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Modern Syntaxのポッドキャストに出演しました

ずっと出たいと思っていたポッドキャスト「Modern Syntax」に出演させていただきました。モダシンさんありがと!
Modern Syntaxはレスナー数が2万人を超えたそうです。すごいなあ。このIT潮流のポッドキャストはniftyが有料化したこともあり、頓挫した形になっているけど、継続しているモダシンさんはすごい!がんばれ!
楽しい収録になっていますので、ぜひモダシンさんのブログから聞いてみてください。

mixiが動きだした!Open IDコンテスト、オープン化記者発表

以前笠原さんを取材したときに今後の戦略を聞いても「きっちりとしたインフラを作ること」程度の当たり前の話しか出なかった。ペテン師同然の壮大な夢を語るベンチャー経営者もいるのに、なんと謙虚な人物なんだろうと思ったものだ。悪く言えばマスメディア的には面白みに欠けるインタビューだった。しかしその堅実さが、mixiの基盤を築いてきたのも事実。
 でも最近のmixiは積極的に次のステージを目指して動きだしたように思えて仕方がない。つい先ほどもmixi OpenIDコンテストの発表文が送られてきた。

mixi OpenIDを活用したWebサービスの学生向けコンテスト「mixi OpenIDコンテスト」<http://mixi.co.jp/openid_contest/>を開催いたします。

「mixi OpenIDコンテスト」では、mixi OpenIDによって広がるサービスの可能性を追求することを目的に、mixi OpenIDを活用したWebサービスを公募いたします。ソーシャルグラフ(人と人とのつながり)を活用したWebサービスの新しい楽しみ方の提案をお待ちしております。

また「オープン化に関する記者発表会」の案内も送られてきた。詳細は27日まで分からないけど、mixiをプラットフォーム化し、その上でサードパーティがウィジェットを自由に開発できるようになる、というような話ではないかと思う。
RockYouの中の人も言っていたけど、プラットフォームレイヤーがOS「ウィンドウズ」だった時代から、ブラウザ「インターネットエクスプローラ」の時代になり、これからはSNSなどのソーシャルグラフになるのは間違いない。mixiはYahoo!に先駆けて新しい時代に入っていこうとしているのではないだろうか。

「ぐるなび」(滝久雄著)はベンチャー経営者必読書

この本はすごいなあ。ぐるなび―「No.1サイト」への道 。ちょっと前の本なんだけど(2006年4月20日刊行)、どうしてこんなすごい本を見逃していたんだろう。
もちろん「ぐるなび」は知っているし、使っているんだけど、創業者が1940年生まれとは!たまたま当たったサービスではなく「30年間毎日思いをめぐらし、知識を蓄え、感性を磨く努力をしてきたので」インターネット登場というタイミングの逃さなかったのだという。
一方で経営する広告代理店の収益からこれまでに50億円を研究開発に投資、IPOで回収した。すごくないか、これ。
営業目標を「加盟店拡大」から「アカウントエグゼクティブ制への移行」に切り替えた際には、全員をヒラ社員に戻したという逸話も。
僕にはベンチャー経営者の知り合いが多いんだけど、この本はそういった人に超オススメ!ベンチャー成功の12か条なんかも載っている。うちの会社のデジタル部門の人間にも読んでもらいたいなあ。

Web 2008 Expo、12月3・4日の夕方に開催

Web2.0の親玉、ティム・オライリーがキャンセルしたことで開催取り止めになったときいているWeb2.0 Expo Tokyo。オライリーさんが来ないのなら、いいさ、自分たちでやるよ!というような感じで国内のWeb2.0系の人たちが自分たちでイベントを企画したそうです。
僕は当事者ではないのですが、当事者に知っている人が多いので、告知のお手伝いです。
イベントブログ
12月3日セッション予定
12月4日セッション予定

12月4日は別件がありそうなので、3日のほうだけにも顔を出そうか考えています。

アマゾンで2度目の売り切れ

次世代マーケティングプラットフォーム」がまたしてもアマゾンで売り切れているもようです。申し訳ありません。「通常3~5週間以内に発送します」となっていますが、来週末今週末には第3刷ができ上がってくる予定です。また都内の広告会社やネット企業周辺の書店でも売切れているもようですが、それ以外の地域の書店にはまだ在庫があるようなので、そちらでお買い求めください。お手数をおかけして申し訳ありません。

