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i-Phoneは大成功だ−IVSパネルから

というのは、夏野さんの意見。Yahoo!の松本さんが、「ここは書いてください(笑)」というので書きます(笑)。
まず夏野さんは、理由を次のように述べている。
「僕はiPhoneは大成功だと思う。今まで日本のケータイ業界の中で、海外から入ってきたちょっと個性の強い、いわゆる純正のキャリアのケータイとは違うケータイ端末が、何十万台かは知りませんが、この規模で売れたことはこれまでなかった。もっとすごいのは発売後もうすぐ一年。モデルチャンジしないで先進機能の端末を売り続けられるというのは、日本のケータイでは初めて。すごいことだと思う」。
松本さんによると、「台数は言ってはいけないことになっている。スティーブ・ジョブズに(秘密保持契約に)サインさせられているので。恐らくYahoo!内で知っているのは僕だけ。社長も知らないと思う。でも今回キャンペーンを打ったおかげで、急激に普及率が伸びているというのは事実」。またソフトバンクとしては成功とみなしているようで、「(昨年ぐらいから販売制度の見直しで買い換え期間が長くなり、その結果)日本の機種は差別化がだんだん難しくなってきて、チューニングしたという程度の端末しかここしばらくでていない。その中で、iPhoneは先進的な機能を幾つか搭載しているし、先進的なユーザーを取り込んでいる非常にいい端末になっている。ソフトバンクとしてはアッパーなユーザーをつかまえるための最も重要な武器として展開している。ソフトバンクとしては成功といえるぐらいの数は出ている」という。
成功かどうかは、最初の予測をクリアしたかどうかにかかってくるんだけど、ソフトバンクの関係者が「ソフトバンクとして成功といえるぐらいの台数が出ている」というのなら彼らにとっては、成功なんだろう。もちろんその成功ラインに到着するまでには、大幅値下げというキャンペーンを打たなければならなかったけど。iPhoneの目的が、(1)収益を上げる(2)先進的ユーザーをつかまえる、の2つにあるならば、(2)は達成した。(1)はまあまあというところか。
一方「iPhoneは最初非常に脅威を感じたけど、まあそれほどでもなかった」と競合社の人が話しているのを聞いたことがあるので、競合社にとっては最初の予測を下回ったということになる。
当事者、競合者、関係者の意見を総合すると、まあまあの結果ということになるのかなあ。

ところで、このパネルの中で「iPhoneでもフルブラウザはだめ」と夏野さんが一刀両断したのは面白かった。僕も同じように感じていたからなんだけど。「iPhone向けにHTMLを用意しているサイトはいいが、フルブザで普通のサイトにいくのはとても、とても。フルブラウザ幻想を持っているキャリア関係者は多いが絶対無理だと思う」。はっきり断言するのは気持ちよかった。やはりサイト側で画面の大きさの違う3機種(パソコン、iPhoneのような画面サイズのモバイル機器、ケータイ)向けにそれぞれページを作っていくことになるのだと思う。

日本再生のカギは「研究所の基礎技術」X「ベンチャー企業」

 次の本のテーマは「アジア、モバイル」ということで、その辺りのことばかり考えているんだけどなかなか出口が見えてこない。昨夜もアジアのネット企業やVCの人たちといろいろ議論したんだけど、「中国が大きなパワーになることは間違いない。でのその場合の日本の貢献度って限定的じゃないのか」というような結論にたどりついてしまった。「アジア、モバイルが世界のデジタル情報革命の中心になる」のではなく「中国のモバイルが中心になり、日本はあまり関係ない」というような未来図しか今のところ見えてこないのがなんだか残念。
 それで思ったんだけど、日本の強みはやはり大学や企業の研究所で開発された基礎技術なんじゃないかと。今、ソニーが開発したお財布ケータイのIC技術FeliCaに関して調べているんだけど、やっぱりモバイルFeliCaってすごい技術だと思う。その技術をサービスに落とし込むにはまた別の才能が必要になる。だから研究所とベンチャー企業が結びつくことで、日本らしい世界への貢献ができるんじゃないだろうか。
 UEIの清水さんや、頓知ドットの井口さんなどは、まさにそういう仕事の仕方をしているんだけど、こうした動きがもっと広がるべきなんじゃないだろうか。
 今回のInfinity Ventures Summit(IVS)では、拡張現実やTouch Interfaceなどの次世代UIに関して大学の先生などがスピーチするセッションが設けられているが、ネット企業のためにこうした勉強の機会がもっとあってもいいと思う。
 僕自身もこうした基礎技術の部分をもっと取材していこうと思う。

