、でもビジネスモデルは不透明

 Twitterはもちろんなんだけど、そのほかにもいろいろなリアルタイムウェブ系サービスが伸びている。このブログでも紹介したFour Squareに加えてAardvarkや Gowallaなんてもあるみたい。Facebookも。ただ利用者は増えるけど、なかなかマネタイズは困難な状況が続くみたいだ。ここも興味のあるところなんで、時間があるときに調べてみたい。

【お仕事のお知らせ】上記の内容について調査、プレゼンをご希望の方はご連絡ください。1時間のプレゼンで5万円から。詳しくはこちら

Google Phoneでなんでそこまで盛り上がってるの

 Googleがハード機器製造に乗り出したって、いや以前からGoogle Appsというハード機器を開発して売ってるし。
 Googleって奇想天外のすごいサービスを次々出してくるので、Google Phoneもすごいデバイスになるんじゃないかって期待なんだろうなあ。
 でもGoogleの強みって、そこにあるんじゃないように思うんだけど。

 Googleは検索エンジンでホームランを飛ばし、その結果、莫大な資金を手に入れた。その資金を元に秀才エンジニアを多数抱え、秀才エンジニアが働きやすい環境を整えた。それと同時に、莫大な資金を元に、他社が有料にせざるを得ないようなサービスと同等のサービスを、無料でリリースし続けている。これが僕の独断と偏見にみちた今日のGoogleの実態だと思う。
 秀才エンジニアチームが作り上げる世界トップクラスのサービスを無料で出すのだから、そりゃヒットするでしょう。
 でも秀才エンジニアチームって、世界の最先端を少し前進させるくらいしかできないんだよね。秀才の合議制は、着実な進化を生むだけなんだ。

 一方で一人の天才は、突然変異を生む。

 秀才の合議制VS天才。どちらも一長一短があり、どちらのほうが力を出せるのかはケースバイケースだと思う。でも戦いの場を、1つの機種のケータイのサービス、デザインというところに限定すれば、天才のほうが面白い仕事をするんじゃないのかなあ。

 天才とはもちろんスティーブ・ジョブズのことを言ってるんだけどね。

 ということで僕はGoogleが開発中とされるGoogle Phoneにはそれほど期待していない。

 

だからといってGoogleのモバイル事業がだめだと言っているわけじゃない。モバイルOSのAndroidはオープンなプラットフォームで世界中の知恵を集結することで、iPhoneに追いつき追い越す可能性がある。そのオープンさがGoogleの強みだと思う。秀才の合議制は、このオープンな環境を作り出すことで強みを発揮してきたし、これからもいい仕事をし続けてくれるのだと期待している。
 でも1つの機種で戦いを挑んでも、天才に勝つのはそう簡単ではないんじゃないかなあ。

「もしニュースが重要ならニュースのほうから僕を探してきてくれる」=2030年メディアのかたち(坪田知己著)

 このエントリーの見出しにとった「もしニュースが重要ならニュースのほうから僕を探してきてくれる」というのはNew York Timesの記事Finding Political News Online, the Young Pass It Onの中の引用文だ。ある調査会社が行ったグループインタビューの中での大学生の発言として引用されている。原文ではIf the news is that important, it will find me.となっている。この原文で、英語版グーグルで検索してみれば分かることだが、このセンテンスを含む非常に多くのページが存在する。このセンテンスが多くの人に衝撃を与えたことが分かる。

 座っていてもテレビなどでニュースが一方的に送られてくる時代から、インターネットを通じて無数のニュース源を探し出せる時代に移行したことは、多くの人が実感するようになった。しかしネットが「巨大な図書館」から「巨大な公民館」へとその役割を変える中で、人とのつながりを通じてニュースが「向こうからやってきてくれる」時代へ、今は移行期の真っただ中なのである。

 「2030年 メディアのかたち」の著者、坪田知己さんは、このNew York Timesの記事が2008年3月に発表されるずっと以前から、ニュースの摂取方法がそのように変化していくと予測してきた。坪田さんの表現では、メディアは「1対多」というマスメディアの形から「多対多」になり、最終的には「多対1」というマイメディアになる、となっているが、坪田さんの主張の本質は「もしニュースが重要ならニュースのほうから僕を探してきてくれる」ようになるという表現と同じであろう。

 坪田さんの「2030年メディアのかたち」は、日本経済新聞のIT専門記者としての坪田さんの集大成ともいえる著書である。坪田さんがこれまでどういう取材をし、どういう本を読んで、どういうことを考えてきたから、この主張にたどりついたのかが分かる本となっている。

 坪田さんは今月で日本経済新聞社を定年退職されると聞いている。坪田さんが新しいキャリアに進もとうとする時期と奇しくも同じ時期に日本経済新聞社も「電子新聞」という新しい領域に挑戦しようとしている。蛇足になるが、この電子新聞プロジェクトの基礎部分の考え方に、坪田さんの考え方が取り入れられていることはあまり知られていない。プロジェクトの設計思想作りの段階で、日経の経営者が当時日経メディアラボの責任者だった坪田さんに詳しく話を聞いているのである。

お仕事、チョーダィ!

追記:おかげさまでお仕事のオファーをたくさんいただき、てんてこ舞い状態です。みなさん、ありがとうございました。オファーの数を抑えるためにも、「独立記念セール」は打ち切ります。今後の講演、アドバイザー料は、要相談という形でお願いします。

 かわいく言ってみたつもり。こんなオジサンがかわいく言ってもだめですかそうですか。
 来年からのことを考えるとワクワクする。胸は希望でいっぱい膨らんでるんだけど、財布はぺちゃんこ、お寒い限り。
 ということで、どなたかお仕事ください。お願いします。
 でも脱ジャーナリスト宣言したんで、著述業はブログぐらいにしたいので、それ以外、つまり講演や、調査、顧問のお仕事ください。お願いします。
 講演料は変動相場制で行きたいんですが、基本は5万円から。講演は週に2本までに抑えたいと思っているですが、既に2本入っているのに、どうしてもその週がいいという場合は、少し料金が高くなります。要相談。
 また一部上場企業は10万円以上、メディア企業は20万円以上(なんで!)でお願いしたいと思います。若者、ベンチャー企業は特に応援したいので、2万円から。大阪で一人暮らしする老母が心配なんで、関西での講演は交通費(3万円ほど)プラス2万円からお受けしたいと思います。
 本を出版したりすると講演依頼が殺到するので、週2回に抑えるために講演料が高くなったりします。今がお得ですよ!
 でも心意気に感動して無料で講演したりすることも多々あるので、まずはご相談ください。tsuruaki@gmail.comまで。

 シンクタンクや研究機関の調査、研究もお手伝いしたいです。

 顧問契約も月に一度の社内勉強会主催や、経営者、企画グループとの協議などのパッケージで5万円から。これはまじでやってみたい。特に世界に飛び出そうというベンチャー企業の支援を本気でやりたい。ご連絡待ってます。

EeePCのAsutekも、Dellも、タブレットPCデビューか

 うわさのAppleタブレット発表よりも先に出そうということなんだろうか、EeePCのAsustek ComputerやDellまでもタブレットPCを出すといううわさが飛び出している。
 DigiTimesが業界筋からの情報としてレポートしたところによると、Asustekから発売になるタブレットPCは「Eee Pad」という名称で、4ー7インチのパネルを搭載するのだそうだ。
 Pocket-lintによると、DellはGoogleのOS、Androidを搭載した5インチスクリーンのタブレットPCを、来年のCES(世界最大の家電見本市)。CESって確か年明けだったから、もうすぐじゃん。

 それにしても来年はタブレット戦争になりそうだね。Appleのタブレットはもちろん最大の目玉だけど、Android搭載の電子書籍リーダーのNookや、カッチョいいQue、MicrosoftのCourieとか、いろいろ出てくる。それにもちろん既存のAmazonのKindleや、ソニーの機種もある。

 多分僕もどれか買うんだろうな。そうなると電子書籍を読みたくなる。どうせ日本の出版業界はなかなか対応しないだろうから、とりあえず英語の書籍をどんどん読んでいこうかな。辞書機能とか搭載されたデバイスがあれば、英語の勉強にもなるので、日本でも売れるんじゃないだろうか。

電子書籍の時代がいよいよくるんだ。

出版業界に激震が走るんだろうなあ。

「次世代iPhoneを受注」のつぶやきでみんな大慌て

 ニュースの速報はまずTwitterで。
 ほんとそんな感じになってきているなあ。
「Foxconn received order for next generation iphone」というつぶやきでアメリカのIT周辺の記者やブロガーは大慌て。Foxconnというのは台湾のハード機器メーカーでAppleの取引先。つぶやいたのが、Mobile ReviewのエディターのEldar Murtazinさん。
 Murtazinさんはモバイル業界で最も信頼されている情報通なんで、みんな色めき立ったわけだ。このつぶやきをベースに記事を書いているオンラインメディア、ブログを挙げてみると AppleInsider, Softpedia News, IntoMobile, TheAppleBlog, CrunchGear, Phone Arena, iPhone Buzz, The iPhone Blog, TUAW, I4U News, 9 to 5 Mac, MobileCrunch, Massively, MacRumors, Brainstorm Tech, EverythingiCafe

 2010年の半ばに発売するのなら、そろそろ生産を開始する時期だろうから、タイミング的にもばっちりだし。
 で、肝心のデザインや機能についてはまだまだ十分な情報はない。現行のデザインのまま、もう一世代いくのだろうか。
 機能としては地図が目玉機能の1つになるんじゃないかと思う。Appleが今年夏にPlacebaseという地図の会社を買収したし、地図に関連するエンジニアを募集していたことから、Googleマップに対抗するような機能を搭載した地図アプリが次世代iPhoneに搭載されるんじゃないかなあ。Googleマップと同じような機能だと意味がないから、新しい機能を搭載してくるんだろうけど、どんな機能になるんだろうか。楽しみ、楽しみ。

 

やはり地図周り、ローカル広告周りが、ホットな領域になりそうな予感が

Googleモバイルアプリの音声検索がハンパなくすごい件

 音声認識ってあまり使えないんだよね。今朝もiPhone3GSの音声認識で「フリッカー」と入力したら「Twitter」が検索された。ということでGoogleがモバイルアプリに音声認識機能を搭載したってニュースで読んだけど、全然期待してなかった。でもGoogleのブログで中の人が、Googleのモバイルアプリの新バージョンのことを誇らしげに書いていたので、試してみることにした。

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 んーどういうときにiPhoneで音声でググりたいかなあ。やっぱりお店を探してるときかなあ。試しに「マクドナルド」と発声してみた。
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おっ、一発。スゲー。 じゃあ、スターバックスは?

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問題なし。一発。 次にプロント。

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これもオーケー。 「プロント」「店舗」って2つのワードの入力ってできるのかなあ。

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うわっ、問題ないじゃん。これはちょっと驚き。 ほかに何を試そう。んー。モバイルでエゴサーチしてみるか。「つるあき」ってちょっと珍しいぞ。認識できるか。「ゆかわつるあき」

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できるじゃん!じゃあこれでどうだ。「つぶやきジャーナリスト」。第一、そんな言葉ないし...。
そんな記載があるのって僕のTwitterのプロフィールの中だけじゃないだろうか。それではいきます。「つぶやきじゃーなりすと」!

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うお!スゲー!Google先生、参りました。m(_ _)m
これから音声入力をバシバシ使わせていただきますです、はい。

追記

これってGoogleのパーソナライズ機能が関係してるのかな。だから僕がエゴサーチすると、わりとすんなり自分の名前が出てくるのだろうか。それが、ほかの音声入力システムとの違い、優位性なんだろうか。中の人、教えて。

強者に挑む場合は戦いのルールを変えろ

 The New Yorkerに掲載されたHow David Beats Goliathという記事を読んでJoe Wilcox氏がWhy Apple succeeds, and always willという記事を書いている。それを読んで思うところがあったので、ちょっと長くなるけど書いてみたい。
 The New Yorkerの記事によると、政治学者のIvan Arreguín-Toftが過去200年のすべての戦争を勝敗を見てみたところ、強いほうの国が弱いほうの国に勝った例は全体の71.5%だったんだそうだ。弱い国が勝ったケースは28.5%だった。元の論文を読んでないから分からないけど、強いほうの国って例えば軍隊の人数とか兵器の数量とかで決めるんだろうと思う。当然強い国のほうが勝つことが多い。当たり前だ。

 ところが弱い国が戦いのルールを変えて強い国に挑んだケースだけを見てみると、弱い国が勝った例は63.6%もあったという。戦いのルールを変えれば弱い国でも十分に互角に戦える。というより弱い国のほうが有利になるわけだ。どのように戦いのルールを変えたのは、ケースバイケースなんだろうけど。

 この数字を見てWilcox氏は、Appleは戦いのルールを変えたから強いんだという主張を展開している。

 例えばAppleの有名なテレビコマーシャル「1984」は、一度しか放映しなかった。テレビコマーシャルを作って、それを一度しか放映しないのって広告業界ではありえない話。そのありえないことを若かりしころのSteve Jobsはやってのけたのだ。

   

Apple - 1984

このほかにもパソコンメーカーのGatewayが小売店舗を閉鎖し始め、メーカーが小売店で直売すべきではないというコンセンサスが業界の中で広まっているときに、Apple Storeをオープンさせたり、ネットブックで各社が格安パソコンを競って開発する中で、価格を高めに設定したパソコンを開発し続けたりと、Jobsはいつも業界のコンセンサスと違うことばかりやってきた、とWilcox氏は主張している。だからAppleは強いのだと。