キーワード広告を超えた!米RockYouのソーシャルアプリ

 検索キーワードに関連した広告だから効果が高いと認知されたキーワード広告。待ちに待ったインターネットらしい広告と絶賛され、効果が広く認知されたからこそGoogleは世界一のネット企業の座をつかんだ。しかしキーワード広告の登場は「ネットらしい広告」時代のほんの序の口であり、これからより多くの「ネットらしい広告」が登場してくると考えていることは「次世代マーケティングプラットフォーム」に書いた通りだ。

 キーワード広告を超える広告の新形態は恐らくソーシャルメディアの領域から生まれてくるのだろうとは予測していたのだが、Infinity Venture Summitにスピーカーとして登壇した米RockYouによると、FacebookなどのSNSの中で展開するウィジェットを使った広告がキーワード広告以上の効果を出し始めたというターゲティングとクチコミ効果が相乗効果を起こすからで、特定のノウハウを使えば広告のクリック率が30%に達するという。

米RockYouは、Facebook、Myspace、Ning、Friendsterなどの代表的SNSにウィジェットと呼ばれるブログパーツのようなプログラムを提供する会社。RockYouの提供するウィジェットは、こうした代表的SNSのどこでもトップ10に入るほどの人気のあるものが多い。すべてのSNS上のRockYouのウィジェットのアクセス数を統合すると、月間1億800万人のユニークビジター、月20億ページビューにも上る。この数字は、大手ポータルなどの主要サイトと同等の規模になっている。

具体的にどのようなウィジェットを提供しているのか、幾つか見てみよう。

likenessというウィジェットは、質問に答えることで友人との相性を判断するテストだ。例えば「休日に何をしますか」という質問に対し「テレビを見る」「ゲームをする」などの10個の選択肢の中から、あなたがしたいことを順番に選んでいくような仕組みになっている。友人の中で同じウィジェットを自分のページに取り込んでいて、同じ質問に答えた人がいれば、ウィジェットがその人との相性を数値化し表示してくれる。恋人探しのきっかけになることから人気の高いウィジェットで、Facebookの人気ウィジェットのトップ10に常に入っているという。
Speedracerは、バーチャルの車を作り、友達とレースで競うというゲームのウィジェット。レースで勝てばポイントを手に入れることができる。自分の車を好きなようにカスタマイズできるが、カスタマイズするにはポイントが必要になる。
Pieces of Flairは、 おもしろいフレーズが書かれたバッジや自分の信念が書かれたバッジを友人に送ることができるというもの。友人はそれを収集し、自分のページに張りつけることができる。

 こうしたウィジエットは、人とのつながりをベースに利用が広がることからソーシャルアプリケーションと呼ばれている。
 RockYouの最高技術責任者Jia Shen氏によると、ソーシャルアプリ上の広告はGoogleのキーワード広告を超える効果があると言う。
 Googleのキーワード広告の効果が高いのは、検索キーワードに関連した広告や、ページ内のコンテンツにマッチした広告を表示するから。検索キーワードやコンテンツをベースに、ターゲティングされた広告が表示されるからだ。ところがGoogleのキーワード広告ではクチコミ効果はそれほど期待できない。ターゲットされたユーザー本人にはほぼ確実に届くのだが、その効果が周りのユーザーに広がることはあまりない
一方でSNSは、人のつながりがベースになっているのでクチコミが起こりやすい環境ではあるのだが、広告はターゲティングされていないので、クリック率が非常に低い。GoogleはMyspaceの広告配信を担当しており、MicrosoftはFacebookの広告配信を担当しているが、「それほど高い効果は出ていない」(Shen氏)という。
 Shen氏は「ソーシャルアプリは、ターゲティングとクチコミの双方の長所を取り入れているので広告の効果が高い」と指摘する。

 例えばジョニー・デップの最新主演映画の広告を展開する際に、単にバナー広告を表示するのではなくlikenessのウィジエットを使って、「ジョニー・デップの過去の出演映画のうちどれが好きですか」という質問をした。バナー広告を表示しただけではクリック率が0.01%しかなかったのが、ウィジェットと同時に展開した場合はクリック率が0.65%に跳ね上がったという。
 またPieces of Flairを使ってGapがブランド効果を狙って大統領選挙に関するキャンペーンを展開した。投票を呼びかけるようなバッジを友達に送ることでクチコミ効果が発生するわけだ。一週間で30万個のバッジが送られ、250万人のユニークユーザーによって600万ページビューを達成したという