 ちょっと思ったんだけど、IVSって東京でオープンなイベントも手がけてくれないかなあ。次の時代を担うのは経営者だけじゃなく、普通の企業の中にも新しい時代を作っていく能力とエネルギーを持っている人もいると思うんだけど。
 時間ができたら頓知ドットの井口さんに密着したい。非常に波長の合う人なんだけど、フランスに行っているのか、なかなかつかまらない。

クラウドコンピューティングの未来はこうなるのね、なるほど(IVSにて)

 って思った、ホスティングサービスの米Rackspace Hostingのアジア代表Jim Faganさんと話していて。名前からしてホスティングの会社で、いわゆる今はやりのクラウドコンピューティングからはほど遠そう。で、やっぱり「すべての業務をクラウド上でやろうって会社なんていないよ」という。
 ここでちょっとおさらい。ホスティングやら、ASPやら、クラウドやら、SaaSやら、同じような意味の言葉ってどう違うの?
 「同じ意味だよ」と言う人もいる。「以前からあるサービスと差別化するため、ちょっとカッコつけて新しい呼び名をつけただけだよ」って。
 でもSaaS、クラウドの代表格のようにいわれるSalesforce.comの幹部によると、大きな違いはsingle tenancyかmilti tenancyかというところにあるという。一社しかテナントを入れないビルか、複数のテナントを入れるビルかって違いのようなもの。
 ASPは、原則テナント1社。顧客企業1社のために専属サーバーを設ける。SaaSは、複数テナント。1つのサーバーを他社と共有する。
 何かと安心できそうなのが単独テナントのASP。他社とサーバーを共有するのってセキュリティ上どうよ、って不安がつきまとう。でもその半面、一社でサーバーを独占するのって、コスト的に社内にサーバーを置くのとそう違わないような気がする。
 一方で複数テナントのSaaSの事業者に言わせると、「複数の社でサーバーを共有しても、データが混ざり合うなんてバカな状態になるわけないじゃん」ってことになる。「そんな低レベルのセキュリティさえ実施できないなら、こんなサービス(SaaS)なんてやんないよ」。まあそれはそうかもしんないけど・・・。
 それでメリットとしては、無駄なくサーバーを共有するので、安くなりそう。それにSaaS事業者にいわせると、セキュリティ、リライアビリティなどの基礎部分を共有するので、最高峰のセキュリティ、リライアビリティを提供できるという。
 まあ長短あるんだけど、日本企業ってシステムを全部ホスティングに任せるってことはありえないんじゃないかな、って思っていたので、Jimさんにそう話したら、「そうなんだよ!すべてホスティングする会社なんてない。それでいいんだよ」という意外な返事。
 もう既に社内にシステムを構築している社や、基幹業務のシステムは絶対に社内に置いておきたい社はそうすればいい。でも少しはコストを安くしたい場合はASP、徹底的にコストを下げたい場合、CRMのような特定のアプリケーションを利用したい場合はSaaS、というように使い分ければいい、と言う。
 Rackspaceの場合は、single tenancyでもmulti tenancyでも、顧客の要望に応じて提供できるのが強みという。さらには自社のmulti tenancyの仕組みより、グーグルやamazon、salesforceなどのクラウドのほうがより安価で優れたアプリケーションを提供するのであれば、それを顧客に勧めていくという。つまりホスティング事業者というより、システムコンサルティング事業者を志向しているのだというわけだ。「5年後は分からない。でも今は、自社内にサーバーを置く一方で、ホスティングを利用して専用サーバーを借り、さらにはmulti tenantのクラウドを利用する。この3つのシステムのあり方を組み合わせるのが一般的で、われわれは顧客企業がどのような組み合わせを希望しても対応できるサービスを提供していく」と言う。
 でも傾向しては、よりコストが低く特定のアプリケーションに強みを持つmulti tenancyのクラウドコンピューティングが主流になっていくのは間違いないと言う。システムやセキュリティの問題に労力を使わなくても、サービス開発に専念すればいい。オンライン系のベンチャー企業の立ち上げが、より安価にできる時代になろうとしているのだという。
 今のところ、amazonのクラウドは、基本的に演算処理のコストパフォーマンスが高く、salesforceはCRM周辺の機能を利用できるという強みがある。グーグルもどちらかといえばコストパフォーマンスより、追加機能で差別化しようとしているようで、医療に特化したクラウドなど、いろいろな分野に出ようとしているそうだ。