 ここから僕の話。  

考えてみれば、僕も戦いのルールを変えて戦ってきたんだなと思う。

 今回、退社するに当たって社の幹部から「お前のように社を代表しているような知名度のある記者が辞めるとなれば、波紋が大きいのだからよく考えて行動してほしい」と言われた。「社を代表するような知名度のある記者」って、わたくしめがですか?  いつからそんなふうに言われるようになったのだろう。新聞配達のようなアルバイトから始めて、特派員の助手を長らく続け、いつも社員よりも身分が下のように扱われてきたのに。やっと社員にしてもらっても、周りが優秀な記者ばかりで、いつも劣等感を感じてきたのに。そんな自分が「社を代表する」とまで言われるようになるとは。なんだか感慨深いものがある。

 自分自身では今だに自分が優秀だとは思っていない。身近なところにも優秀な人間がいっぱいいる。能力的には、社内では平均以下というか、かなり下のほうだと思う。

 そんな僕がここまでこれたのは、やはり一人だけ違うルールで戦ってきたからだと思う。  周りの人間は全員、経済記者としての王道を歩もうとしていた。うちの会社の場合、経済記者の王道とは、日本銀行の記者クラブのキャップを経験して、マクロ経済について論じる記者になるということだ。IT産業の専門記者というと、その王道を歩めなかった落ちこぼれということになる。事実、ほかの記者で上司から「君は情報通信の専門記者になってはどうか」と勧められたと言って憤慨していたやつがいた。そのとき僕は既に専門記者の道を一人で歩んでいたから、今からして思えば彼は僕のことを王道を歩めなかった落ちこぼれのダメなやつ、と思っていたのかもしれない。

 記者は足と頭で記事を書け。今だにそう言われてる。ネットを使うなんて言語道断。ほんの数年前まで、ネットで情報を得て記事にする記者ということで僕の陰口を叩く人間も多かったのではないかと思う。新人の記者にまで「湯川さん、ネットで情報を得てるそうですね。だめじゃないですか」と説教されたことがある。

 僕はつくづく人と違うルールで歩んできたんだ。だから僕のようにだめな人間でも、ここまでこれたんだと思う。

 今もまた違うルールで前へ進もうとしている。不景気の中で独立し、しかもジャーナリスト稼業から足をあらおうとしている。同僚の記者からは「あいつ何をしようとしているんだ」と不思議がられているかもしれない。でもルールを変えることで勝負に勝てる。僕はこのことが人生の真実であることを、実際の体験を通じて知っている。これからもルールを変え続けて前へ進んでいきたい。ふところは寂しくなるけれど、来年からが楽しみだ。

転職するならウェブ解析を身につけろ

来月からプーたろうになる僕が言っても全然説得力がないんだけど、米BusinessWeekもそう言ってるんで。 Want a Job? Analytics is the Thing, Says IBM  ていうかIBMがそう言っているという記事。

Companies as large as IBM and as small as Twitter are looking to hiring people who can boil down this ocean of data into knowledge and insights that can help improve the performance of their businesses. But the field is so new and growing so fast that there just aren’t enough qualified workers who can do these jobs. IBM currently has over 2,500 job postings for analytics-related jobs, and 60% of its new hires come from universities.

 ビジネスのパフォーマンスを改良できる人材が求められていて、ますますその傾向は強まるのだと僕も思う。僕自身、思考が柔軟な若者には、ウェブ解析を勉強するように勧めている。自分自身も勉強しようとした。挫折したけど(笑)。IBMだけでも、ウェブ解析が分かる人材募集が2500件もあるんだったさ。それでも足りないので、IBM自らがFordham大学のビジネススクールなんかと組んで、ウェブ解析のクラスを開講するんだそうだ。

So IBM is taking the matter into its own hands. On Dec. 9, Big Blue announced that it was working with Fordham University’s School of Business to create a new business analytics curriculum to help prepare students for jobs in the field. IBM is currently working with several other schools on similar initiatives, but this is the first program that IBM has announced.

 日本でもデジタルハリウッドで受講できるみたい。僕に勧められて(そそのかされて)会社の先輩の息子さんがデジハリで勉強中。洋平くん、君の未来は明るいよ!がんばれ!

 

「MicrosoftのイベントなんだからApple製品の話をするな」と言われたとか言われなかったとか

 9to5MacというサイトのMicrosoft:Do not mention/use Apple products at our eventsという記事から。

ドイツのMicrosoftが開催したモバイルに関するプレスイベントで、MicrosoftのPR担当者が記者たちに対して「ここはMicrosoftのイベントなんだからAppleの製品の話はしないでほしい」とか言ったとか。みんなジョークだと思って笑ったら「いや、冗談を言ってるんじゃない」って言ったとか言わなかったとか。 元の記事はHandelsblatt.comというサイトでドイツ語なんで、なんて書いているのかさっぱり分かりません。Google Translateを使ってもさっぱり分かりません。以下、Google先生の翻訳。

爆破予告なしになった:"これはMicrosoftのイベントは、"一人のマネージャーされている専門家、ジャーナリストと指摘ほぼハンドルです。 „Hier haben Apple-Produkte nichts verloren.“ Als in die Stille am Tisch im Münchner Schickeria-Restaurant „Maria und Josef“ verlegene Lacher ob des Scherzes aufzukommen drohten, setzt er nach: „Das meine ich ernst.“ "ここでは、アップルの製品は何も失っている。"沈黙させるようにテーブルでは、ミュンヘンので群衆のレストラン"マリアとヨセフ"恥ずかしい笑い場合は、冗談、彼は後に:"私はマジお支払いすると脅した。"

ね、さっぱり分からないでしょ。 幸い9to5Macのコメント欄にドイツ語が分かるという読者が英語に訳してくれている。

In short: At the dinner the journalist mentioned that he never owned such an easy to use mobile phone like the iphone. The microsoft spokesman said that "this is a microsoft event, apple products are not allowed here". Before the crowd began to lough he insists that "he's serious about it"  ディナーの席で、記者が「iPhoneのように使い勝手のいいケータイを所有したことがない」と言ったところ、Microsoftのスポークスマンが「これはMicrosoftのイベントなんで、Appleの製品の話は困ります」と言った。みんな冗談だと思って笑いかけたら「本気です」と言った。

 Microsoftの発表会の様子がこんな感じなら確かに広報担当者もキレるかもね。

新生Aolいよいよ始動。新しいマスメディアの形を作れるか

 グーグルのクローラーを締め出そうが有料化に踏み切ろうが、だめなものはだめ。自分たちの保身と延命にしか興味がなくなった時点で、新しい価値を社会に提供しようという企業に勝てるわけはない。
 でもコンテンツの生成にはコストがかかる。そのコストはどのようにペイすればいいのか。この問題に前向きに取り組んでいる数少ないメディア企業である米Aolがタイム・ワーナー社から10日にスピンオフする。果たして新しいマスメディアの形を構築することができるのだろうか。

 今週はそのAolのニュースが続々。

マスメディアからAolへ記者の大移動

 

New York Timesのテクノロジー記者のSaul Hansellさんが辞めてAolに移籍するという記事。
 Hansellさんは最近、電気通信の分野の記者に異動になった。その分野の記者がいなくなったから、まあだれでもよかった。んーよくある話だなあ(笑)。それで退職。
 このほかにもBusinessWeekのコラムニストのGene Marcialさん
 New York Daily NewsのゴシップコラムニストのBen Widdicombeさん
 AP通信のDiane Davisさん
 DailyFinanceのJeff Bercoviciさん
 Cicago Sun-TimesのGreg Couchさん。
 あーしんど。リンク張るのが疲れるので、この程度にしておくけど、まだまだある。従来型メディアを脱出した記者のAolへの大移動が起こっている。

ロボットエディター

AOL Reveals Its Master Plan: Robot Editors
 独自のアルゴリズム(計算式)で、このテーマの記事がどの程度、読者に読まれるのか、どの程度、広告収入を見込めるのか、ということを予測し、それに従ってフリーランスのライターに記事を書かせるんだそうだ。予想される収入を下回る原稿料しかライターに払わないか、アクセス数に準じて原稿料を後払いするので、Aolは損をすることがない。数多く記事を出せば出すほどAolは儲かることになる。
 理論的には、ね。果たして理論通りになるのかどうか。
 こうしたシステム面での強化を図るため、エンジニアを大募集中だとか。

あなたが知らないGoogleの10の事実=やはりTwitterを買収しようとしていた

 Silicon Alley Insiderの記事10 Things You Didn't Know About Googleから Ken Aulettaという人が書いた"Googled: The End Of The World As We Know It?" という本の中からJay Yarowさんが「へーそうなんだ、知らなかったよ」ということを10個挙げたというシンプルな記事。
そのうちの幾つかを紹介。

(1)GoogleのCEOの仕事を断った人が二人いる
 えーもったいねー!
 2000年ごろの話。創業者のPage氏とBrin氏が自分たちでGoogleの舵取りをするよりも、プロの経営者に経営を任せたほうがいいとベンチャーキャピタルの人たちは考えたんだそうだ。二人に任せると何をしでかすか分かんないって(笑)。それでヘッドハンティングしたんだけど、二人のプロ経営者は「やだよ」って断ったらしい。まあ2000年ごろに、Googleがこんなにすごい会社になるって思った人なんてほとんどいなかったから無理もないけどね。

(2)みんなEric Schmidt氏(現CEO)のことを嫌っていた

 創業者二人もベンチャーキャピタルの人も、Schmidt氏のことを最初の2年間は信用してなかったという。ギークの間では、「技術もわかってないくせに」という思いとかあるんだろうなあ。

(3)Brin氏はヘッジファンドを始めようと考えていた

 ヘッジファンドのことはまったく知らなかったようなんだけど。Shmidt氏はBrin氏に対し「いろいろ出してきたアイデアの中でこれが一番だめだね」と言ったとか(笑)。自分たちのところにいろいろな情報が集まるので、その情報をもとに金融ビジネスができるんじゃないかと思ったみたい。それってインサイダー取引っぽくなるんじゃない?ということでSchmidt氏が説得したということらしい。

(4)Page氏とBrin氏ともに秘書がいない

 これだけ大きな会社になったのに、それでも秘書を置かないらしい。でもそれがかえってよくて、「この程度のことでトップをわずらわしてはいけない」という思いが従業員に働いて、自分たちでコントロールするようになるんだという。それにGoogle Calenderを使えば、特に秘書はいらないらしい。まあそうかもね。

(5)カフェテリアには150人しか入れない

 カフェテリアは従業員同士のネットワーキングの場。そこで行われる雑談で新しいビジネスが誕生することだってある。そうした効果を生むためにも150人収容以上の大きさにすべきじゃない、というPage氏の考えなんだそうだ。

(6)Twitterを買収しようとしていた

 この本によると、そう書いてあるらしい。でもBrin氏は「買収しようとしたという事実はない」と明言しているんだけどね。どういうことなんだろう。
 とはいってもトップだけの会合かなんかでTwitter買収の検討ぐらいはしたと思うよ。外部のコンサルタントも話を持ってくるだろうし。それをもって買収しようとしていた、ということなのかも知れないけど。

(7)Schmidt氏は、アンドロイドでどうマネタイズしていいのか知らない

 個人的には、これが一番受けた。そらそうだよな。僕も、無料でケータイOSを配布して、いったいどうやって儲けるつもりなんだろうかって思っていた。でもまさかGoogleのCEOもまったく思いついていないなんて...。
 「Googleの次のビジネスはモバイルだって言われるけど、本当にそうなのかどうか分からないんだ」って語っている。でも検索エンジンも「最初のページに広告も掲載しないで、どうやって儲けるつもりだろう」とみんな言ってたけど、今ではGoogleは世界一の広告会社になっている。モバイルもやっているうちに、ビジネスモデルがついてくるかもしれない、って思ってやってるのかもね。

(8)「Googleは中国のどこかにいる博士号を持った二人の若者に負けてしまうだろう」という予測

 これは聞いたことがあるなあ。だれが言ったのかは知らなかったけど、広告大手WPP傘下の広告会社GroupMのCEOのIrwin Gotlieb氏が言ったんだそうだ。いくらGoogleといえどもいつまでも今の影響力は維持できないだろうし、中国の潜在能力ってすごいものがありそうだし...という程度の話なんだと思う。特に根拠はないと思うよ。
 あと2つあるんだけど、あとはDisneyのCEOが一日に一時間はネットを使ってるとか、Googleのだれそれがどこの電話会社が嫌いだとか、いう話。

 この10の事実、どれもさもありなん、という感じ。特にすごいニュースじゃないけど、なんとなくGoogleという会社の雰囲気がそれとなく伝わるエピソードではある。

個人情報は公開が当たり前の時代へ移行するのだろうか=Facebookが新プライバシーポリシー

 Twitterがウェブにもたらした変化にはリアルタイム性とかいろいろあるんだけど、中でも自分の現在の状況という個人情報の発信を原則オープンにしたということは大きい。だってそれまではSNSとかで日記はクローズドというのが常識だったんだから。SNS内の情報ってマーケターにとっては宝の山なんだけど、どのようにしてこの情報に絡んでいけばいいのか、みんな悩んでいた。でも悩むことなんてなかった。消費者がTwitterで自ら情報を公開してくれるようになったんだから。
 これがいいことなのか悪いことなのかは議論が分かれるところなんだけど、とりあえずコンセンサスができる前に多くの人が「いいよ、この程度の情報ならオープンでも」ってどんどん公開しちゃってるわけだ。
 今回Facebookがこの「公開当たり前」の方向に舵を切った。3億5000万ユーザーというお化けSNSがこの方向に進むんだから影響はTwitterどころじゃない。さてウェブはどうなっていくんだろう。

 

Facebookの発表文によると、これまでのFacebookのプライバシーポリシーは複雑でややこしかったので、それをシンプルにするという。
 Twitterでいうところのつぶやきや日記、写真など情報をアップするごとに1つ1つの公開レベルを設定できるようになるらしい。
 それにNetworkという名称で、コミュニティ、フォーラム的なグループ機能があるんだけど、「日本」というNetworkになっちゃうと「いったい何人おんねん!」ていうぐらい巨大になってしまって、オープンな場とほとんど変わりなくなってしまう。意味ないじゃんそれ、って感じだったんだけど、それをFriends(友達限定)、Friends of Friends(友達の友達まで)、Everyone(全員に公開)、Customized(公開グループを自由に作成)の4つの公開レベルに変更するんだそうだ。で、これはどういうことを意味するのかっていうと、Facebookの見解は次のようになっている。