 同氏によると、ウェブ全体の広告のクリック率は0.2%だが、SNSサイトではそれより低く0.004%から0.13%程度しかない。しかしRockYouのウィジェットの広告のクリック率は0.28%に達する。しかも特定のノウハウを組み合わせると、クリック率は30%に達するという。このノウハウは企業秘密のようで、具体的には教えてもらえなかった。「たまたまいい数字が出ただけではないのか」と意地悪な質問をしたところ「いや、同じ成果を繰り返して出すことができる」と自信たっぷりに語ってくれた。

 もちろんこうした広告キャンペーンは、SNS上でなくてもウェブ上で独自に展開することも可能なのだが、人のつながりが既に形成されているSNS上で展開することで、すぐにクチコミ効果を得ることができる。ウィジェット上の広告だと、コミュニティーを形成する手間が省けるわけだ。
 RockYouはサービス開始後わずか3カ月で100万ユーザーを達成したというが、これは既存のSNS上でウィジェットを展開できたからだと言う。各SNS上で展開しているウィジエットのユーザー数、アクセス数を集計すると、それ自体で大手サイト並みの規模があることは先に述べたが、RockYouはその規模をサービス開始後わずか3年で達成している。下の図を見ても分かるように特にFacebookがプラットフォームを開放してからの伸びが著しい。

Photo

 一方でSNS側にもプラットフォームを開放するメリットがある。プラットフォームを開放することで、英Beboにしろ米Friendsterにしろ、プラットフォームを開放するとトラフィックが急増している。
 Friendsterはプラットフォーム解放後にトラフィックが一時的に落ち込んでいるが、これはトラフィックが急増したためサーバーが一時的にダウンしてしまったのが原因という。Facebookは、プラットフォームを開放することで2600万ユーザーから1億2000万ユーザーに急増したという。
 Facebookがプラットフォームを開放したことでユーザー数が急増したことを受け、他のSNSが次々とプラットフォームの開放を宣言している。GoogleもOpen Socialという共通でオープンな開発基盤の提唱を行っている
 Shen氏によると、SNSが持っているユーザーの属性情報は、RockYouなどのウィジェット提供者に公開されているという。属性情報を提供することでよりターゲットされた広告の配信が可能になるので、ウィジェット提供者とレベニューシェア方式で契約しているSNS側にとってもメリットがあるのだろう。Facebookに広告を配信しているadmob社のニレン・ヒロ氏も、以前取材した際にSNSがユーザーの属性情報を公開していると語っていた。このことを日本のネット事業者に話すると驚く関係者が多いかったが、それだけ米国のSNS事業者とウィジェット提供者は、持ちつ持たれつの関係になっているということなのかもしれない。ただプライバシーの問題もあるので、どういった属性情報を公開するのかはそのSNS次第だということらしい。

追記:クリック率を訂正しました

Infinity Ventures Summit Fall 2008 開幕

主催のInfinity Venture Partnersの小林雅さん、田中章雄さんに今回のIVSの見所などを語ってもらいました。


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by tsuruaki

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by tsuruaki

Infinity Ventures Summit Fall 2008 in 宮崎、明日から

Infinity Ventures Summit Fall 2008で宮崎に来ています。今日は前夜祭。主に海外のスピーカーが集まったディナーとcocktail party。ディナーの席でいろいろな人にビデオインタビューしましたので、時間があればアップしていきたいと思います。

個人的には今回のIVSは、米国のRockYouというガジェットのサービスの話に一番興味を持っています。それと米国の動画ビジネス。今日もQik. Incの中の人と話をしたけど、結構面白かったです。あとは3次元ネット、拡張現実の話も興味あり。アジアのケータイビジネスも面白そうです。できる限り多くの情報をレポートしたいと思います。今回は中国からのスピーカーが多い。IVSってアジアのハブのようなイベントに成長しつつあるようです。すごいなあ、小林雅さん。

会社のサイト、jiji.comのコラムのほうにも記事を書く予定です。

以下の動画は韓国ダウムのJungwook Limさんのストリートビューに関するお話(日本語)。2分程度の短いやつです。

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by tsuruaki

うわっ!amazonに僕のビデオが!