 ということでInfinity Venture Summitの取材で、札幌にきている。今回のIVSは通算10回目ということで気合が入っているな、と思う。mixiの笠原さんや、元ドコモの夏野さん、グリーの田中さん、モバゲー(DeNA)の南場さん、守安さんなども登壇する予定。弊社のニュースサイト、時事ドットコムも今回からメディアスポンサーになったので、IVSの様子は時事ドットコムのほうで正式に取り上げることになります。

シリウステクノロジーズ 取材メモ

以前からお話を聞きたいと思っていたのだが、ようやく実現。以下は取材メモ。取材メモを基に書いた原稿は、時事ドットコム内の僕のコラムに出しました。まとめ記事アドローカルの記事と、ジオ・メディア・サミットの記事

【取材メモ】
シリウステクノロジーズ
執行役員 アドローカル事業部 三好雅士さん
シリウスラボ  所長 関治之さん

設立2004年 モバイルマーケティングのテクノロジーの企画、構築、サービスの提供
アドローカル ターゲテング広告の1つ。場所でターゲティングする広告
GPS で場所を特定。GPSを使っている人がまだそう多くないので、例えば「食べログ」のようにユーザーが好きな場所を指定してその場所の周辺の飲食店を探す場 合などは、GPSではなくユーザーが選んだ場所に基く広告を配信する。媒体社から何らかの位置情報を送ってもらい、それに対して広告を返す仕組み。
GPS の利用者は3キャリアを通して、50%を少し上回ったところぐらいと聞いている。日本のケータイは一億台を超えているので、約5000万台がGPSを搭載 している。あるアンケート調査によると、GPSを実際に使うと答えたユーザーは約20%だった。2000万から3000万

ーGPS情報取得に時間がかかるが、将来的にこの問題は解決されるのか
2つのネック。1つは技術的、測位にかかる時間を短縮する。これは新しい技術の登場で解決されるだろう。
「位置情報を取得してもいいですか」というアラートは「決め」の問題。日本以外では一度聞かれると、その後アラートは出ない。これは総務省と通信キャリアの間、メーカーとの仕様の問題。
技術的な面。クウジットの技術。iPhoneではスカイフックというアメリカの会社が同様のwifiの測位情報とロケーションをひもづけるというデータベー スを持っている。それがiPhoneでは標準で使われている。まずwifiで測位し、細かい情報をGPSで補正するというハイブリットの形。
最初にアプリケーションを立ち上げたときに1回だけきかれる。バックグラウンドで処理されるので、スムーズに位置情報を取れるということがiPhoneではできている。それに影響されて国内の仕様も多分変わっていくのではないか。
国内ではクージット、国際的には、スマートフォンにはスカイファイヤーのような技術が搭載されるようになるだろう。
ただwifiの電波のないところでは測位できない。
海外のスマートフォン、グローバルケータイと国内ではまた違う進化があるだろう。
国内では、研究レベルですが、例えば日立さんが「屋内GPS」を研究している。それがそろそろ実証実験フェーズに入ったりしている。

ーそれはどんな技術?
屋内に端末を置く。GPSをさらに詳細な仕様、されに拡張したようなもので、電波を発して、それを使って測位する

ー屋内ってどんなところ?
例えば大きなショッピングモールとか。美術館とか。
あと、測位の速度も速くなっていく。今はGPSとケータイの基地局情報を組み合わせて測位している。