Facebook will be rolling out easy-to-use tools to empower people to personalize control over their information

 簡単なツールで、自分の情報を自分なりにコントロールできるようになります、って感じで主張している。個人のエンパワーメントになりますって言っている。

 これってどうなのよ、って聞く相手として最適なのは、ネット上の個人の自由や権利を守ろうとしている弁護士を中心とした非営利団体Electronic Frontier Foundation。早速この「個人をエンパワーする新プライバシーポリシー」に関する見解をFacebook's New Privacy Changes: The Good, The Bad, and The Uglyという文章にまとめているので、読んでみた。EFFはいい点、悪い点、ひどい点としてリストアップしている。

  • The Good: Simpler Privacy Settings and Per-Post Privacy Options
  • いい点は、設定がシンプルなところ。1つ1つの情報で公開レベルを設定できるところ。
  • The Bad: EFF Doesn't Recommend Facebook's "Recommended" Privacy Settings
  • 悪い点は、Facebookの推奨するプライバシー設定がかなりオープンなほうに偏っているということ、という見解だ。
  • The Ugly: Information That You Used to Control Is Now Treated as "Publicly Available," and You Can't Opt Out of The "Sharing" of Your Information with Facebook Apps
  • ひどい点は、一部の個人情報の公開がデファクトになっているところ。ユーザー自身が設定できないところがひどいとしている。 例えば、名前、写真、住んでいる町、性別、所属しているネットワークなどの情報が全体に公開されるのだそうだ。

 以上がEFFのスタンスなんだけど、興味があるのはユーザーがこうしたポリシーの変化にどう反応するかってこと。以前なら猛反発が予想されるんだけど、最初に書いたようにTwitterの普及以来、人々のプライバシーに関する考え方って微妙に変化しているんじゃないかと思う。

 今回、デファクトで公開になるのはいかがなものかとEFFが指摘する名前、写真、町、性別などのプロフィールは、Twitterではもともと全公開。アメリカではみんなずるずるに公開している。

 日本ではそこまでオープンじゃないけど、Mixiよりはオープンな感じ。それにTwitterでもそうしているように、実名や顔写真を出すのがいやならFacebookでもハンドル名やアイコン、アバターを使えばいいんだと思う。

 Twitterを経験したので反発が出ないのか、それともTwitterとは規模が違うってことで大騒ぎになるのか。注意深く見守りたい。

【個人的感想、疑問。個人情報公開って本当に問題なのか?どういう意味で?】

 僕もこれまでふつーに「プライバシー侵害はけしからん!」って感じで思っていたんだけど、どこかで「プライバシーの概念が確立されたのは近代になってから。それ以前はプライバシーという概念がなかった」というような記述を読んだことがある。これ、本当なんだろうか。ちょっと調べてみたい。だれかこの辺のことに詳しい人がいらっしゃったら、どんな本を読めばいいのか教えてもらえませんでしょうか。

 確かに今でもプライバシー侵害はけしからん!ってムードがあるのは都会とか、マンションとかって感じがする。下町や田舎のほうだと、どこの娘が出戻りで、どこの夫婦が昨日の夜に殴り合いの喧嘩していて、なんてことが公開情報扱いになっている。それって嫌なもんだけど、一方でコミュニティ全体が家族のような一体感、つながりがあるのも事実。

 それと僕はネット上でかなりの個人情報を公開しているほうなんだけど、特に不都合を感じたことはない。それどころか初対面の人でも事前に僕の情報を持っているので、こちらのことをすぐに理解してもらえたりしてかなり便利。ながらく会っていない友人と再会してもひさしぶり感がなく、すぐに話の核心に入っていける。恐らくネットがなかった時代の10倍から100倍以上の人たちと友人関係を維持できる。などなどのメリットのほうが多い。

 「個人情報を公開していると、ネット上でだれかと喧嘩になったときに、自宅や職場にこられたり、嫌がらせを受けることになるよ」とアドバイスしてくれる人もいるけど、性格的にあまり好んで人と喧嘩するタイプでもないので、そういう心配はないような気がする。

 僕はそうだけど、一方で隠しておいたほうがいい場合もあるだろうということは容易に想像できる。例えばネット上でだれかを攻撃する場合。確かに相手をやり込めたいと考えている人は、自分の情報を隠すべきかもしれないね。(できるだけ自分の情報を隠して、ネット上でいろんな人を攻撃している人も以前多く見かけたんだけど、どうしているだろう、そういう人たち。最近あまり見かけないなあ)

 性格が悪い人のことだけを言ってるんじゃなくて、社会悪を告発する場合も匿名でやる必要があるだろうし、同じような意味でジャーナリスティックな活動をする場合も匿名のほうがいいと思う。

 あと女性なんかは、ストーカーに遭う可能性もあるんで、プライバシーは公開しないほうがいいという場合もあるだろうなあ。

 自分の中でまだ考えがまとまらないので、いい本があれば教えてください。

 ただ今回の件で思うことは、プライバシーに関する概念って、もう一度考え直す時期に来ているんじゃないかっていうこと。「プライバシー侵害はけしからん!」って頭ごなしに批判する時代から、次の時代に移行しつつあるんじゃないか、ということだ。

 これからのテーマの1つとしてじっくり考えたい。  

Amazon、Appleに負けてたまるか=米で雑誌社が大同団結、それで?

 これまではライバル同士だったのに、新しい敵が手強いとなると急きょ共同戦線を組む。最近メディア業界のアチラコチラでよく見かける光景だが、こうした共同戦線ってだいたいうまく行かないものだと思う。
 その理由の1つは、船頭が多過ぎる船はどちらに行けばいいのか分からないということ。もう1つは、敵がいなくなれば元のライバル同士に戻るから。
 つまりもともとうまく行くはずのないスキームだということだ。

 でも秩序を崩す新しい敵が憎くて仕方がないので一時的にでも大同団結してしまう人間の性の悲しさよ。

 米国の出版大手が手を組んだ。News Corp、Conde Nast、Meredith、Hearst、Time Inc.の大手5社だ。AmazonのKindleや、これからAppleが出してくるであろうといわれているタブレット型パソコンに、新聞、雑誌の流通を牛耳られてたまるものかと、団結したわけだ。名前はまだないんだそうだ。正式発表は来週だとか。でも既にいろんなサイトが報じている。PaidConten.orgとかLos Angeles Timesとか。なんでもKindleに対抗する電子ブックリーダーを開発するのだとか。

 でこうしたことやる人たちはすぐ数を自慢したがる。今回のスキームでもすべての雑誌、新聞を合わせると1億4460万人の読者が存在する一大サービスになる!ってことなんだけど、それがなにか。  確かNews社も同様のコンソーシアムを独自に立ち上げるとか言ってたよなあ。どう整合性つけるんだか。単に名前を並べただけじゃないのか。
 今回のスキームの目的として4つ上げられている。

Four key goals: The venture has four key goals initially:

—Be ready for full-color devices with an application that renders publications “in beautiful form” and in “recognizable” form.

—Develop a platform that can enable that across multiple devices, operating systems and screens. 

—Develop a common digital storefront where consumers can easily make purchases and get universal access on any device as they buy digital products from their publisher.

—Work with advertisers to co-develop new advertising forms that Squires expects will be more immersive with the power of digital delivery. “This has the potential to be a new and vastly important branding medium for advertisers, particularly with larger screen devices.”

         でもこの程度の目標なら、別にKindleでもAppleのタブレットでもいいじゃん。コンテンツのプロでハード機器の素人がハード作ってもAppleに勝てるとは思えないけど。

 既得権益を守りたいという保身の大同団結が作り出すデバイスと、ユーザーに新しい価値、新しいライフスタイルを提案したいという思いで作り出すデバイス。消費者はどっちを選ぶと思う?

 

テクノロジーを使って新しい価値を社会に提供するようになろうぜ。

われわれは世界を目指すべきか、足元を固めるべきか

 もう二日前のエントリーになるんだけど、「退職のご挨拶」というエントリーに多くのアクセスをいただいた。多くのメッセージに元気をいただいたんだけど、それとは別にこの現象を客観的に見て興味深いポイントが幾つかあった。

1つ目。  
 まず盛り上がりの場所がブログではなく、Twitterだったということ。ブログ検索してみても、僕の退職に関するエントリーを上げている人はほとんどいない。一方でだれかが「僕のTLが湯川さんの退職の話題で埋まっている」とつぶやいていたけど、一部なコアの人たちの間ではちょっとしたお祭りになっていた。昔はだれかが退職してお祭りになればブログで盛り上がったもんなんだけど。
 ウェブ周りでエッジの立った人たちのコミュニティの核がブログからTwitterに移ったのかもしれない。(もちろんわたくしめごときの話では、それほど盛り上がるかよ、という根本的な理由もあるのかもしれないけど)
 じゃあブログの役割はどう変わったんだろう。多分140文字では表現しきれない考えを発表する場になったり、もしくは少し前のいわゆる「ホームページ」と呼ばれていたサイトのように小規模のメディアという位置づけになったんじゃないかなと思う。アメリカではメディアサイトが、いわゆるホームページ制作ツールで作ったものから、TechCrunchのようにブログをベースにしたものが主流になってきているけど、ブログが小規模メディアとなり、Twitterが少し前のブログの役割を果たすようになっているんだと思う。

2つ目。
 「退職」エントリーのアクセスが、9000PVほどだった。

 つまり僕の退職に関心のある人はせいぜい数千人しかいないということ(そんなにもいるという見方もできるけど)。これはちょっと前に閉鎖されたYahoo!のSNSサイト、CUのユーザー数が数千人だったのと同じくらいの規模。多分の僕の知名度ってウェブ周りでエッジの立った人以外ではゼロだろうから、「ウェブ周りでエッジの立った人って数千人ぐらいしかいないのかもしれない」と漠然と思っていたことを裏付けてくれた(単にわたくしめごときでそれほど盛り上がるかよ、ということもあるんだけどさ)。ウェブ関連の書籍もだいたい数千部ぐらいしか売れない。たまにウェブ進化論やフリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 のように数万から10万冊以上売れる本も出るけど...。エッジの立った人は数千人で、そこまでエッジは立っていないんだけどウェブに興味のある人が数万人、というのが、エッジの立ったウェブサービス、関連書籍の市場規模なんじゃないんだろうか。
 市場規模としては全然大したことないじゃん、それって。そこを狙っていても大きなビジネスはできないんじゃないか。
 近江商人JINBLOGもiPhoneと小さな社会というエントリーで「社会が自分の見たこともない人たちで構成されていることへの理解がマーケティング思考のスタート地点です」と書いているんだけど、ビジネスを考える上で、エッジの立った人、その周辺の人よりも、もっと大きい市場を考えるってことが大事なんだと思う。
 アメーバなうとかグリーのひとことなんかのTwitter風サービスって、「独創性がない」ってエッジの立った人たちから批判されたりするけど、僕は十分やる価値はあると思うし、エッジの立った人たちの間でももっと評価されるべきだと思う。アメーバってすごいと思うよ。後発かもしんないし、デザインが女の子向けであるのかもしんないけど、でもここまでブログを一般に広めた功績は、単純に評価されるべきだと思う。
 その一方で、「単なるモノマネでしょ」と批判するエッジの立った人たちの気持ちも分かる。
 要は、最先端のサービス、技術で「世界」という大きいけれど不確実な市場を狙うのか、「国内のマス市場」というより確実でしかもそれなりの規模の市場を狙うのか、ということなんだろうと思う。国内のエッジの立った市場を狙っていいのは個人プレーヤーぐらいのもので、企業組織になれば「世界」か「国内のマス市場」か、どちらかの選択肢しかないのかもしれない。
 これはネット企業やエッジの立った人たちだけに言っているんじゃなくて、僕自身、独立後の歩み方、どの層をターゲットにすべきか、ということで考えていることなんだ。

メッセージへのお礼と今後の仕事について

 昨日の退職のご挨拶というエントリーを上げてから、非常に多くのTwitter上でのメッセージ、メール、お電話をいただきました。ありがとうございました。心からお礼申し上げます。
 あまりに多過ぎて一つ一つのメッセージに対してお返事はできません。ごめんなさい。ですが、いただいたメッセージをスクリーンキャプチャーして、宝物として取っておきたいと思います。
 もともと性格的に1つのことに集中したり一カ所に定住するのが苦手なほうではあるのですが、家族と山のような住宅ローンを抱え年功序列的給与体系のほぼ頂点から、この歳になって不景気の海の中へ飛び込むわけですから、実は不安でいっぱいなんです。中途採用で記者になった経緯に書いたように、20年ほど前の話とはいえ、月5万から8万円くらいの給料でフリーター的な生活を30代半ばまで続けていたわけですから僕自身は何も怖いものはないんです。でも家族を守っていけるのかどうか、非常に不安になります。これからはいただいた応援メッセージを励みにして、前進していきたいと思います。ありがとうございました。

 さてわたしの今後の仕事の内容なんですが、昨日もお知らせしましたように正式にはまだ何も決まっていません。ただ何社かとはお話をさせていただいています。業務内容的には、オンラインメディアの新規立ち上げの支援、コンサルティングや、オンラインマーケティングの調査、企画などです。
 今話題のベストセラー「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 」は、情報自体の無料化は不可避で、その周辺に新しい稀少性を打ち立てる必要性がある、と述べています(読んでないけど。読んだオカッパ本田はそんなこと言っていた)  ですので僕も文筆業をベースにするのではなく、情報はブログで無料で多く出し、その周辺の講演、調査、コンサルティング、企画などの仕事で生活を支えたいと考えています。ということで、ブログの記事の再掲載でよければお受けしますが、新しく文章を執筆するというお仕事は多分お受けできないと思います。考えついたこと、見つけた情報は、メモ代わりに次々ブログにアップしていくつもりですので。  一方で、講演、コンサルティング、調査、顧問のお仕事があれば、ご連絡いただければありがたいです。依頼が殺到して物理的にすべてをお受けすることができなくなれば別ですが(そうなってくれればホントありがたいんですが)、当面はどんなお仕事でもお受けしようと思いますので、よろしくお願いします。連絡はメールでお願いします。tsuruaki@gmail.comまで。

