4刷決定!感謝
年の瀬というのに拙著「次世代マーケティングプラットフォーム」の動きが活発になってきているもよう。正月休みに読もうという人が多いのだろうか。そういうこともあってか、さらなる重版が決まりました。ホルモンナイトのときにONEDARI BOYSが5刷を祈願してくれたが、この調子なら5刷も夢ではないかも。ありがとうございます!
年の瀬というのに拙著「次世代マーケティングプラットフォーム」の動きが活発になってきているもよう。正月休みに読もうという人が多いのだろうか。そういうこともあってか、さらなる重版が決まりました。ホルモンナイトのときにONEDARI BOYSが5刷を祈願してくれたが、この調子なら5刷も夢ではないかも。ありがとうございます!
「宣伝費をネット広報にまわせ
」という本で、広告関係者から怒られそうなタイトルですが、内容は広告と広報との予算の配分を迷っている企業の担当者を説得するための本ではなく、広報に力を入れることを決めたということを前提に、それではどういう方法がいいのか、という具体的な内容になっています。まぎらわしいタイトルですみません。
元電通マンで江戸川大学教授の濱田逸郎さん、株式会社ニューズ・ツー・ユーの神原弥奈子さん、ネットイヤーグループ株式会社の石黒不二代さん、株式会社プラスアルファ・コンサルティングの鈴村賢治さん、それにわたしの5人の共著です。
出版社は時事通信出版局です。拙著「次世代マーケティングプラットフォーム
」は今後の企業のマーケティングの姿を予測した総論だったのですが、今回の本は広報パーソン向けの各論となります。本来なら、広告パーソン向け、メディア企業向け、マーケッター向け、一般企業戦略担当者向けに各論をそれぞれ発表すべきだと思うのですが、力尽きてしまいました・・・(苦笑)。
わたしの執筆部分は、「次世代・・・」の中の論点を、広報パーソン向けに書いただけのものです。ほとんどコピペのようなものなのですが、ほかの方の執筆部分は読み応えのあるものばかりなので、広報パーソンには絶対オススメです。
「自社ウェブサイトを主流とした広報活動に力を入れることを決めた」という話をよく耳にするようになりました。でもまわりにはネット広報に詳しい人がいない。書店やセミナーで目にしたり耳にする広報術は、マスメディア対応の話ばかり。そういう状況に困っている人には、最適な本です。これまでにない広報パーソン向けの本になっていると思います。
「今後はメディア、広告に関して論考しない」と宣言しておきながら、それでも考えてしまう自分。嗚呼。
年明けに友人からこの領域で講演を頼まれているから、頭のどこかで考えてしまうのだろうな。もう早くこの領域から卒業したい。
さて今こそチャンスなんだろうなと思う。もちろん「メディア=コンテンツの配信」という感じのメディアには未来はないんだけど、「メディア=人と人がつながる場、インフラ提供者」という意味でのメディア事業は、今こそ大胆に動かないといけないんだと思う。
「人はほかの人とつながりたい、情報交換したい、と思っている。それが本能である」という信念を持って、そうした場を提供するには何をすべきかを徹底的に考え抜く必要があるのだろう。「この業種の人たちはなかなか相互にコミュニケーションしない。SNSなんか作っても無駄」などと思考停止せずに、SNSがだめならどういう手段があるのか、現時点でどういうツールがあるのか、どのようなツールを作っていくべきかなどという点に、頭が痛くなるくらいにヒネランカイ!