ーほかに測位技術はないのか?
さらに研究レベルなら、可視光通信とか。光の中に位置情報を埋めこむ。普通の汎用的な情報通信の手段だが、位置情報を埋めこむことも可能。

ー測位のためにバッテーリーを消費するのでは?
そうですね。GPSは特に電力を消費する。wifiのほうが諸費電力が少ない。

ーアドローカルに戻りますが、広告代理店のような仕事をしているのでしょうか?
2つの役割。1つは広告代理店的な仕事。位置情報をベースにした広告に興味を持つ広告主を集めるという役割を持っている。
一方でそうした広告を集めていきたいという媒体社を集めるという役割もある。その両方を担っている。

ー大きな代理店と一緒にやっていくということはないのか?
現状は、そちらに多く依存している。われわれはまだまだ小さな会社だし、ネット専業のオプトさんやインタースパイヤさんだったり、交通広告を扱っている代理店さんに商材の1つとしてアドローカルを取り扱っていただいている。

ー代理店が取っていないようなロングテールの広告主にはどうアプローチするのか?
現状は、われわれの営業スタッフが直接地域の店舗に直接アプローチしたり、アドローカルのサイトにアクセスしてもらって自分でアカウントを開設し、自分で広告を出稿することができるようになっている。

ーウェブ経由の出稿はいつから?
2007年の春から。アドローカル全体では、アカウント数、広告額などは順調に伸びてきている。ロングテールの広告主からの出稿は、まだ期待したほどは伸びていない。

-課題は?
テールの部分の啓蒙をもっとがんばっていきたい。今は、全国展開している店舗やコンビニ、英会話スクールなどの大手が中心。使ってもらっている企業さんの、広告効果を分かりやすい形でフィードバックできる仕組みを作っていくことが必要かなと思っている。

ー未来展望は?
たくさんの方に使っていただきたい。テールも含めた広告主さんもたくさん、 ユーザーさんも、その両方を広げていきたい。 そのための広告営業を続けていく。一方で、今はモバゲー、食べログなどの人気のサイトに使ってもらっているが、大手ポータルやSNSなどのサイト、キャリアのサービスに標準的にこういう仕組みが整ったりというような形を目指していきたい
もう1つ。同じことが世界でできるのではないか。昨年一月からアメリカシリコンバレーのサニーベールに事務所を置き、アメリカでもアドローカルのような仕組みを既に開発しているんだが、世界展開をしていきたい。

ー技術的にはどのあたりがすごいのか?
検 索連動広告はキーワードに合わせて出すが、アドローカルは地名との物理的な距離をベースに広告を出す。これは特許を取っている。例えば渋谷から少し離れた ところ、神泉とかにあるお店の場合、通常の検索連動型広告だと、お店側で「渋谷」とかいうように近くの地名で有名なキーワードを自分で調べて、そこに広告 を出す必要がある。アドローカルだと神泉で広告を打つと、空間的に近い、例えば半径一キロ圏内でケータイを使っている人に広告を表示できる。エリアマーケ ティングという考え方からは非常に使いやすいというのが特徴。

ー特許はどのような特許?

キーワード広告の場合は、キー ワードが合致していたり、似たキーワードだと広告が表示される仕組み。アドローカルは、距離が近ければ近いほど広告が出やすくなるという仕組み。あとは重 みづけ。例えば渋谷駅にいて周辺の店舗がいろいろある中で、近い順と、入札された広告単価という要素を考慮して、出す広告を決める。

ーいろいろなデータを持っている企業同士の連携は進んでいるのか?
な んでもかんでも自社でしようというより、媒体社は集客に力を入れ、広告は収益化を得意とする他社に任せるという考えは進んできていると思う。アドローカル も実験的に一部媒体社からユーザー属性などのデータを送ってもらい始めている。それをわれわれのほうで深く分析し、短順に近いということで広告を出すので はなくて、違うアルゴリズムで出し、その効果を測定したり、ということは、取り組みとして始めている。

ー付け加えたいこと
広告効果の指標を、広告を見てお店にいった、というところにしたい。それをどうやって仕組みで解決するんだろう。きっと電子マネーとの連携とかいうことになっていくのだろうけど、そういうプラットフォームとの接続、連携を進めていきたい。

ジオ・メディア・サミット
ーシリウス・ラボとは
役 割は社内向けと外向けの2つ。外向けには、ジオメディアを普及させることをミッションにしている。位置情報を使ったアプリケーション、サービスが世の中に 普及するためのサポートをするということ。社内向けにはアドローカルの改良とか、使う技術的なリサーチ、マーケットリサーチとか。