脱ジャーナリスト宣言

 若いころは長い間、ジャーナリストという言葉に憧れていた。いつか自分もジャーナリストと呼ばれるような人間になりたいと思っていた。それがいつからか、ジャーナリストという言葉が嫌いになった。
 フリージャーナリストはいいのだが、組織ジャーナリストが使う「ジャーナリズム」「ジャーナリスト」という言葉には排他的なニュアンスが入り込んでいて、優越感、劣等感、嫌悪感などのネガティブな感情を人々の中に起こすことがあると思うからだ。その辺りの考えについては「ブログがジャーナリズムを変える」という本の中に書いた。その部分の原文がブログ記事として残っているので、興味のある人はここを読んでいただきたい。
 報道機関に勤務するからには、たとえ自分がこの言葉を嫌っていても、自分に対してこの言葉が使われることからは逃げられなかった。でも年明けからはフリーな形で活動するのだから、自分に対してこの言葉を使うことは一切止めたいと思う。(Twitterでは冗談で「つぶやきジャーナリスト」と名乗り続けるかもしれないけど)
 わたしをジャーナリストと形容した印刷物に対して訂正を求めたり、目くじらを立てて抗議することはない。そこまで神経質になることはないが、少なくとも自分からはブロガーや、リサーチャー、ライターなどと名乗りたいと思っているし、わたしのことをそう形容していただきたいと考えている。
 最後に強調しておきたいのは、ジャーナリスト、ジャーナリズムそのものを否定しているのではないということだ。フリージャーナリスト、組織ジャーナリストの中にも尊敬できるジャーナリストは非常に多く存在する。わたし自身、そうした人たちには敬意を込めてジャーナリストという言葉を使い続けたいと思っている。

退職のご挨拶

拝啓

 皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
  時事通信社デジタルメディア事業本部の湯川鶴章です。

  さて、私ごとではございますが、このたび時事通信社を今月末日をもって退職することになりました。在職中は公私にわたり格別のご懇情を賜り誠にありがとうございました。 厚くお礼申し上げます。

  転職を決めたのは、わたしの専門であるオンラインビジネスの領域で時事通信社に貢献したいとこれまで努力してきましたが、自分自身の未熟さからほとんど結果を出せなかったのが一番の理由です。また今後も出せそうにないという展望に立ち、社を去ることが社への最大の貢献であるという結論になりました。

 わたしは中途採用という形で会社に「拾っていただいた」という経緯があり、貢献できずに去ることに関しては非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 時事通信は懐の深い、すばらしい会社だと思います。また報道への使命感に燃えがんばっている人たちが多く残っています。わたしは社から去りますが、これからも時事通信社に対しご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

  さて私の今後ですが、幾つかお話は既にいただいてはいるのですが、まだどれも正式に決まったわけではありません。基本的にはフリーな立場で動きたいと考えています。大きな組織の中では成し得なかった新しいタイプのメディアの構築にも挑戦してみたいですし、世界へ挑もうとする若きベンチャー企業を支援したいとも考えています。しばらくは自分に何ができるのか試行錯誤してみたいと思います。

  インターネットの時代になったおかげで、いろいろな形で多くの人たちとのつながりを維持することが容易になっています。これからもいろいろな形でお付き合いさせていただくことになると思います。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 末筆となりましたが皆様のご健勝と益々のご活躍を心よりお祈りいたします。

敬具

時事通信社 編集委員

湯川鶴章

【訂正】Amazonの一部書籍で紙と電子書籍の割合2対1に。始めてまだ2年なのに

追記:「100冊のうち48冊が電子書籍」ではなく「kindle版が出ている100冊紙の本を売れば、48冊が電子書籍」なので、半分ではなく3分の1でした。kindle版が出ていないのもあるので、数字はもっと少なくなるかと思います。お詫びとともに訂正します。@hirohikosassakiさんからご指摘いただきました。佐々木さん、ありがとうございました。

 なかなか電子書籍って普及しないなって思っていたんだけど、普及し始めると津波のように一気に業界の様相を変えてしまうものなのかも。New York TimesがAmazon.comのJeff Bezos氏にインタビューしている。

Of all the books that Amazon sells, what percentage are digital books? For every 100 copies of a physical book we sell, where we have the Kindle edition, we will sell 48 copies of the Kindle edition. It won’t be too long before we’re selling more electronic books than we are physical books. It’s astonishing.

 冊数ベースでいくと売上の48%が既に電子書籍。Kindle発売してまだ2年なのに。過半数に達するのは時間の問題という感じ。実店舗のチャーンや取次なんかにとっては、ものすごい急激な変化ってことになるんじゃないだろうか。

How quickly are paper books migrating into their digital equivalents? When we launched Kindle two years ago, it was 90,000 titles, and today it’s more than 350,000. We’re adding thousands of titles every week. Our vision is every book ever printed in every language, all available within 60 seconds.

 最初は9万タイトルしかなかったのに、2年で35万タイトルに増えた。毎週何千というタイトルが電子書籍として追加されている。「これまでに出版されたすべての言語のすべての本を60秒で」というのがビジョンらしい。

Initially, Amazon sold books exclusively, but it has since expanded into a retail omnivore that sells basketballs and vacuum cleaners and hamster food and everything under the sun. What is your goal, exactly? We want to have earth’s biggest selection. Earth’s biggest river, earth’s biggest selection.

「地球最大のセレクションを持つECサイト」になるというのが目標のようだ。

How does that work? Basically you submit the book, you set the price for it, we charge the customer and then we give you 35 percent of the revenue. And Amazon keeps 65 percent? That sounds like a lot. Does it? You’re an author, what does your royalty check look like? Are your royalties 35 percent?

 売上の65%をアマゾンが取るのか。すげっ。普通著者印税って10%前後だから、35%も取れるなら「それでもいいじゃん」ということなんだろう。  この間、オカッパ本田くんが「これからはまず電子書籍で、売れれば紙の書籍にまで展開する、という流れになるんじゃないですかね」と言ってたけど、確かにそういうこともありかもなあ。

仮想書店のアマゾンが英で実店舗経営に乗り出す?

 英SundayTimesのオンライン版によると、Amazon.comがイギリスで実店舗として利用する不動産を探しているのだそうだ。不動産業者らの情報らしい。  まあありえる話かなと。仮想書店が実店舗を運営してはいけないということは全然なくて、オンラインでもオフラインでも顧客にサービスを提供する上で最適の組み合わせを提供していけばいいのだと思う。  自分自身のことを考えても、ネット上でいろいろ調べたあと、リアルの店舗で買うことがよくある。なぜそんなことをするのかというと、最大の理由はすぐにほしいから。配達されるのを待つより、どうせ仕事で街に出て会社帰りにリアルの店舗をのぞくことができるのだから、ついでに買いたいと思う。買いたいときが、ほしいとき。待ってられない。
 買う前に検索するという行為は一般的になってきたけど、検索後にリアル店舗で購入するという人も結構いるのかもしれない。
Argos said that 18% of its internet sales are items bought on the web and collected in-store. In the run-up to Christmas it predicts 50% of its television sales will be bought this way.
 Argosって何屋さんか知らないけど、Timesによるとオンライン、オフラインの両方のショッピングチャンネルがあるみたいで、普通は全注文の18%が実店舗でピックアップされて、クリスマス前はテレビの売上の半分は実店舗でのピックアップになると予測している、みたい。  インターネットによって競争のルールが大きく変化している業界の従来型ビジネス側の人たちがよく「〇〇は不滅だ」と感情的に主張しているけど、それはある意味事実。急速な変化という表現が使われても、実際には変化には時間がかかり従来型事業が急速に消滅することがなかったり、従来型事業の一部の機能が形を変えて価値を創造する場合も結構多い。テレビの登場によってラジオや映画がだめになると言われたけれど、ラジオはマスからよりパーソナルなメディアに変化することで新しいニーズに応えたし、映画は音響設備の向上や、友人、恋人とのソーシャルな場としての役割を強調することで新しい価値を作り出した。同様にオンラインショッピングが主流になるという流れの中でリアルな店舗の存在意義を再確認して、オンライン、オフラインの両方のチャンネルを維持すべきだと思う。そうした全体像の中での新しい存在意義を考えもせずに「〇〇は不滅だ」と主張しているだけっていうのは、もちろん全然だめだけど。

iPhone用に手袋を購入 フリーノット(FREE KNOT) レイヤーテックインナーグローブ

 

 普通の手袋ではiPhoneを操作できない。でも手がさむい。だから指先のない手袋を購入しました。フリーノット(FREE KNOT) レイヤーテックインナーグローブ。パソコンを打つときにも使っています。なんだか最近、手の甲が寒いんだよな。

 インナー手袋ということで、薄いので使わないときにはポケットにいれてもかさ張らないので重宝しています。結構気に入ったのでもう1つ買って義兄にプレゼントしました。もう少し寒くなったら毛糸の手袋を重ね着してもいいかも、と思ってます。

 東急ハンズで1995円で売ってたのを買ったんだけど、アマゾンでは1596円だった。しまった。ウィッシュ!

 

Googleのアキレス腱は「予想だにできないクラウド領域」にあり

 いや僕が言ってるんじゃなくGoogleのCEOのEric Schmidtさんがそう言っている。CNBCのCEO Eric Schmidt Reveals 'Centerpiece' Of Google's 2010 Strategyという記事から。

Cloud Computing

Schmidt told us cloud computing is the centerpiece of Google's 2010 strategy.

"It’s a new model. You basically put all your information on servers and you have fast networks and lots of different kinds of personal computers and mobile phones that can use the applications... it's a powerful model and it's where the industry is going. It is the centerpiece of our 2010 strategy."

 高速ネットワークでクラウドにつながる新しいタイプのモバイル機器やコンピュータ機器(ネットブックとかタブレットとか)で、今までと違った形のコンピューティングのパラダイムが広がろうとしているわけだけど、Googleはそこに大きなビジネスチャンスの存在を感じ取っているんだろう。来年の戦略の柱がこの領域になるとSchmidtさんは言っている。

 まあそうだろうなあ。ChromeOSに力入れているし、androidもがんばるみたいだし。

 さてそんなGoogleにとっての脅威とはなんだろう。

Worries

But when he goes to sleep at night it isn't Yahoo or Microsoft that he worries about. "I worry about the next entrepreneurial company that will take cloud computing into an area that we have not anticipated. (I worry about) something that we don’t foresee that could really take off. There's evidence that a lot of new companies could be built."

Googleも気づかないような領域でクラウドコンピューティングを展開するベンチャー企業が強力な競合になる恐れがあると考えているのだという。たくさんのベンチャー企業が出てこれる条件が揃ってきたというのだ。

 確かにモバイルにしろ有線にしろネットワークの高速化、普及は今後も順調に進むだろうし、その上で新しいコンピューティングを実現するためのモバイル機器やハード機器のOSはGoogleが開発、普及させようとしてくれている。新しいクラウドコンピューティングのインフラをGoogleが整えてくれているわけだから、その上で新しいタイプのクラウドコンピューティングのアプリケーションを提案するビジネスって次々生まれてくる可能性はある。中にはびっくりするような発想のサービスが出てくるかも。

 日本から世界に通用するような新しいクラウドコンピューティングのベンチャーが出てくれればいいんだけどなあ。Googleに恐れられるほどのベンチャーが出てきてほしいものだ。

 がんばれ、日本のIT業界!