この信念のあるメディア企業とそうでない企業との差が将来の明暗を分けるのだと思う。
小児がんと闘う子どもたちと、子どもたちを応援したい人をつなぐ架け橋となるプロジェクト。
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相変わらずメディア企業がオンライン事業に躍起になっている。どこかとどこかが共同で新しいコンテンツ配信に乗り出した。どこかが斬新なオンライン事業を始めた・・・。
もしこれらの試みの目的が、まっとうなコンテンツ製作コストを上回る収益を上げることにあるのであれば、残念ながらすべて失敗に終わるだろう。断言してもいい。こうした事業にはある視点が欠如しているからだ。
ケータイの機能に関する技術革新は行くところまで行った。これ以上、どのような機能を追加できるというのだ・・・・という議論。この議論にも大事な視点が欠如している。
2009年、消費者のメディア消費の形を激変させるようなテクノロジーはどういうものが登場するのだろう・・・。というメディア業界内で交わされる議論。同じくある視点が欠如している。
確かにインターネットは、消費者のメディア消費の形を激変させた。だれもがその変化に必死に追いつこうとし、その変化の先を読もうとしている。そして変化に合わせた事業に乗り出す事で、収益を上げることができるのではないかという根拠のない夢を抱いている。
しかし消費行動を激変させるような技術革新はそろそろ終わろうとしている。もちろんまだ幾つかでてくるかもしれないが、それよりも大きな変化が消費者向け以外の領域で起ころうとしている。
広告主企業の周辺領域だ。
拙著「次世代マーケティングプラットフォーム」は最初、情報感度の高い広告関係者に広く読まれた。一部広告関係者からは批判的な書評もいただいた。既に
情報感度の高い広告関係者にはほとんど読まれたようで、今は一般企業のマーケッターに読者層が広がりつつあるようだ。一般企業のマーケッターからは、非常
に高い評価をいただくことが多い。一般企業関係者は従来型の広告に対する特別な思い入れはないようで、消費者との距離を縮めるのに効果のある施策ならなん
でも積極的に関与していきたいようだ。
このことからも分かるように、広告主企業が積極的にテクノロジーに関与し始めようとしている。特に今回の景気後退はこの傾向を強めている。消費者向け領域以上の技術革新が広告主企業向け領域内で進む。これが2009年からの新しいトレンドである。
メディア企業や広告会社は、消費者向け技術よりも広告主向け技術により注目すべきである。
中でも注目すべきはソーシャル広告である。信頼する友人からのお勧めは、どんな広告よりも効果が高い。この友人からのお勧めに対して、どのようなテクノ
ロジーを使って効率よく自動的に企業からのメッセージを付加できるのだろうか。Facebookもdiggもmeboも、この領域の技術革新に躍起になっ
ている。この領域がホットな技術革新の領域であり続ければ、いずれそれなりの技術が登場するだろう。もし効果的であることが判明すれば(ウェブ解析を使う
ことで効果はリアルタイムで分かる)広告主企業は、検索連動型広告の登場時同様に、いやそれ以上の勢いでソーシャル広告に乗り出すだろう。そのとき広告、
メディア産業は、グーグル登場以上の衝撃を受けることになる。
そのときに備えてメディア企業は何をすべきか。
その技術が機能するようなメディア環境を作るべきである。コミュニティビジネスに注力すべきなのである。それがメディア企業の唯一の進むべき道である。
「コンテンツを流して終わり」・・・。この発想から脱却できないメディア企業は、メディア企業ではなくなる。コンテンツプロバイダーになる。そして同じ
ようなコンテンツを提供するコンテンツプロバイダー間の価格競争は熾烈になる一方で、多くが脱落し需要供給のバランスがとれるところまでコンテンツプロバ
イダーの収益率は低下の一途をたどるだろう。
メディア企業、広告企業ともに、広告主企業の変化を追いかけるのではなく、変化の先読みをして迅速に動くべきだ。
注目すべきは新しいメディア技術ではない。広告主周辺の技術革新にこそ注意を払うべきだ。
2009年1月16日に都内の無料セミナーで講演します。テーマは「次世代マーケティングプラットフォーム」。本の内容を簡単におさらいし、出版後に得た知見を交えて広告、メディア、ウェブの近未来を解説したいと思います。本日から告知が始まったばかりなんですが、定員が50人と少ないので、お申し込みは急がれたほうがいいかもしれません。春にこのテーマで講演したときには、50人の枠が2日ほどで埋まってしまいましたから。でも、まあ50人くらいなら、いろいろ意見交換できていいかも。
ROIが見える これからの顧客指向マーケティング基盤とは
~ CustomerCentricWarehouseが加速する、マーケティングプラットフォームの革新 ~
- 2009年1月16日(金)13:30~17:15(受付13:00~)
- 会場 CTC霞ヶ関本社 セミナールーム(東京都千代田区霞が関3丁目2番5号霞が関ビル20F)
- 主催 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 定員50名
- 申し込みはこちら
米国のネット界隈の有名人、Jason Calacanis氏が帰国後に日本の話をしているpodcastを聞いていたら、電脳フィギュアARisの話を「すごいぜ」って感じで話していた。確かにIVSでも真剣に質問していたもんなあ。
僕も会社のコラムでARisを取り上げてます。ここ。
Jasonはあと、「日本は四角のバーコードみたいなヤツ(QRコードのことを言っているんだろう)がポスターとかに印刷されていて、ケータイでスキャンすればサイトにアクセスできるんだ」とか「四角のバーコードみたいなヤツ(QRコードっていうんだってば)を名刺に印刷しているビジネスマンもいるんだ」という話をしていた。
「ああ3次元バーコードね」って誰かが突っ込むと「そういうのか?知らないけど」とJason。違うよ!2次元だよ!