 もちろん織茂さんに撮ってもらったことは覚えていたんだけど、あまりに時間がたったのでもうアップされないのかと思っていた。「次世代マーケティングプラットフォーム 」のポイントを著者自身(つまりあたくし)が語っている動画が、Amazonにアップされました。笑ってやってください。湯川鶴章はこんな顔をして、こんなしゃべり方をします。

追記;Amazonではまたしても売り切れ寸前ですね。

ゼロコストベンチャーとriff-offの時代-Jason Calacanis氏その3

米国ネット業界の著名人Jason Calacanis氏のインタビュー動画第3弾です。
ネットベンチャーのインフラとしてクラウドコンピューティングが定着すれば、ベンチャー企業を立ち上げるのに大きな投資ほとんど不要になる。そうなればいろいろな試行錯誤が行われるようになる、というのが同氏の予測です。サービス同士が互いに連携し合って、進化する時代になるというのです。複数のサービスを単に融合させたマッシュアップというレベルではなく、それを大きく進化させるriff-offの時代になると同氏は言います。
riff-offとはもともとジャズの用語で、別の曲のフレーズを借り、それを改良すること。同じような響きの言葉でripp-offという俗語がありますが、これは「盗用」という意味。盗むのではなく、借りて大きく進化させる、というのが、これからのネット事業のあり方だ、というわけです。

以下は、超いいかげん訳by Tsuruaki Yukawa

Zero Cost Start-upsとは わたしが提唱する概念。クラウドコンピューティングの価格が低下し、ほとんど無料になり、ソフトもオープンソースで無料なので、サービス構築にかかるコストは、開発者やシステムデザイナーの労働力だけになってきている、というような意味。TechCrunch50に参加したベンチャー経営者に、サービス構築にかかったコストを聞くと「ゼロ」と答える人が増えている。実際にはサーバー代5000ドル、4人の開発者が2年間かけて開発したのであれば、20万ドルくらいの資金で事業を立ち上げたことになる。大きな投資が不要になってきているわけだ。これは非常に大きなトレンドである。
そして事業立ち上げコストが低下する中で、あらゆる試行錯誤が可能になる。riff- offも盛んになるだろう。ジャズで、フレーズを借用し改良することをriff-offという。ripp-offは盗むということ。ripp-offではなくriff-offだ。これからはあらゆるネットサービスがほかのサービスをriff offするようになると思う。
Riff-offとは、例えばMahaloの中のビデオゲームに関するコンテンツを借りて新たなサービスを作る、というようなもの。ほかには、例えばdiggの政治関係のコンテンツとCNNの政治関係のコンテンツを借りて、政治関係のニュース関連コンテンツのナビゲーションシステムを作る。またはビデオが好きな人は、YouTubeやABCやCNNから政治に関するビデオを全部集めてきて毎時のトップビデオを表示するサービスを構築する、というようなもの。
Mach-upは2つのものを単純につなげる程度のこと。deli.ci.ousのフィードとtwitterのフィードを合わせるようなもの。Riff-offは、組み合わせるだけでなく、それを進化させること。
例えばdiggのコンテンツを借りてきて、それにビデオを組み合わせる。記事を推薦する人はビデオで15秒以内に投票理由を述べる。「Yes」投票のトップ10ビデオと「No」投票のトップ10ビデオがストリーミングで見ることができる。そういうサービスのことだ。Riff-offは、もともとのアイデアを進化させるものだ。diggの創業者のKevin Roseはdel.ci.ousのアイデアをriff-offした。
「アイデアを盗むな」という時代は終わった。ただripp-offとriff-offは違う。ドイツには米国のサービスとびっくりするくらい似たサービスが幾つも存在する。でもアジアのサービスはオリジナルなものが多い。ほかのアイデアに触発されたのかもしれないけれど。
アイデア文化の時代は終わった。今はriff-off文化の時代だ。riff-offしながら常に新しい機能を追加し続けるところが勝つ。Amazonを見てごらん。新しい機能を追加し続けているだろう。