行かずに書いたセカイカメラのイベントレポート

スミマセン、セカイカメラのイベントへ行ってません。でもブログ書きます。それでも記者かお前は!だめですかそうですか。

  • ポイント1。みんなの経済新聞のコンテンツがセカイカメラで見れるようになる。
  • ポイント2。マツモトキヨシ店舗情報をエアタグで配信。年内に実験開始。
  • ポイント3。・・・

あーやっぱりだめだ、書けない。行っていない自分が適当なことをまとめるより、以下の動画を見てもらったり、Twitterの抜粋を見てもらうほうがよく分かると思いますです、はい。

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iguchi あと、ほぼ1時間で「スキヤキ」だ! 銀座アップルで #sukiyaki イベント #sekaicamera バージョン2を #tonchidot が発表します。 link
nobi #ASG 到着。みんなの経済新聞とセカイカメラのコラボ発表 #SekaiCamera link
nobi #SekaiCamera みんなのけいざい新聞のコンテンツは金色の枠で囲んで一般のエアタグと区別。世界の54媒体をセカイカメラで提供!? link
donkeyquartet セカイカメラとみんなの経済新聞の提携、どことなく任天堂Wiiのネットワーク展開のノリと似てる印象。いいですね。 #sukiyaki #sekaicamera link
nobi #SekaiCamera みん経の方: 普段は街を歩いていても、ここの店でこんなニュースがあるということはなかなか感じられない。これは新しいメディア。これで世の中がどう変わるかは我々も読めない。 link
nobi #SekaiCamera の次の試み。新ショッピング体験。ゼンリンとの連携で AirDrugStoreマツモトキヨシ店舗情報をエアタグで配信。年内に実験開始。全店舗展開は来春から。 link
nobi #SekaiCamera データは既にゼンリンのemapに情報が入っている。それをセカイカメラで展開。今のエアタグは膨大過ぎる。セカイカメラがオーソライズド タグを採用したのはユーザーにも企業にもうれしいところ。 link
satokoms 店舗情報だけだとあえて見ようと思わない気が。 RT @nobi: #SekaiCamera の次の試み。新ショッピング体験。ゼンリンとの連携で AirDrugStoreマツモトキヨシ店舗情報をエアタグで配信。年内に実験開始。全店舗展開は来春から。 link
sondafone RT @nobi: #SekaiCamera みんなのけいざい新聞のコンテンツは金色の枠で囲んで一般のエアタグと区別。世界の54媒体をセカイカメラで提供!? link
shinyai RT @nobi #SekaiCamera 次はセカイカメラならではの旅行体験、エアトラベル。楽天トラベルと提携。今日からスタート。楽天には10%ルールがあり、その一環で進めていたので、いち早く今日からスタートできた。 link
nobi #SekaiCamera 楽店トラベル、約2秒に1回、旅行のトランザクションをしている。予約を起点にするだけでなく、旅行を楽しんでもらおうと考えていたので、セカイカメラとはマッチしていた。Air Travelのデータ、今まさに取り込み中だそうです。 link
achansan この勢いでやっぱSIMフリにしないと、Iphoneの意味も、アンドロイドも意味ないんでないかと。 #Sekaicamera link
nobi #SekaiCamera は最初から海外でも評価されて来た。フランスのBouygues Telecomと組んでAir Museumを展開。英語版セカイカメラに、美術館のガイド情報載せて、パリ郊外の科学博物館で展開。遠方からAR体験のためだけに訪れる人も。屋内なのでKoozyt活用 link
nobi #SekaiCamera フランスの科学博物館の展示、手話情報などもエアタグで。 link
nobi #SekaiCamera ここからはChapter 2 Sukiyaki。セカイカメラ、縦モードで使いたい人、意外に少ない。 link
ipodstyle_info 姉ヶ崎タグが最も多いエアタグだった #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
tayu917 こういった話を一気に聞くと、スゴイと爆発的に思ってしまう。 #SekaiCamera link
23tokyo 使えるウェブラル技術が確立したら映画みたいな未来が即実現しそうwwRT @abfly: セカイカメラの発表会ストリーミング見てるけど、いろいろ頑張ってる。すごいなhttp://bit.ly/4JSG0P   #SekaiCamera link
nobi #SekaiCamera 7言語で、世界77カ国で展開。日中仏独韓西 +1カ国。セカイカメラバージョン 2。エアズームで、小さいタグもタッチしやすく。Air Movieで動画対応、そしてAirTweetでTwitter連携。 link
nobi #SekaiCamera Air Zoom画面をダブルタップすると、その周辺のタグをズーム表示。ピンチ操作にも対応。 link
nobi #SekaiCamera AirMovieのタグは数フレームをチカチカ切り替え表示して、動画であることがわかるようにしている。 link
kaisendon 機能的には魅力満載だけど、バッテリーの持ちがさらに悪くなってないかこれ?長く使えないのは実用上致命的な予感。 #SekaiCamera link
nobi #SekaiCamera AirTweetは、その周辺にいるユーザーのつぶやきをそのまま見えるように。さらにユーザーのエアタグをタップすると、そこにそのユーザーのつぶやきの履歴が表示される。 link
nobi #SekaiCamera ver 2ではフィードバックを重視。ソーシャルなコミュニケーションが広がるようにSekai LifeというSocial ARのモジュールを追加。 Air Pro、Air Follow、Timeline、Reply list、Historyの機能を用意。 link
saikami 手話は素晴らしいし最適ですね。 RT @nobi #SekaiCamera フランスの科学博物館の展示、手話情報などもエアタグで。 link
nobi #SekaiCamera ユーザー同士のすれ違い通信も可能。 link
tty RT @nobi: #SekaiCamera AirTweetは、その周辺にいるユーザーのつぶやきをそのまま見えるように。さらにユーザーのエアタグをタップすると、そこにそのユーザーのつぶやきの履歴が表示される。 link
donkeyquartet mixi、twitter、ポケモン、ドラクエなどが凄い勢いでマッシュアップされてる感じがする。面白そうだ。 #sukiyaki #sekaicamera link
kojira でも起動してる間だけしか無理だろうなあ RT @nobi: #SekaiCamera ユーザー同士のすれ違い通信も可能。 link
Lio RT @nobi: #SekaiCamera ver 2はFB重視。ソーシャルなコミュニケーションが広がるようSekai LifeというSocial ARのモジュール追加。 Air Pro、Air Follow、Timeline、Reply list、Historyの機能を用意。 link
nobi #SekaiCamera Sekai Lifeを使うと、人のいる場所にタグが表示される。それをクリックしてフォロー/アンフォローもできれば、iPhoneを縦に回転させると、Twitter TLが、つまり、今日、その人が何をやってきたかが表示される。 link
ipodstyle_info エアタグ打ったが消せないと言う事だったが、TL上のエアタグは消せるようになった #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
i196 なんか新しい #SekaiCamera がスゴイみたいだなぁ。世界展開とか各種アライアンスとかSocial機能とかすれ違いとか。でも、これってiPhoneで常に起動してないと使えないんじゃ?で電池もバカ食いと。早くバックグラウンドで動作させられるAndroidに来ないかねぇ? link
lio #Sekaicamera がどんどん面白くなっていくんだけど、動作感がもっさりしてたり、起動直後にオチたり、ゴミタグが整理されたりしないと、登録者数は増えても、使い続ける人は増えていかないだろうな。 #TRAVATAR も同じ。 link
nobi #SekaiCamera 足跡機能で、Sekai LifeをONにしておくと、今日、その人が、どれだけの人とすれちがっていたかをふりかえることができる。もちろん、offにもできるので、ご安心を。 link
falcon2001 ARって難しいよな。初期のインフラの整備状態と同じで、地域格差がでてきてしまう。田舎でセカイカメラ使っても面白くないしw #SekaiCamera #sukiyaki link
topos0204 セカイカメラでプライベートだだ漏れ。でも、面白そう!RT @nobi: #SekaiCamera Sekai Lifeを使うと、人のいる場所にタグが表示される。それをクリックしてフォロー/アンフォローもできれば、iPhoneを縦に回転させると、Twitter TLが表示される。 link
ayuming_gyatei 興味深い!でも何言ってるかわからない。自分の理解レベルが低すぎるw RT @a_matsumoto セカイライフ... RT @nobi: #SekaiCamera ver 2ではフィードバックを重視。ソーシャルなコミュニケーションが広がるようにSekai LifeというSoci link
ipodstyle_info セカイカメラのオープン化 #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
Nkzn Androidに流れ込んできたら、 #droidsensor の危機ですね! RT @nobi: #SekaiCamera 足跡機能で、Sekai LifeをONにしておくと、今日、その人が、どれだけの人とすれちがっていたかをふりかえることができる。もちろん、offにもできるので link
tanB セカイカメラ オープンエアAPIの説明 #sukiyaki #SekaiCamera link
nobi #SekaiCamera Chapter 3 は Open Air、セカイカメラのOpen API。POST, Federation, IAC(Inter Application Communication)。IACで、メディアフロントエンドを。 link
nobi #SekaiCamera とMotion Portrait社とのコラボ。Open Air IACを使ったPhotoSpeak on AirTagを紹介。MPのフェーシャルアニメをAirTagで。開くとLaunch(起動)ボタンが表示されるので、それをタップすると、アプリ起動。 link
tanB タグをタップするとiphone内の別のアプリケーションが開き連携 #sukiyaki #SekaiCamera link
f355fhp 俯瞰の方が使いやすいだろってなARの必然性がないアプリが多い。RT @falcon2001: ARって難しいよな。初期のインフラの整備状態と同じで、地域格差がでてきてしまう。田舎でセカイカメラ使っても面白くないしw #SekaiCamera #sukiyaki link
nobi #SekaiCamera OpenAir IACのデモ2つ目は、 Jazz Sculptor on AirTag。Jazz Sculptorは彫刻のアプリ。後戻りできない、潔よさを重視した彫刻アプリ。 link
nobi #SekaiCamera Jazz Sculptorのエアタグは立体の彫刻がクルクル回りながら浮遊しているように表示される。 link
himanainu_kawai 1億ライフロガー時代 @nobi #SekaiCamera Sekai Lifeを使うと、人のいる場所にタグが表示される。それをクリックしてフォロー/アンフォローもできれば、iPhoneを縦に回転させると、Twitter TLが、つまり、今日、... link
MotoyoshiTW RT @nobi #SekaiCamera OpenAir IACのデモ2つ目は、 Jazz Sculptor on AirTag。Jazz Sculptorは彫刻のアプリ。後戻りできない、潔よさを重視した彫刻アプリ。 link
tanB 彫刻した3Dオブジェクトがセカイカメラの空間にういてる #sukiyaki #SekaiCamera link
MotoyoshiTW エアタグが3D!すげーな #SekaiCamera link
redtail2733 http://twitpic.com/rt5c7 - #sekaicamera link
falcon2001 ARは模索&実験フィールドだし、実用性よりも面白そうなものじゃないとダメじゃないかな。RT @f355fhp: 俯瞰の方が使いやすいだろってなARの必然性がないアプリが多い。RT @falcon2001: ARって難しいよな。初期の… #SekaiCamera #sukiyaki link
Shimamoo これはまじですごい!これで¥1,200ですとか言われたらどうしよう #SekaiCamera link
nobi #SekaiCamera Jazz Sculptorで、空間に1本の木から彫刻で作品をつくり、次にきた他の人が、それをセカイカメラで、ひろってさらに掘る。そんなコラボも可能。セカイカメラ  x Jazz Sculptor。 link
f355fhp その通りなんだけど、面白いより前に写真撮られていると思われて回りに警戒されちゃうんだよね。 RT @falcon2001: ARは模索&実験フィールドだし、実用性よりも面白そうなものじゃない #SekaiCamera #sukiyaki link
funoma #SekaiCamera Jazz Sculptorで、空間に1本の木から彫刻で作品をつくり、次にきた他の人が、それをセカイカメラで、ひろってさらに掘る。そんなコラボも可能。セカイカメラ  x Jazz Sculptor。 (via @nobi) link
himanainu_kawai イヤホンガイドのAR化が望まれる。 #SekaiCamera link
falcon2001 初期のケータイなんかと一緒じゃないかな。初めは奇異に見られる。だけど、みんなそのうち慣れてくる。普及すればだけど。RT @f355fhp: その通りなんだけど、面白いより前に写真撮られていると思われて回りに警戒されちゃうんだよね。  #SekaiCamera #sukiyaki link
nobi #SekaiCamera つづいて2010年のロードマップ その1。Sekai Ranking-ノイズが多く、有益な情報が目立たない。エアタグの空間をスマートにマネージメントするしくみ。 link
nobi #SekaiCamera 2010年のロードマップその2。Sekai Switch。電脳ペットなどを飼ったりして、現実情報と仮想情報を簡単にスイッチ。 link
tanB 今後のロードマップの話、タグにノイズが多いのでランキング機能をつけたい 世界観を切り替え(switch)したい #SekaiCamera #sukiyaki link
tanB 電脳ペットも #SekaiCamera #sukiyaki link
nobi #SekaiCamera の新しいチャレンジ発表。ARノベル。 15 x 24。@15x24 Twitterとセカイカメラを使った多次元的展開のノベルを2010元旦からノベルの内容をロールプレイ式で展開。詳細はtwitterをフォローしてくださいとのこと。 link
tauk どこでも博物館、ユビキタスミュージアム連動! RT @himanainu_kawai: イヤホンガイドのAR化が望まれる。 #SekaiCamera link
nobi #SekaiCamera 頓知ドット #Sukiyaki イベント。フィナーレを飾るゲストは日本人とタイ人のユニット、Sweet Vacation(スイバケ)。 スイバケとセカカメの馴れ初め解説中。 link
tanB sweet vacationがきてます  #SekaiCamera #sukiyaki link
tanB スイバケXセカカメ  #SekaiCamera #sukiyaki link
narumi #SekaiCamera 発表内容が多すぎてよくわかんなくなってきた。 link
chado10 #SekaiCamera 同じ空間で全く知らないもの同士が1つ話題についてぶつぶつ言ってる。なんか不思議な気分。 自分的には楽天が企画がしっかりしていて魅力的です。 link
ipodstyle_info AirTunes エアタグでおんがくをデリバリする #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
lio @micanaitoh の山手線ノベルみたい?QT @nobi: #SekaiCamera の新しいチャレンジ発表。ARノベル。 @15x24 Twitterとセカイカメラを使った多次元的展開ノベルを2010元旦からノベルの内容をロールプレイ式で展開。詳細は@15x24をフォロー link
tanB Air Tuens で音楽を空間に配置  #SekaiCamera #sukiyaki link
ipodstyle_info バレンタインデーの朝に下駄箱を覗くワクワク感 #SekaiCamera  #SUKIYAKI http://twitpic.com/rt6ud link
clavius iPhoneってユーザサイドから見てシングルタスクなのが実はよいところなんだってことを考えた方がいいかもしれない.  #sekaicamera link
ipodstyle_info AirTunesで初めてコラボ出来たスイバケありがとー #SekaiCamera  #SUKIYAKI http://twitpic.com/rt71f link
donkeyquartet Air Tunesだけど、座標軸・時間軸を絡めた楽曲のレコメンドはいい試みだと思うな。その場の雰囲気で買っちゃう可能性が高まると思う。 #sukiyaki #sekaicamera link
tanB へー!よくわかんないとき井口さんがセカイカメラ発表会で言ったImaginっ!ていうのがロンドンの学生の間ではやってるんだって! #SekaiCamera #sukiyaki link
ipodstyle 終了しました #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
donkeyquartet 座標・時間の他に気象状況やユーザの性別・年齢も絡められるかな。レコード会社はもちろんだけど、ユーザが「この場所・この時間帯・この天気で聴くならこの曲」みたいにおすすめできてその場で買える仕組みがあったら楽しいんじゃないかなー。 #sukiyaki #sekaicamera link
ipodstyle_info 高さを判別できる仕組みをクウジットと一緒に提供 #SekaiCamera  #SUKIYAKI http://twitpic.com/rtcwd link
ipodstyle_info クウジットの末吉社長によるプレイスエンジンのフロア推定技術の説明 #SekaiCamera  #SUKIYAKI http://twitpic.com/rtczk link
ipodstyle_info クウジットの屋内位置測位ソリューション #SekaiCamera  #SUKIYAKI http://twitpic.com/rtd1m link
ipodstyle_info アンドロイドは必ずやります #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info クレームはまだ無いが、対応窓口は用意してある #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info 岐阜も京都もそれ自体で直接利益というより、積極的に取り組むと言う活動が良い結果になている #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info ついったーも玉石混合だが、仕組みでうまくフィルタされている、人手は限界があるのでもっとクレバーな対応を考えたい #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
adidaman おし、広報部って肩書きを生かして、周辺の観光地にエアタグ残しにいってみようか。浜名湖をぐるっと2周して(車で1周・天竜浜名湖鉄道で1周)、遠州灘へ行って、天竜川の河口辺りに行って、駅前をさまよって・・・ #Hamamatsu #SekaiCamera link
ipodstyle_info ITmedia松尾 クウジットのプレイスエンジンの導入は海外にはどうやって導入するのか #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info マツキヨはどっちから声かけたの?日経BP #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info セカイカメラ自体の収益花はまだまだだが、セカイカメラならではの提案が出来てからかなと #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
donkeyquartet @sakurabu #sekaicamera を使うとき、iPhoneを掲げて使うから犯罪者扱いされそうなどと恥ずかしがらずに「上を向いて(歩こう=セカイカメラを使おう)」という意味だと最初におっしゃっていたような。 #sukiyaki link
ipodstyle_info セカイカメラの仕組みが世界中に受け入れられ、浸透してゆけばお金は循環すると思う #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info 機材も安くなるので、今のところ心配していない #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info ソフトバンクテレコムがエアタグオーソライズマネージメントを行っている #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
iamosm ここ大事。RT @ipodstyle_info: セカイカメラ自体の収益花はまだまだだが、セカイカメラならではの提案が出来てからかなと #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info 北米、韓国、フランスのリアクションが大きいので期待している #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info APIは、エアタグ、セカイカメラの楽しさを損なわないレベルでやりたい #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info ※たくさんでやりとりが多いので後日レポートでお送りします #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
ipodstyle_info ピンチイン、ピンチアウトはどくじの技術の結晶 #SekaiCamera  #SUKIYAKI link
_kaolu_ ありがとうございます!  RT @ksorano: 【お知らせ】『SekaiCamera SUKIYAKI Tokyo 2009』のUstアーカイブはこちらです!Liveを見逃した方はどうぞー http://bit.ly/4OXbAc #sukiyaki #sekaicamera link