ージオ・メディア・サミットとは
もともとは位置情報好きが集まる飲み会だった。目的はジオメディアを盛り上げようというもの。有志によるオープンな集まり。勉強会とかイベントの開催とか。去年の新年会から。公式なイベントとしてはこれまでに4回開催した。東京で3回、関西で1回。あとは懇親会を数回。

ー前回はむちゃくちゃ盛り上がってましたね。
過去最高でした。

ーどうして盛り上がってきたんでしょう。
幾 つか理由はあるだろうけど、GPSの利用に抵抗感がなくなってきたことが1つある。最初のころは、技術的にGPSが好きだという人たちがすごいマニアック な話をしていた。会を重ねるごとにいろいろな層の人が参加するようになってきた。ビジネス的に何か展開できそう、と思う人が増えてきた。ケータイ国取り合 戦やコロニーな生活などの先行して地道にやってきた位置情報系サービスのファンも増えてきて、露出も増えてきて裾野が広がっているということもあると思 う。

ーすごくいい感じのイベントになってますね
プレゼンする人も単なる宣伝ではなく、来てくれるひとに何か得るものを持って帰ってもらいたいという思いでやっている。スタッフも当然無償でやっているし、コミュニティという雰囲気があるのかもしれません。

ーこれまでで面白かった技術、サービスにどんなものがあるのか。
クウジットさんのケースとか。2回目のサミットで発表されて、その後、いろいろな企業への導入が決まったりした。そういう企業間の提携とかのきっかになったりするので、よかったなと思ってます。
今波を感じるのは、位置ゲー。ケータイ国取り合戦、コロニーな生活プラス。エンタメのコンテクストの中に位置情報が使われるのは面白いし、楽しい。

ーコロニーの生活ってどんなゲーム
コロプラ使ってるんです。ある場所で取得した位置情報と、別の場所で取得した位置情報の距離がゲームの中で使えるお金になって、そのお金でアイテムを買ったり、シムシティのように街を育てたりしていくゲーム。
ユーザー層の違いも面白い。リアルに動かないとゲームが進展しないので、リアルに動くお金を持っている人しか楽しめない。ユーザーは男性中心ということではなくて、女性ユーザーも多い。
会社の枠を超えて、サービスの共通化がこの場でできてしまうかも。
3つの要素を重要視している。オープン、中立、交流。懇親会がすごい。競合同士が1つのテーブルで技術的にマニアックな議論をしていたりする。その場で話されていたことがほかの場所では口外しないようなすごい密度の高い議論が交わされている。

ー何か追加することありますか。
シ リウスが自分たちでコンテンツ作りはしていない。あくまでもアドローカルというコンテンツの収益化のエンジンを作っている。広告の事業ってメディアがあっ て初めて成り立つ。コンテンツが広がらなければ、われわれにも未来はない。メディアが発展し、収益化の技術が発展し、相互に大きくなっていく方向にいけば いいなと思う。電子マネーとかサイネージとか関連するプラットホームとつながって広がっていけば、もっともっといい場になるのではないでしょうか。
位置情報好き以外の人にもどんどん参加してもらいたい。
シリウスラボとしては、ジオプラットフォームAPIという位置情報関連のAPIをやっていて、GPIを取る仕組みを簡単にできる、というものを持っている。「ケータイで位置情報アプリを作りたいんだけど」という開発者がいればどんどん使っていただきたい。

関さんからの追加情報:インタビュー中で触れた、日立の屋内 GPS システムはこちら。実際の商用施設を利用しての実証実験というのが計画されているはずですが、まだ具体的には始まっていないのかな?ちなみに、このように屋外でも屋内でも位置情報を把握するような技術はシームレス測位と呼ばれていて、IC タグを使ったものなどもあります。

少々古いですが、こちらの資料などが理解しやすいと思います。
可視光通信のくだりには、RFID を使った測位も入れていただいた方が良いかもしれません。RFID の方が普及度は高そうです。(Felica リーダーの設置場所と位置情報をひもづけるような測位方法です)