複数のクラウドをやり繰りするsky computingが急成長する-Jason Calacanisその2

米国ネット業界の著名人Jason Calacanis氏のインタビュー動画第2弾です。
クラウドコンピューティングは、amazon、google、microsoftなんかが始めていて、欧米の企業は複数のサービスを使い分けてるって話は、以前取材して知っていた。でも同氏によると、こうした複数のサービスのやりくりを自動的にするような仕組みが2年以内には登場するのではないか、と言う。それがもう1つの大きなビジネスチャンスというわけだ。つまり複数のクラウドコンピューティングのサービスにシステムを重複して構築しておき、コストやリスポンスの速さ、安定性などの要素を考慮し、その時々の最適のクラウドに仕事を自動的に振り分けるというものだ。そうした仕組みを同氏はsky computingと呼ぶ。クラウド(雲)のさらに上のレイヤーということなんだろう。以下、超テキトー訳by Tsuruaki Yukawa

クラウドコンピューティングは当然のことながら大きなビジネスチャンスの領域だ。ハードウェア、サーバー、ラックなんてものはなくなってしまう。ラック企業(レンタルサーバー事業者)は消滅してしまうだろう。
だれもがクラウドの一部を購入することになる。低価格でサービスを利用できるようになる。
アマゾンのEC2、S3、グーグルapp engine、それとマイクロソフトのクラウドサービス。
われわれの会社も一部でまだサーバーを使っているが、次第にクラウドに移行している。データベースはEC2、ページトラッカーはGoogle App Engine、新しいプロジェクトはSQLデータベースをサーバーファームに搭載するのではなく、アマゾンのEC2に搭載する計画。画像はS3に記憶される。われわれは現在、事業の25%しかクラウドを利用していないが、やがて90%はクラウドになる。いつか100%クラウドになると思う。
さらに言えば、クラウドコンピューティングからスカイコンピューティングになると思う。
スカイコンピューティングは複数のクラウドコンピューティングでデータ、プログラムを重複させるやり方。
アマゾン、グーグル、マイクロソフトのクラウドコンピューティングの仕組みを重複させて構築しておき、その時々、ユーザー一人一人に、最もコストパフォーマンスに優れ、反応の早いシステムでリスポンスさせる仕組みだ。
1つのクラウドに障害が発生しても、ユーザーを別のクラウドに送ることができる。
1つのシステムが安ければ、それを使う。ただリスポンスが遅いようであれば、少々高くても別のシステムに移行する。それが不安定なシステムであれば、より安定なシステムに移る。こうした自動的にロードをバランスする仕組みをだれかが2年以内に開発するのではないかと思う。
時間がないのでわたし自身がこうした事業は始めることはできないけれど・・・。

ポメラより、やっぱりシグマリオン

デジタルメモ ポメラが非常に気になっている。原稿を書くことを仕事にする人には、なかなかいいガジェットなんではなかろうか。
でもsigmarion III持っているし・・・。

よくよく考えたらやっぱsigmarionのほうがいい。だってフタの開閉だけでオンオフできるから。ポメラはキーボードを折りたたまないといけない。

デジタルメモとして使うのであれば、ちょっとした使い勝手の差も非常に大きいと思う。と自分を納得させることにした。無駄遣いはつつしまないと。

sigmarionを持っていない人、指の太い人には、pomeraのほうが安いし、新しいし、キーボード大きいし、折りたためば小さいからいいかもしれませんね。

紀伊国屋新宿本店6位、3刷決定!