Friendsterが年内にアジア企業に身売りするという噂

 とき~の流れるまま~に~。(なんのこっちゃ)

 Friendsterといえば一世を風靡したフロンティア的存在のSNS。人が集まれば余計に多くの人が集まるという好循環に入るというネットワーク効果で、その牙城を崩すのは不可能と思われたんだけど、ついに身売りするのかあ。

 

ロイターが報じているんだけど、年内にもアジア企業に1億ドルで買われていくのだそうだ。今のFriendsterのユーザーの大半はアジア人だというから、それもいいかもね。

2010年Macの販売台数は前年度比26%増

Caris & Companyのアナリストによる推計。パソコン市場全体は同16%増なんで、アップルが好調なのが分かる。それでもマックのシェアはまだ4%なんだけどね。

Apple is predicted to continue its gains on the rest of the PC market in 2010, with Mac sales projected to grow by 26 percent while the industry is forecast to see a 16 percent year-over-year increase. If the predictions of Robert Cihra, analyst with Caris & Company, prove true, it would give Apple a total 4 percent market share for the 2010 calendar year.

僕もマックに乗り換えたし、周りの友達も乗り換える人が多いように思う。だって特にWindowsにいいイメージないもんなあ。今の会社のwindowsマシンがびっくりするくらい遅いし、理由は分からないけど。何かもっと違うもの、サクサク動くものがほしいと思ったんでマックに乗り換えました。

TwitterとFacebookの時代がきた

 昨日のID戦争勃発?米YahooはFacebookと、 GoogleはTwitterと連携という記事の解説を追記として書く、と約束したんだけど、なかなか筆が進まない。というのは、昨日の出来事があまりに大きな話だからだ。自分の中で考えがまとまるまでにしばらくかかりそうなんだけど、とりあえず今思っていることを幾つか書きたい。

(1)ユーザーに近いメディアが勝つ

 これはどのビジネスでもそうなんだろうけど。
 2つのメディアサイトが相互に連携した場合、どちらのほうが力を持つのか、というと、ユーザーに近いほうである。ユーザーが「ここは自分の属するコミュニティーである」「自分の友人たちに囲まれた、居心地のいい場所である」と認識するサイトの方が力を持つようになる。もう一方は、そのコミュニティーサイトのデータ置き場、ツール置き場になり下がってしまうものだと思う。なぜなら友人関係は簡単に捨てたり、リセットはできないが、データ置き場は代替が可能だからだ。
 Yahoo!とFacebookの場合、Facebookのほうがユーザーに近い。GoogleとTwitterの場合、Twitterのほうがユーザーに近い。昨日の2つの提携は、ウェブの覇権が移行しようとする象徴的な出来事だったんだ。  こう考えるのは僕だけじゃない。  ReadWriteWebは次のように表現している。

the Royalty of the web's last generation has crowned these two leading social networks as the Royalty of the current generation in a deal that offers traffic and money 前世代の王者が、現世代の王者として有力ソーシャルネットワーク2社に王冠を手渡した。

 ね、この記事でも、Yahoo!とGoogleを「過去の王者」としてしまっているでしょ。


(2)ユーザー情報の核になることの意味

 日本でも住基ネット問題っていうやつがあった。国民のすべての個人情報が住民基本台帳にひもづけられるようになると、確かにいろいろと便利なんだけど、プライバシーの問題的にはどうよ、という話だ。
 今回の2つの提携は、これと同じような話だ。
 TwitterのID、パスワードでGoogle関連サイトにログインできて、アバターやプロフィールは自動的に表示され、友人の招待も簡単にできる。非常に便利でいいんだけど、ネット上のアクティビティに関する情報がTwitterのIDにすべてひもづけられて本当にいいんだろうか。
 Facebook、Yahoo!の提携も同じ。Yahoo!上のアクティビティがすべてFacebookのIDにひもづけられていいんだろうか。
 これからの広告、マーケティングは、ソーシャルなものになっていくと言われる。というか僕はそう思って、あちらこちらでそう主張している。もし本当に人間関係をベースにした広告、マーケティングの市場が今後、急成長したときに、Twitter、Facebookって、めちゃくちゃ大きな影響力を持つようにならないだろうか。
 パソコンソフト市場に君臨したマイクソフトや、検索エンジンで世界一のネット企業になったGoogleなんかとは、比べものにならないほどの影響力を持つようになりはしないだろうか。
 Yahoo!もGoogleもことの重要性は十分に理解している。だからこれまでOpenIDとかいって自分たちのIDシステムをデファクトスタンダードにしようと努力してきた。でも最近のアメリカのウェブサービスを見ていると、OpenIDよりもFacebookとTwitterのIDでログインできるサイトが圧倒的に多くなっている。もう勝負はついたって感じだ。
 Yahoo!、Googleも情勢を理解して、今回の提携に至ったんだろうと思う。

(3)Google&Twitte連合 vs Facebook&Yahoo!連合に発展するのか

 アメリカのウェブサービスを見ていると、ログイン方法としてTwitterとFacebookの両方を提示し、どちらのIDでもログインできるようにしているところが多い。両方併記することが一般的だと思う。
 注目すべきは、GoogleもFacebook、Twitterの両方を併記するようになるのかどうか、ということだ。もしGoogleが今後もTwitterのIDしか受け付けないようなら、GoogleがFacebookをライバル視している証拠だろう。
 そうなればGoogle・Twitter連合と、Facebook・Yahoo!連合の対立という構図に発展していくことになるかもしれない。

ID戦争勃発?米YahooはFacebookと、 GoogleはTwitterと連携

追記・お約束の解説は「TwitterとFacebookの時代がきた」というタイトルの別エントリーにしました。

 米Yahoo!がFacebookとの連携強化を米時間2日午前6時29分に発表したかと思えば、Googleが同日午後2時にtwitterとの連携強化を発表した。
 Yahoo!&Facebook連合とGoogle&Twitter連合の戦いという構図に進展することを意味するのか、それともYahoo!、Googleといったこれまでの時代の覇者が、Facebook、Twitterという新興勢力の力を認めざるを得なくなったと見るべきなのだろうか。

 まずはYahoo!の発表文を見てみよう。

in the first half of 2010 we will open the door between two of the Internet’s largest online communities. You will be able to see your Facebook friends’ activities on Yahoo! and share Yahoo! content – ratings, photos, article comments, and more – directly on your Facebook stream.  We’re doing this by deeply integrating a service called Facebook Connect across Yahoo!  properties worldwide, which we announced today.

2010年前半にネット上の最大コミュニティのうちの2つの間のドアが開くことになる。ユーザーはFacebookの友人のアクティビティをYahoo!上で見ることができるようになる一方で、レイティングや写真、コメントなどのYahoo!上のアクティビティがFacebookのストリーム上で見ることができるようになる。技術的にはFacebook Connectという仕組みを世界中のYahoo!サイトに深く取り込む。

In the future, you’ll be able to choose where you want to update your status message – from destinations across Yahoo! – or directly on Facebook.

将来的には、ユーザーはYahoo!上でもFacebook上でも現在のステータスをアップデートできるようになる。

 次にGoogleの発表文

Today, we're bringing Twitter and Friend Connect even closer together. Now you can join one of over nine million Google Friend Connect sites using your Twitter login. Once signed in, your Twitter profile will be automatically linked and you can tweet your new site membership, share discussions from the comments gadget, and invite your friends via Twitter.

 これは直訳するだけだと分かりづらいので簡単に説明しよう。 Google Friend Connectは900万以上のサイトに利用されているんだけど、これらのサイトにTwitterを使ってログインできるようになるということ。ユーザー登録する際に、「GoogleのIDで登録しますか。TwitterのIDで登録しますか」と聞いてくるので、「TwitterのIDで登録」を選び、TwitterのIDとパスワードを入力すれば、Twitterのサイトにジャンプし、「このサイトがアカウントデータを使うことを許可しますか」と聞いてくるので、「許可する」を選択するだけ。
 それだけでTwitterに使っているアバターや名前が新しいサイトでも表示されるようになっている。
 またそこで「このサイトに登録しました」とTwitter上でつぶやき、友人をこの新しいサイトに誘うこともできる。
 そのときに友人を誘わなくても、いつでも設定のページで自分のTwitterの友人リストの中からサイトに誘いたい友人を選んでメッセージを送ることもできる。
 また新しいサイトのコメント欄でコメントすれば、自動的にTwitterにダブルポストすることも可能だ。
 一方でサイト運営者にとってみれば、面倒な個人情報の管理の手間が省けるメリットがあるわけだ。

 

これから青山ブックセンターで行われるコバヘンとのトークライブに出かけるので、この2つの発表がどういうことを意味するのかは追記として書きたいと思う。

【関連記事;Facebookの暴走を止めることができるのはTwitter+Googleのみ

グーグルの日本語入力IMEは「ついったー」を「ツイッター」と提案できたよ

 グーグル日本語入力ソフトウエア公開って記事を読んで何のことかよく分かんなかった。写真を見るとテキストエディタが写ってたので、テキストエディタかなって思ったんだけど、ダウンロードしたらIMEのことだった。

 ちなみにIMEってもともとはWindowsプラットフォーム向けの入力ソフトのことを指してたらしいんだけど、最近ではMacやAndroid向けでもIMEって呼ばれることがあるんだって(Wikipediaによると)。
 Mac用には「カワセミ」が人気があるって聞いたので「カワセミ」を購入するつもりだったんだけど、グーグル日本語入力をためしてみよう。So far so good. ちょっと使った感じはなかなかいいと思う。
 ウェブで使われている言葉をライブラリ化しているんだろうから、最新の言葉も入ってるんじゃなかろうか

 と思い、「ついったー」と入力してみたら、Macの「コトエリ」では「津井たー」と提案されてたのが、しっかりと「ツイッター」と提案してくる。結構いいんじゃね。しばらく使ってみます。無料だし。ダウンロードはこちらから。

追記:会社のパソコンでやると、結構もっさり感がある。提案が表示されるより自分で入力するほうが速い。これはパソコンが古いからなのか。帰宅してから自宅の最新のMacだと使用感がどんなものか調べてみたい。

Microsoftのbingの地図がすごいらしい

追記:マイクロソフトが動画でBing Mapの新機能を紹介している。英語だけど。この動画を見るのもそうだけど、Bing Mapの新機能を利用するにはマイクロソフトのSilverlightをダウンロードしないといけない。Silverlightは、Flashのようなマルチメディア技術なんだと思う。よく知らないけど。 ごめん。

この動画をみると、航空写真からストリートレベルまでシームレスにズームイン、ズームアウトできるようだ。

Get Microsoft Silverlight

 昨日の夜あたりからアメリカのギークたちのtweetを読んでると、Microsoftの検索エンジンBingの地図が新バージョンになったらしくて大騒ぎになっていた。 なんでもユーザーの投稿写真を取り込んで地図を3Dにしてしまうのだそうだ。ちょっとBingをのぞいてみたが、どこがどのようにすごいのか分からない。なにやらファイルのダウンロードが必要なようなんでダウンロードしたんだけど、よく分からない。投稿写真がないのでまだすごさが分からないのだろうか。マイクロソフト本社近郊、シアトルなんかの地図を見れば既に3Dになっているのだろうか。それともfirefoxでは見れないのだろうか。IEに切り替えてもうちょっと調べて、また報告します。