追記(湯川):最近バタバタしていて追加取材、調査が思うようにできていないけど、お二人からいただいた情報をもとにさらに勉強して、このテーマであと何本か原稿を書こうと考えています。このほかにも情報をお持ちのかたがいらっしゃったら、またいろいろ教えてください。お願いします。



技術革新の中心はシリコンバレーであり続けるのか

シリコンバレーのVCと2時間ほど議論する機会があった。スポーツでも特定のひいきチームを持てない(大阪出身なのに阪神ファンになれなかった)くらい、自分以外の人に感情移入できない男なので「自分は絶対ナショナリストではない」と思っていたのだが、このVCがあまりにシリコンバレーバンザイの人だったんで、「ちょっと待った!日本の技術もすごいんだぞ。アジアのケータイ産業は最先端で、アジアのケータイ産業を制する者は世界のIT産業を制するようになるんだからな」と強く反論してしまった。結構右翼かも>自分。

今度の本のテーマがまさに「アジアのケータイ産業」なんで、実際に上のようなことはおぼろげながら考えているだけど、アジアがケータイ産業を通じて世界の技術革新の一角を担えるのかどうか、実はまだ見極められていない。技術革新のセンターがシリコンバレーと東京の二極体制になるようなことが可能性として少しでも見えてくれば、本も少しはおもしろいものになるのだろうけど・・・。

アメリカ人VCにはああ言ったものの、一方で「でもやっぱり今後もシリコンバレーが中心であり続けるのかもしれないな」とも思う。それはアメリカ人技術者のほうが優れているとか、そういうことではなくて、言語の問題かもしれないと思う。やはりIT業界の共通語は英語であり、英語を理解する限り、世界中の情報を入手できるから。
だって中国の起業家と話するのも英語だし、中国語を英語に訳したものを、さらに日本語に訳していたら重要な情報が抜け落ちてしまう。もちろんアジアからシリコンバレーに行くより中国と日本のほうが近くて便利なんだけど、地理的距離が近くても言語的距離が離れているということ。
インターネット革命が、人類の英知を物理的束縛から解放するものである限り、技術革新を閉じ込めるの最後の壁は言語かもしれないとも思う。
んーよく分からない。

日本のギークよ、世界へ羽ばたけ

昨日の「IT業界限定の英会話の教師になりたい」に対してあまりに多くの方からご連絡いただいたのでびっくりしています。一人一人に対してメールでお返事するつもりだったのですが、あまりに数が多いので、このエントリーをもってお返事ということにさせてください。
中には「料金などを相談させてください」「大枚はたきますので」などというコメントもあり、「会社辞めても食ってけるんじゃないか」などと、よこしまな思いを持ってしまったのも事実です(笑)。でもわたし一人が教えるだけでは業界全体の英会話力の底上げには限界があります。インターネットというツールと、英語力をつけたいという日本人ギークと、日本のITの情報を知りたいという海外のギークとを、うまく結びつける仕組みを考え出さないとならないのだと思います。
 wikiのようなツールを使って勉強法や、有効なポッドキャスト、ビデオポッドキャストの情報を共有したり、身につけたいキーフレーズなどのリストを共同で編集するような場が欲しいと思います。まずは、電車の他人のひそひそ話が英語に聞こえるぐらいまで、英語にひたることがゴールだと思います。
 そのあとは、自分の話したいことを英語にする訓練です。これには日本人のチューターが必要になるのだと思います。チューターにはわたし自身もなりますし、シリコンバレーの友人たちにもお願いしたいと思います。ほかの部分はすべて無料で利用できるようにしたいのですが、この部分はお金の授受が発生するのではないかと思います。アメリカ人と結婚し子育て中の日本人女性に協力をお願いしようと思うのですが、趣旨に賛同してくれてはいても、優秀な女性たちの時間を消費するわけです。そのことに対しては、対価を支払ってあげてほしいと思います。対価はオークション形式で決めてもいいのかもしれません。
 チューターの支援を得て、英語のプレゼンをYouTubeにアップします。何本かできれば、シリコンバレーの有力ブロガーなどにそのことを告知しようと思います。そうすれば海外の多くのギークたちが見にくることになると思います。活動の趣旨を説明すれば、共感した海外のギークが英語の問題点を指摘してくれるかもしれませんし、英語で質問してくるかもしれません。skpeビデオで質問に応じるようにするのもいいかもしれません。
 僕はいい意味で「無責任な言い出しっぺ」に徹したいと思います。この仕組みで英語をマスターしたいという思いが強い人たちが、自主的に試行錯誤を続けて、仕組みの改良を続けていってくれるようになればいいと思っていますし、そうでなければ大きなムーブメントにはならないと思います。
 まず立ち上げに協力してくださるという方は、今回もコメント欄に連絡してください。今回もコメント欄は非公開にいたします。