都会の一部書店では「次世代マーケティングプラットフォーム 」がゲリラ豪雨的によく売れているもよう。リンク

それでかどうか3刷決定しました!ありがとうございました。

「信頼」は1つの大きなビジネスチャンス-Jason Calacanis氏

Jason Calacanis氏の動画インタビュー第1弾。同氏は今後のネットのビジネスチャンスの例を2つ挙げているが、1つが「信頼」に関するサービスの領域だ。

以下、テキトー訳byゆかわ

ビジネスチャンスは、資金が幾らあるのかによるところはある。
Yahoo!やGoogleや大手ブログネットワークに対抗したいのなら大量の資金が必要。現実的には、無理。
そう考えると、大きなチャンスの1つは「信頼」。
この分野で技術革新が進むだろう
オンライン上にはたくさんの情報があるが、信頼できるかどうかは分からない。多くの人も参加しているが、そうした人が信頼できるかどうか分からない。
「信頼」にかかわるサービスを構築し、ユーザーの時間、お金の無駄をなくせる企業は、勝者となるだろう。
わたしがやっているMahaloもそうしたサービスを目指している。韓国では匿名性を排除しようという動きがある。もし政府が匿名を排除に乗り出さないのであれば、民間企業が事業としてなにか匿名排除の仕組みを構築できるかもしれない。ブログやコメント欄で書き込んだ人がどこのだれであるのかが分かるというのは、いい面も多い。株式売買のときでも情報発信者がだれであるのかを分かるようにすれば、興味深いサービスができるだろう。
 一方で、匿名性にはメリットもある。匿名性のおかげで告発が可能になるし、短期的には情報発信の敷居も下がる。ただ長期的には、サービスを信頼できないというデメリットになる。この辺りのメリットとデメリットの絶妙なバランスを実現する企業は成功するだろう。
 TechCrunch50の参加企業でこの分野に関連しているのが、日本のOpenTraceというサービスと米国のGoodGuide社。GoodGuide社は世界中のあらゆる製品の安全性などをレイティングする。ベビーシャンプーはどれが安全か、などといったことが分かる。OpenTraceは、例えばこの食パンがどこで生産され、環境にどのような影響を与えているのか、などを明らかにする。
 透明性の高い、いいサービスを提供している。

Jason Calacanis氏が読むネットの未来

 米国のネット界隈の有名人、Jason Calacanis氏が来日中だ。Calacanisは発音的には「キャラカナス」となるんだろうけど、日本語の分かるアシスタントのTylerさんに聞くと「カラカニス」と表記したほうがいいかも、ということでした。中を取って「キャラカニス」で行こうと思います。
 そのCalacanisに取材する機会を得た。同氏の経歴についてはこちら(英文ウィキペディア)

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 出版関係の仕事を経てweblog. incを立ち上げ、それをAOLに売却。weblog. inc.は、有力ブログを集めて1つの広告媒体にするビジネスモデルで、日本でいうとアジャイル・メディア・ネットワーク(AMN)のようなもの。
 AOL売却後は、ネットスケープのサイト運営に関わったが、その後再び独立。今は人力検索エンジンのMahaloと、有力ITイベント「TechCrunch50」の経営に関わっている。人力検索エンジンといっても「はてな」というより、「ヤフートピックス」のような感じ。ニュースなどのトピックスの下にwikiがあってさらに詳しい情報にアクセスできるようになっている。
 起業家の多くはあまり多くを語らないものだが、同氏はブロガー出身ということで基本的に情報は公開するものと考えているようで、米国のネットメディアを通じて積極的な発言を繰り返している。そのCalacanis氏が今週宮崎で開催されるInfinity Ventures Summitで基調講演するために来日したというので、早速取材させてもらった。
 取材のビデオを編集後にアップしますが、とりあえずメモをアップ

・景気後退局面ですべきこと
 好景気のときは、資金を集めたり、事業を売却するのに最適。一方で不景気のときは開発、改良に集中すべき。ネットの過去の歴史を見ても優れたビジネスはすべて、不景気のときにタネがまかれている。

【今後のビジネスチャンス】

・信頼できるネット
 今後大きなビジネスチャンスが見込める領域の1つは、信頼できるネットを作る仕組み。匿名による情報発信のメリットは十分にあるものの、一方で誹謗中傷の被害が社会問題化している。どのようにすればメリットを活かしたままで、デメリットを少なくできるのか。これを解決するような仕組み作りが求められているし、仕組み作りに成功した企業は、大きく躍進するだろう。

・クラウドコンピューティング
 1つのクラウドコンピューティングサービスにすべてのデータ、プログラムをまかせるのではなく、複数のサービスを併用するのが一般的になってきている。複数のサービスの間を自動的に切りかえるロード・バランシングのようなサービスが求められている。

【今後のネットの傾向】

・ゼロ・コスト・スタートアップ
 クラウドコンピューティングなどを利用して、ほとんどコストをかけずに新しいビジネスを立ち上げることが可能になってきている。

・リフト・オフ
 コストがかからないので、いろいろなアイデアが試されるようになる。マッシュアップは複数のサービスを組み合わせるという意味だが、単に組み合わせるのではなく改良を加えるというリフト・オフという形のビジネスが次々と出てくるだろう。