追記:会社のパソコンではうまく表示しない。古いパソコンだからだろうか。家のMacであとで試そう。とりあえずアメリカでの報道をまとめてみた。

 Bing Mapでは地図をプラットフォームと見立ててアプリを搭載できるようになっているようだ(会社のパソコンではうまく使えないので知らない)。地図と別のウェブサイトの間を行ったり来たりしなくても、地図の上でいろいろな情報を入手できるのだそうだ。

グーグルストリートビューのようなものとか、近くのお店の情報とかも表示される。近くのtweetも表示してくれるみたい。

 でも一番すごいのが、Photosynth(フォトシンス)という技術を使って3D画像を作成するところみたい。Photosynthに関してはマイクロソフトの技術者がTEDで講演している動画がある。この動画の後ろ半分にこの技術が登場するんだけど、確かにすごそう。例としてFlickrにアップロードされているパリのノートルダム寺院の写真から3D画像を作っている。「ノートルダム寺院」というタグがつけられた写真ってFlickrには何万枚もあるのかもしれないけど、これを全部集めてきて3Dに仕上げてしまっている。どの角度からでも見れる。

 

ネット上で一般ユーザーが公開している世界中の町並みの写真を集めてくれば、確かにかなりの3D地図が完成するだろう。まるで実写版セカンドライフの中を歩いていくような地図になるのかもしれない。これは確かにすごい。


 僕自身、Bing Mapを使うかどうか分からないけど、Googleに強力なライバルが登場することは、少なくともイノベーションを加速するので、ユーザーにとっては大歓迎だ。

Aolのコンテンツ作成型メディアのさらなる詳細=silicon Alley Insider

 新聞などの従来型メディアの今後の形を占う1つの実験として、新生Aolのビジネスモデルに非常に興味がある。その詳細をSilicon Alley Insiderが報じたので、検証したい。関連記事:コンテンツメディアの新しい形を模索する新生Aol  新生Aolは全部で80以上のコンテンツサイトを、500人のフルタイムの編集者と2500人のフリーランスのライターで作り上げる計画。  Silicon Alley InsiderはAolの幹部が編集者、ライターに宛てたメールを入手、全文を掲載している。

 メールはまず最近採用された編集者について触れている。ニューヨークタイムズの名物コラムニストだとかの名前が挙がっている。もちろん僕は知らないんだけど、結構有力な記者や編集者を引っこ抜いたみたいだなあ。  次に毎朝のオンラインのミーティングに積極的に参加するように呼びかけている。気になるのが次の一言。
I've said to many of you, this is a Darwinian platform. The more you contribute, the more you'll achieve. 何人かにはお話したように、これはダーウィン・プラットフォームです。ミーティングに積極的に参加すればするほど、多くを達成できます。
 ダーウィンって、進化論のあのダーウィンだと思うんだけど、弱肉強食のプラットフォームということなのか、どんどん自己変革するプラットフォームということなのか。  記事のアイデアは、ライター、編集者のほうから幹部(編集局長?)のほうに投げる形。独自の情報を取ってくるというより、他の報道機関の後追いを推奨するようなことを言っている。
All we want to know for a pitch is: what's the story, who broke it (AP, NYT, BW, Bloomberg,etc.), and how you will advance the story if you are following someone else's reporting.どんなニュースなのか、だれが最初に報じたのか、どうすればニュースの深堀ができるのか、ということを提案してほしい。
If you see a great story, or better yet, a great story than needs reporting, let us know, even if you're not the right writer.すごいニュースを見つけたら、もっといいのは、さらに深堀が必要なすごいニュースを見つけたら報告してほしい。たとえあなたがそのニュースに最適な書き手でなくても。
This isn't print. So do it fast. We're looking for colorful, concise, opinionated analysis that always expands the consumer viewpoint. We're not Gawker, so be friendly and authoritative, but on the other hand, don't be afraid to take sides.
 これは紙のメディアではないので、速く書くことが大事。記事のスタイルは、カラフルで、簡潔で、自分自身の考えに基づく分析を含み、消費者視線で書く。Gaukerではないので、フレンドリーかつリスペクトされるような記事を書く。でも自分の主張をすべき従来型メディアの記事のスタイ ルは、中立、客観報道、なんだろうけど、Aolはどんどん主張していけって感じだ。
Most important: Show, don't tell. Take a statistic and tell us a real human story attached to it. 統計の数字だけじゃなく、ヒューマン物語をつけろ。
喜怒哀楽を入れれば、読み物になる、ということなんだろうか。 記事の長さは、単語数で300から500が目安。必要であれば長くてもいい。
Link promiscuously based on major points in your story. Make your story good enough that someone won't want to lose you. リンクを多様しろ。リンクで逃げないぐらいにいい記事を書け。
 リンクを張ると読者が逃げるという考えがあるんだけど、読者にとってはリンクがたくさんあったほうが便利なことは確か。しかしこの「リンクで逃げないくらいにいい記事を書け」という考え方はいいよな。そうだよな、読者の利便性を犠牲にしてまでページビューを稼ごうというせこい考えはよくないよな。
Link to important search-engine-optimization keywords. For the drywall example above: Drywall, rot, fungus, mildew, construction might all be keywords that would need to be linked in a story. Try not to link to Wikipedia but to other sources, even smaller ones. Create a virtuous cycle between you (AOL) and a smaller site from which you may be capturing a story. Linklove is real. Use it.
 検索エンジン最適化(SEO)のキーワードになるようなキーワードにどんどんリンクを張っていけってこと。リンク先との間でリンクの好循環が起こるという。そうなんだ、これは知らなかった。今度SEOの専門家に聞いてみよう。
Headline: Make sure the first few words and first graf contain the critical keywords 見出しの最初にSEOのキーワードを入れろ。
Hot topic of the day. The key is the keyword. Not any keyword, but keywords essential to real estate that AOL Real Estate can win on Here's an interesting way to check if you're on the right path: check out your search term on Google and see who else is there, how your story can be better than theirs', and what you need to add to advance the story. Then keep sprinkling the words throughout your story without changing either the story or your voice. One keyword in every graf is a decent metric but avoid slavish repetition. キーワードを検索してほかにどんな記事があるのか調べろ。どうすれば既にある記事よりもいいものが書けるか。どのようにすれば情報として進化させることができるのかを考えろ。主張を変えないで、キーワードを文章中に散りばめろ。
 かなりSEOを意識した文章の執筆方法を推奨している。古いタイプのジャーナリストなら、検索エンジンを意識して文章を書くなんてもってのほか、ということになるかもしれないけど、新聞記事だって新聞という媒体に合った文章の書き方になっている。文章の構成を逆三角形にするというのがそれだけど、なぜ重要なことから先に書くのかというと、紙面の都合で後ろを切ってもいいようにだ。  なので、文章の書き方がネットの特性に合ったものに変化するのは自然なことだと僕は思うけど。

ソーシャルカーナビのwaze、国際展開へ

 先日書いたソーシャルカーナビ、ソーシャル地図のwazeエントリが多くのRTとブクマをいただいたんだけど、そのwazeが国際展開プログラムを開始した。どういうことかというと世界中の地図会社にパートナーシップを結びませんかって呼びかけ始めたってこと。

there are a wide range of map providers around the world that have valuable map data, yet which face strong competition from global players, and that are also threatened by commoditization of map data and by the increase in maintenance cost related to their services.

waze によると、世界中の地図会社って非常に価値のある地図データを持っているんだけど、グローバルプレーヤーの脅威にさらされている(グローバルプレーヤーっ て、これはgoogleのこと言ってるんじゃねw)。それに地図はコモディティー化しているし、メンテにコストがかかるし、踏んだり蹴ったりなんじゃない すか、という。だからうちと手を組みましょうよ、という話。

 確かに、最近ではappleも地図関連の技術者を募集していて、IT業界の2大プレーヤーが地図の領域で今後激しい火花を散らすことが予測される。その前にローカルの地図、カーナビ会社と手を組んで足下を固めておきましょうよ、という提案だ。  確かにいい話じゃないかなあ。参加型にすることで、コストをあまりかけずに地図自体も渋滞情報もリアルタイムに更新できる。

According to waze, some partnerships are expected to be formed in South America and the Far East, and the company might be able to announce the first deals in January 2010.南米と極東の地図会社との提携発表を1月に行うかもしれないという。

 えっ、この極東ってひょっとすると日本のこと?もう既に日本の地図会社と話をしているってことなんだろうか。日本の地図会社も、特にアメリカに大きなビジネスが存在するわけでもないのにシリコンバレーに拠点を設けて情報収集を続けてきたところもあるので、もう既に話を進めているのかもしれないなあ。  地図をベースにした広告、マーケティング、物販って、これからますますホットな領域になりそうな予感。要注意だなあ。

意外と日本人はビデオ通話が好きじゃなかった、んなわけないだろ

 もうかなり前の話なんで、ここに原文を引用することさえできないんだけど、どこかで「日本人はビデオ通話を好まないことが分かった」と書いてあるたいそうご立派な報告書を読んだことがある。鳴り物入りで始まったケータイのビデオ通話サービスなんだが、利用者が増えなかったことをして、その報告書ではこう結論づけていたんだ。
 んなわけねーだろ。料金が高いから利用しないだけじゃないのか。
 これからソフトバンクがwi-fiケータイを普及させ、無線LANの電波があちこちで利用できるようになり、だれもが音楽ダウンロードとかで日頃から定額上限超えて利用するようになれば、絶対みんなビデオ通話するようになると思うね。どれだけビデオ通話しても同じ料金なんだったら、たまにはビデオ通話をするって。ということでwi-fiケータイの普及でビデオ通話も普及するに一万ペソ。

iPhoneにビデオ通話がキター!受信だけだけどね

いやiPhoneのカメラは背面にしかついていないので、自分の顔のビデオを相手に送ることはできないんだけど、相手のビデオをみることができる、という話。
 skypeやgoogle talkなんかのクライアントアプリであるfringが今回のアップグレードでビデオ通話が可能になった。サービスはwi-fiでのみ利用可能。3G回線では使えません、念のため。

 

コンテンツメディアの新しい形を模索する新生Aol

 タイムワーナーから12月9日に正式にスピンオフする新生Aolのコンテンツ戦略の形が見えてきた。ポータルでも検索サービスでもソーシャルメディアでもない。従来型メディアのようにプロがコンテンツを作成するタイプのメディアだが、従来型メディアと異なりあらゆる場面にテクノロジーを活用していくのだという。プロが作るコンテンツと最新テクノロジーを融合させるビジネスモデルだが、従来型メディア冬の時代にあって新しい成功モデルを築くことができるのだろうか。注目したい。
 AOLといえば、インターネット黎明期にあってヤフーよりも注目を集めたネット企業だった。隆盛を誇っていた2000年にAOLのほうがメディア大手のタイムワーナーを飲み込むように合併したが、結局企業風土の異なる2社の合併はうまくいかなかった。歴史の遺物として消えていく運命だったAOLを再度、表舞台に立たせようとしているのがCEOのTim Armstrong氏だ。その再生案が次第に明らかになり始めた。
 Wall Street Journalは同氏の試みをこう表現している。

Mr. Armstrong's goal is to make AOL, which has been losing visitors and revenue, a magnet for both advertisers and consumers by turning it into the top creator of digital content. He hopes to do so in part by turning some media and marketing conventions on their ear, and potentially blurring the lines between journalism and advertising.
 目指すは、デジタルコンテンツ作成のトップ企業になって消費者と広告を引きつけること。そのためにはこれまでのメディア、広告業界の慣習をひっくりかえし、ジャーナリズムと広告の境をあいまいにするつもりだ。

 具体的には、独自のアルゴリズムで発生したばかりにニュースや人気が高まりつつある話題を探し出し、どのニュースや話題が最も広告収益をあげることができるかを自動的に判断する。それを現在約500人いる編集者に提示する。Aolは現在も編集者を採用し続けているので、最終的にはもっと大きな組織になる見通しだ。Aolの編集者はそれを、フリーランスのライター、ジャーナリスト、編集者向けのウェブサイトに表示する。フリーのライターたちは自分の得意分野のニュースや話題を選び、記事を書く。Aolに雇用されている編集者は出来上がった記事の事実確認をしたあと、ネット上に表示する。フリーのライターたちは、執筆した記事の難易度や達成したアクセスに従って原稿料を支払われる仕組みになっている。
 同様のコンテンツ作成型メディアとしては、米Demand Media や Associated Contentなどのベンチャー企業がそれなりの成果を上げている。Associated ContentのCEOはグーグルの元検索チームのエンジニア。グーグルの検索を知り尽くしているので、検索されやすいコンテンツを作成するのが得意なんだという。これらのベンチャー企業のビジネスモデルをより大きな規模で実現しようというのが新生Aolということになる。

参考記事;AOL to Introduce Algorithm-Generated News Stories and Topics AOL's New Robo-Content Strategy Is Actually Smart

次期iPhoneは最終テスト段階へ、MacRumorsから

 MacRumorsのApple Starts Field Testing Next Generation iPhone (3,1)を読んで。
 単なるうわさなんだけど、アップルの中の人はMacRumorsって結構いい線行ってるなあ、って話してたし。
 でどうして次期iPhoneが最終テスト段階か分かったかというと、iBARTというiPhoneアプリを開発した会社が、このアプリへのアクセスを解析したところ、iPhone3,1という機種IDからのアクセスがあったんだそうな。ちなみに市販されているiPhone3GSはiPhone2,1という機種IDなんだそうだ。ということは次期iPhone!ということになるわけだ。

 ちなみにMacRumorsによると、iPhone3,1の機種IDが最初に確認されたのは今年8月。ファームウエアのファイルの中で見つかっている。実際のアプリへの次期iPhoneからのアクセスされたのが確認されたのは今回が初めて。次期iPhoneのフィールドテストが始まっていることが分かる。フィールドテストはほぼ最終のテスト。現行のiPhone3GSのフィールドテストを始めたのは昨年10月。つまり発売の8ヶ月前。ということは、今回も8ヶ月後ぐらいには次期iPhoneが発売されるのではないか、という読みができる。もちろん全然分かんないけどね。
  なんか釣りっぽいタイトルになったけど、それだけの話。相変わらず分からないことだらけでスミマセン。
 次期iPhoneってどんなのになるんだろうか。うわさによるとmulti-core processor搭載で、めちゃくちゃ速くなるそうだけど。

twitterらしい広告、喜ばれる広告

米有力ブロガーのRobert Scobleさんが、SuperTweetって呼び名で新しいTwitter広告の概念を提唱している。

It is a Tweet with a metadata payload. Think about all the metadata that exist OUTSIDE of the Tweet. How about you mouse-over a Tweet to see a new slide-down UI that shows you all the metadata.