ITのブログメディアを作りたいと思っている

いや、ほんと。
数人体制で。ブログなんで中立ではないけど、ポジションを開示して、ネットビジネスやモバイル、アジアのstart-upの話題を中心にしたメディアにしたい。techcrunchみたいなものかなあ。
動画なんかも多用して。
広告ビジネスは厳しいだろうから、ベンチャーキャピタルなんかにスポンサードしてもらえないものだろうか。
やりたいこといっぱいだけど、体力が減退している。トホホホ。

IT業界の方限定の英会話の教師になろうかと考えている

いや、ほんとに。
どんな勉強方法かというと、まずは徹底的なリスニング。教材は、USのテクノロジー系のポッドキャスト。その中から、単語、フレーズを覚えていく。
ある程度リスニングができるようになれば、次はスピーチ。
自分の事業内容や、業界内の関心事項をプレゼン用のスピーチの原稿に英語で書いてもらい、それを僕が添削。添削したものを自分で練習し、それを動画に撮ってYouTubeで公開。
公開したYouTubeの動画を1つのブログかサイトかに集める。海外の人からコメントがつけば、英文でやり取りしたり、スカイプで会話したりできる。
これこそネットを利用した英会話学習術ではなかろうか。
それに日本のIT業界の事情を動画などで海外に説明するというブログ(もしくはサイト)というのも、社会的存在価値があるんではないだろうか。
どう思います?

興味のある人、コメント欄に連絡ください。コメント欄は承認制ですので、このエントリーのコメントに関しては一般公開しないことにします。

モバイルSuicaで快適N700系の出張

モバイルSuicaで快適N700系の出張
モバイルSuicaで初めて名古屋行きの新幹線を予約し、N700系の「のぞみ」に乗った。いや、ほんとに快適!
初めてなんで、切符を持たずに駅に向かうのはちょっと不安だったけど、改札にケータイをかざすと座席票の紙が出てくる仕組みなんだ。これは便利。
JR東日本のモバイルSuicaの設定や、ビューカードの申し込み、JR東海のEX−ICの申し込み、設定など、いろいろ煩雑でいやになるんだけれど、一度やってしまえばあとは快適。ビューカードはビッグカメラとの共通のカードだとビッグポイントとSuicaポイントが交換できたりと何かと便利なんで、この際新規に申し込んだ。じゃないとモバイルSuicaってビューカード以外のクレジットカードなら年会費を2年目以降1000円もとられる。ひどい。
EX-ICも年会費を1000円くらい取られるんだけど、これは東京ー大阪間を特別料金で一度往復するぐらいで、もとは取れる。
いいのはケータイで予約する際にN700系ののぞみを教えてくれること。当然、行きも帰りもN700系。電源も無線LANもある。これは動くオフィスだ。電源は窓の下にしかないので、電源を使いたい場合は、窓側の座席を指定しておくべきだろう。今は無線LANのプロバイダー契約を事前にやっておかなければ使えないんだけど、できれば無線LANぐらいJRのほうで無料で提供してほしい。そんなにお金のかかるサービスじゃないんだから。どうしても有料にしたいのなら、モバイル予約する際に、乗車中限定の無線LANサービスにボタン1つで申し込めるようにしてくれているのなら、料金を払ってもいいと思う。
あとN700系は、完全禁煙なのもうれしい。禁煙車両でも喫煙車両のとなりなら、ドアが開くたびに煙が入ってきてつらい思いをしたことが何度もある。なのでこれまでは両隣が禁煙車両の禁煙車両を選んでいたくらい。
これから大阪、名古屋への出張は、飛行機よりも新幹線を選ぶことになりそうだ。