「誰が発行するんだろう」「知らない。ソフトで自動的に発行されるんだろうか」とか話が続く。
「そうか、アメリカ人って、こういうことを面白いと思うんだ」と思った。
なんか予備のイスまで出していたけど、それでも人がいっぱい!すごい熱気だった。株式会社エイベック研究所主催のAvec DAY 2008。このブログのポッドキャストでもエイベックの武田隆さん、瀬川憲一さんにお話を聞いたことがある。1つの会社から2人別々に登場願うのは最初で最後だったかも。
「インターネットの価値はコミュニティにある」ということを今ではだれも疑わなくなったけど、第1次コミュニティブームが失速した2000年から2005年くらいは、そんなことを言うと笑われたものだ。僕も某コンサルタントから「いつまでそんなこと言っているんですか」と反論されたことがある。
それでも「繋がることが価値になる」というインターネットの本質を信じ続けてやってきたエイベックはすごい!やっぱり信念の勝利。
武田さん、瀬川さんとも「ソーシャルメディアマーケティングに関しては日本が最先端!」と自信たっぷりに語っていたけど、確かにエイベックほど突き詰めて研究してきた会社は、世界でも珍しいのかもしれない。ソーシャルメディアが注目されるようになってから勉強を始めたコンサルティング会社になぞ負けるわけがない、という意気込みが感じられて、頼もしかった。「企業サイトがメディアになる。メディアはコミュニティになる」ということを、今後の潮流としてだれもが認めるようになった今、エイベックの蓄積してきたノウハウの価値がますます高まるのだと思う。
発足するそうです。オープンソースのSNSエンジンであるオープンピーネの企業ユーザーの集い。「OpenPNE エンタープライズユーザー会」。沖電気工業株式会社、株式会社バンダイナムコゲームス、セイコーエプソン株式会社、東京海上日動あんしん生命保険が主幹事になるそう。こうしたオープンソースの営みにはがんばっていただきたいと思います。発表文
「社内SNS で当初想定していなかった活用や人と人のコネクションができ、ソーシャルウェアの可能性に驚いています」(セイコーエプソ)。ふーん、社内SNSで、そんな効果が出ているんだ。ピラミッド型の企業と、フラットなSNSってどう並存するのか、少々興味あり。
次の時代の覇者は、ソーシャルメディアのマネタイズに成功した企業だとこれまで主張してきたが、いよいよそのマネタイズの形が誕生するのかもしれない。
FacebookのようなSNSが持つユーザー情報と他のサイトの持つユーザー情報を組み合わせ、その中からマーケティングに有効な属性やデータを拾い集め、個々のユーザーにとってそのときどきで最適の広告、情報を表示する仕組みを確立するためにDiggが動き始めた。
Digg CEOのJay Adelsonはその辺の構想を講演で語っている。
DiggはFacebook Connectを通じて入手可能になるFacebookの持つ9000万人のデータをもとに、diggのトップページ及び各種ページの自動最適化を実現させるべく技術開発を進めるようだ。9000万人の中には自分と趣味嗜好の似たユーザーがいるだろう。そうしたユーザーのデータを基に、diggのページの最適化するという方法もあるだろう。自分が思いもよらなかった分野の情報に出会って衝撃を受けるという「うれしい意外性」の実現もこうした仕組みで可能になるかもしれない。
そしてこうした仕組みは当然のことながら、広告、マーケティングにも応用できるし、みなそれを目指しているわけだ。
こうした「テクノロジーを使って多くの人の力を結集させる形の広告」こそが、拙著「次世代マーケティングプラットフォーム」でいうところのグレーの部分の広告であり、今後急成長が見込まれる分野だ。グレー部分のフロンティア的な技術であるページランクを利用したグーグルの「検索」の登場に併せて、SEOという新しいビジネスの領域が誕生したように、Facebook Connectの周辺にも新しいビジネスの領域が生まれるに違いない。
拙著を読んでいただいた広告関係者から「テクノロジーとクリエイティブの両方が必要」という主張をいただくことが多いが、それはコアの領域の話でしかない。「個人のスキルに立脚した広告」である。もちろんまだまだこの領域は伸びるだろうが、長期的にはグレーの領域に凌駕されてしまう。「個人戦」から「テクノロジーを使った団体戦」に競争のルールが変わる。それがIT革命なのである。
クリック率30%というRockYouの仕組みであっても、コアの領域の施策でしかないのだ。