 Scobleさんは、Twitterの画面にバナー広告を張るのでもなく、@やDMでスパムメッセージを送ってくるのでもない方法で、広告メッセージを表示させるってことが重要だと指摘。UI的にはTweetにマウスオーバーすると、ビロっとスライドダウンメニューが出てくる、という形を提案している。
 そのスライドダウンメニューの中にいろいろなメタデータを表示させるわけだ。例えばこのTweetが何回Re-Tweetされたかであるとか、Tweetされた場所の地図であるとか、Replyのやりとりとか、そういう類のデータだ。
 マウスオーバーで表示されるものはまだ見たことないけど、クリックすればポップアップウィンドーが表示されて、その中にいろいろな関連データが表示される、というUIを持つTwitterクライアントって既に幾つか存在する。Seesmicもアカウント名をクリックすれば、そのユーザーのプロフィールがポップアップウィンドーで表示される。これとまあ同じ考え方だ。
 でもマウスオーバーっていいよね。ポップアップウィンドーを表示させるためのクリックって、心理的ハードルが確かに高いような気がする。

 それでScobleさんは、このメタデータの1つとしてボットが収集してくる情報を表示してはどうか、と提案している。例えば映画の話のTweetであれば、マウスオーバーすれば映画のレビューサイト上のその映画のページのURLが表示されたり、というものだ。URLじゃなくて、映画の写真とランキングなんかのちょっとした表示であってもいいかもね。
 そしてそうした映画関連の情報が表示されたスライドダウンメニューもしくはポップアップウインドーにコカコーラなんかの広告を表示してはどうだろうと、Scobleさんは提案している。

 んーいいんじゃなかな。
 僕だったら「あそこのレストランはおいしかった」とtweetすれば、botが情報を集めてきてくれて、そのtweetにマウスオーバーするとクーポンが表示されるようになれば、そのレストランに行ってみたいと思うようになると思う。「あそこのレストランはおいしかった」というTweetに「こちらのレストランはいかがですか」とReplyがつけば、ちょっとスパムっぽくていやだけど、マウスオーバーでいろいろな情報が表示される中にお得情報というタブがあって、それをクリックすればクーポンが表示されるって形なら、お得情報がほしい人にだけ表示されていいんじゃないか。
 大事なのはメッセージの出し方なんだと思う。そこに頭を使わないと喜ばれる情報にならないんだ。

 すべてのメディアはソーシャルになるっていい続けてきた。ソーシャルメディアをマネタイズできる仕組みが登場したときに、ウェブは検索全盛の時代からソーシャルメディア全盛の時代にシフトする、って主張し続けてきた。
 このSuperTweeや、FourSquareの成功事例を見ていると、いよいよソーシャルメディアをマネタイズする仕組みって生まれつつあるんだなと思う。
 すべてのメディアはソーシャルメディアになるって、話をすると、どうして儲けるんだって質問が必ずくる。人を集めることに成功しているソーシャルメディアの広告のクリック率の低さを引き合いに出して、ソーシャルメディアが答えだとは思わない、と反論する人がいる。
 でもそうした人たちって、「広告はじゃまなもの」という考え方をしていることが多い。確かに「じゃまなもの」と想定すれば「みんなが共有するコミュニティにそんなものを持ち込むのはケシカラン!」という考えは正しい。
 でも広告ってもともとじゃまなものである必要はまったくない。中には有用なものもいっぱいある。特にネットというコミュニケーションの道具が出てきたわけだから、コミュニケーションの過程で広告をもっともっと役に立つ情報にできる。そして、必ずそうなるんだと思う。
 だれとも接することなく自給自足の生活をしているのなら、広告やマーケティングのメッセージなんて不要だけど、人が集まってくれば市場ができて商いが始まる。「いらっしゃーい、安いよ」という広告メッセージが発信される。これは当たり前のことだ。同様に人が多く集まるソーシャルメディアには、なんらかのトランスアクションが発生するだろうし、そのトランスアクションを引き起こすためのメッセージの発信が始まる。これも当たり前のことだと思う。
 要は、どんな形を取れば人々に喜ばれるメッセージを発信するできるか、ということだと思う。今までのメディアなら一度しかチャンスがなかったので、相手の迷惑を省みず拡声器で近くの人全員にメッセージを叫ぶしかなかった。でも何度でもメッセージのやり取りができるメディアを手にしたのだから、まずは「こんにちは」から始めるべきだろう。そして相手がどのような情報を必要としているかを聞きだして、必要としている情報や関連情報を出す。それが喜ばれる広告だと思う。メディアビジネス、ネットビジネスに携わる者は、もっとこうしたことを考えるべきじゃないだろうか。
 「広告はジャマなもの」「マーケティングは消費者を都合よくコントロールするもの」という発想のままでは、Twitterの未来もソーシャルメディアの未来も見通すことなど到底できないと思う。

マックのスリープの瞬間立ち上げって本当に問題ないんだろうか

 今日会社に来ていてパソコンが立ち上がるまでの数分間に考えていたんだけど、マックってスリープ状態からの立ち上がりに本当に何の問題もないんだろうか。
 僕は自宅ではマックユーザーになったんだけど、家のMacBook Airは常にスリープ状態にしてある。それでフタを開けると瞬時に立ち上がる。電池がそれほど消耗されている感じもない。
 もう1台のウィンドウズのネットブックも一時期スリープ状態をデファクトで使っていたんだけど、すぐに電池がなくなるし、立ち上がったときに不具合を起こしていることが何回か重なったので、毎回終了、毎回起動するようになった。だって時間のロスがもったいないからスリープ機能を使っているのに、スリープから復帰したら不具合起こして余計に時間がかかっていたらスリープ機能を使う意味がない。たまにしかそういうことが起こらなくても、起こったときのストレスが大きいのでスリープ機能を使わないようになった。
 その点、マックは問題なくスリープから復帰してくれるんだけど、これは僕のMacBook Airがまだ使い始めてから間もないからなのか、それともマックってスリープからの復帰がほぼ完璧にできるものなのだろうか。どっちなんだろう。

 というのは、昨日知り合いのマックユーザーから「マックってスリープからの復帰が完璧でしょ」と言われて、あれっひょっとするとマックユーザーってみんな基本スリープなんだろうか、と思い始めたわけ。そう言えば先日ある会合で、いしたにさんも基本スリープで使ってるって話していた。以前ツイッターで「起動の早いパソコンってないかなあ」とつぶやいたら「スリープ機能つかえばいいじゃん」とリプライしてくれた人がいたけど、彼ってマックユーザーだったのかもしれない。
 確かにスリープが完璧でしかも電池がそれほど消耗しないのであれば、ポメラを買うこともないかなと思うし、起動7秒といわれるChromeOS搭載ネットブックも必要ないかな。

2009年の英語圏の流行語大賞はtwitter

 アメリカのThe Global Language Monitorという調査会社が世界中の英語のメディアの報道やインターネット上のソーシャルメディアなどのでの英語の単語やフレーズを独自のアルゴリズムで解析し、Top Word of 2009をTwitterに決めたと発表している。世界の流行語大賞って感じでしょうか。
 トップフレーズは「king of Pop」、これはマイケルジャックソンのことなんでしょう。トップネームは「Obama」でした。

The Top Words of 2009

Phrase             Comments

1.         Twitter — The ability to encapsulate human thought in 140 characters

2.         Obama — The word stem transforms into scores of new words like ObamaCare

3.         H1N1 — The formal (and politically correct) name for Swine Flu

4.         Stimulus — The $800 billion aid package meant to help mend the US economy

5.         Vampire — Vampires are very much en vogue, now the symbol of unrequited love

6.         2.0 — The 2.0 suffix is attached to the next generation of everything

7.         Deficit — Lessons from history are dire warnings here

8.         Hadron — Ephemeral particles subject to collision in the Large Hadron Collider

9.         Healthcare — The direction of which is the subject of intense debate in the US

10.        Transparency — Elusive goal for which many 21st c. governments are striving

11.        Outrage — In response to large bonuses handed out to ‘bailed-out’ companies

12.        Bonus — The incentive pay packages that came to symbolize greed and excess

13.        Unemployed — And underemployed amount to close to 20% of US workforce

14.        Foreclosure — Forced eviction for not keeping up with the mortgage payments

15.        Cartel — In Mexico, at the center of the battle over drug trafficking

 

3位のH1N1というのは、新型インフルエンザのこと。6位の「2.0」って....。web2.0のノリで、いろんな言葉に2.0をつけて、新しいパラダイムを示してるんでしょうけど、それってちょっと古くないか、幾らなんでも。

またしてもgoogleが作るグーグルフォンのうわさ、これは意外に事実かも

 こんどはGIZMODOだ。日本語版ギズモードが訳してくれるのかどうか分からないので、とりあえず要点を書く。

According to a trusted source who's seen it with their own eyes, the Google Phone "is a certainty." 実物を実際に見たという信頼できる筋によると、グーグルフォンは実在する。

 かれらが見たグーグルフォンというのは大きめのLCDが搭載されていて、コード名Flanの最新バージョンのandroidもしくはその次のバージョンのOSが搭載されている、というもの。でもGIZMODOのスタッフが最も驚いたとしているのはgoogleの担当者の一言だったようだ。

But maybe the most intriguing bit is what someone said to our source offhandedly, that the current Android, the we all know and love, is not the "real" Android. So what makes for a "real" version of Android?

「現在のAndroidは本当のAndroidじゃない」。本当のAndroidじゃないって、じゃあ本当のAndroidって何なんだろう。
 GISMODOはGoogle Voiceを核にしたAndroid OSのことじゃないかって推測している。

 Google Voiceって結構話題になっていて、Google Voiceが使えないからiPhoneはだめだっていう意見もよく耳にする。僕自身、日本に住んでいるのでGoogle Voiceは未体験。なんで、どんなものか実際によく分からない。なにやら1つの電話番号で固定電話、ケータイ電話、留守番電話なんかを全部統合できるようなもので、ユーザーにとっては非常に便利なんだけど、電話事業者に大打撃を与えかねない可能性のものらしい。パソコン上では使えるようなんだけど、やはりスマートフォンで使えれば、その使い勝手は大幅向上するだろうという。
 それはなんとなく分かる。パソコンでSkypeを使う感じと、iPhoneでskypeを使うのは、まるで別の体験のように感じるのと同じことかもしれない。iPhoneで使うskypeってまるで電話。もうこれで十分、電話料金を支払って電話するのがばからしい感じになる。
 さて、どういう理由でgoogle voiceがiPhoneで却下されたのか、詳しいことは知らないけど、google vioceを脅威とみなすiPhoneの通信事業者であるAT&Tがプレッシャーをかける可能性も十分にあると思うし、googleに電話事業をすべて押さえられてしまうとAppleが危惧した可能性もありかも。
 AppleとGoogleって、ますます正面衝突のコースに入ってきている感じがするしなあ。
 先日もAppleは、地図に関する技術者を募集していたし

The iPhone has revolutionized the mobile industry and has changed people's lives and we want to continue to do so. We want to take Maps to the next level, rethink how users use Maps and change the way people find things. iPhoneはモバイル業界と人々のライフスタイルを一変させたし、われわれはこの変化を継続させたい。そこで次は地図を次のレベルにまで持ち上げたい。人々の地図の使い方、物の見つけ方を変えるような変化を起こしたい。

 地図が次のイノベーションの中心だとは僕も思うし、これはこれで当然の流れなんだろうけど、でもこれってもう完全にGoogle Mapと正面衝突のコースに流れ込んでいる。
 確かにAdroidは世界のケータイ端末メーカーに使ってもらう必要がある。だからGoogleは自ら端末メーカーになって世界の端末メーカーと競合する立場になるべきではない、という考え方がある。
 問屋が小売店舗を始めると取引先の小売業者とバッティングするので小売業者から苦情がくる。だから普通は問屋が自ら小売店鋪を開くことはない、ということと同じだ。でもライバル社との競争が激化すると、自らディスカウントストアを開設する問屋だって出てくる。悠長なことは言ってられなくなるからだ。
 世界のITの主戦場は、モバイルの領域に移行した。AppleとGoogleの戦いが本格化するのは避けられないんだろう。
 日本のモバイル産業が、世界をリードした時代は終わった。日本のプレーヤーにとってこれからは、AppleとGoogleの関ヶ原の戦いの際に西軍、東軍どちらにつくかという戦略が重要になるのかもしれない。
 さてgoogle独自のグーグルフォンだけど、今回のGIZMODOに加え、これまで何度かgoogleに関する独自情報をものにしてきたTechCrunchのMichael Arringtonが「これはもう噂ではなくて真実だ」と自信たっぷりに書いているということもあるので、このうわさは結構信憑性が高いのではないかと思うよ。