・モバイルとノートPCの中間機
 ハード機器では、モバイル機器よりも大きくてノートPCよりも小さな機器の領域がよりホットになるだろう。ネットPCもその領域の機種だが、形状などでさらに改良されたものが出てくるだろう。

追記;IVSの開催場所を間違っていました。長崎ではなく、宮崎でした。実は羽田に行くモノレールの中で、間違いに気づいた。どんだけおっちょこちょいなんだ>自分

メディアと広告の未来が1つにつながった

 昨日某所で友人の猪又さんと久しぶりにゆっくり話をする機会を得た。
 その中で猪又さんが「この本でメディアと広告の未来が1つに完全につながりましたね」という感想を述べてくれた。この本とは「次世代マーケティングプラットフォーム 」のこと。ありがとうございます!そこまで著者の主張を完璧に理解してくださると本当にうれしいです。この本を出してよかったと思う瞬間でした。

 実は編集者の織茂さんもその部分を一番評価してくれているんです恐らく織茂さんほどこの本を何度も読み返している人はいないと思うのですが(編集者だ から当たり前なんですけど)、読み返すたびにその部分への理解が深まるようで、重版のときの再チェックで読み返してくれたときも、「読み返してみて、湯川 さんのこれまでの主張が見事に1つにまとまっていて、やっぱりいい本だということを再確認しました」というような興奮気味のメールを送ってきてくれた。まあ著者と編集者が自分たちだけで「そうだよね、いい本だよね」と盛り上がっているのも、笑える構図ではありますがwww。
 これまでの著書では、「人々の表現欲求の高まりの結果、メディアはすべて参加型になる。そのメディアを資金的に支える仕組みが今一番求められている」という主張を展開してきた。今回の本では「広告はマーケティングプラットフォームになる。そのプラットフォームに不可欠なのが消費者の情報データであり、その情報やデータの宝庫がコミュニティであり、参加型メディアである」という主張になっている。
 参加型メディアはマーケティングプラットフォームを必要とし、マーケティングプラットフォームは参加型メディアを必要としているわけである。つまり「1つにつながった」わけだ。
 メディアとマネタイズ手法がカップリングされたときに1つの時代を形成する、とこれまで主張してきた。ポータルサイトとバナー広告がカップリングされたことでポータルが全盛時代を向かえ、ヤフーがその覇者として君臨した。次の時代には、検索エンジンと検索連動型広告がカップリングされて、検索全盛の時代になった。覇者はグーグル。それが現時点である。
 そして今、ウェブは次の時代へ移行しようとしている。その時代のメディアは参加型メディア(ソーシャルメディア)であり、マネタイズ手法はマーケティングプラットフォームになるのである。これが次の時代の形であり、恐らく最終の形なんだと思う。ポータル、検索の時代は、あくまでも過渡期なのだと考えている。
 メディア、広告、ウェブの未来が見えた、というのはこういうことなのである。ここまで読み取ってくれた猪又さん、本当にありがとう。著者冥利につきます。

CUとかLinkedInとか、日本にビジネスSNSは根付くのか

周りでまだCU祭りが続いている感じだし、昨日参加したコンカンのセッションにLinkedInの人が出ていたこともあり、日本にビジネスSNSが根付くかどうか考えてみた。
まず日本のネットは匿名中心文化だから、実名SNSは無理、という考え方。確かに日本のネットの価値の1つが、匿名で本音を語れるところにあるし、今のところそれが最大の価値かも知れないので「日本のネットで実名主義は根付かない」という意見になるのだと思う。
でも実名にするメリットができれば、結構多くの人が実名を名乗るんだと思う。
そのメリットの1つ、というか最大のものが人脈作り。多くの社会人にとって人脈は、非常に価値が高い。アメリカでもネットワーキングという言葉で人脈作りの重要性が語られるけど、見ず知らずの人でも平等に扱おうとするアメリカのビジネス文化とは異なり、日本人は知り合いの紹介があるのとないので話の進み方がぜんぜん違う。アメリカで取材をしていたとき、比較的だれにでも会えた。相手が僕に話しすることで得ることのできるパブリシティというメリットだけで会うかどうかを判断してくれた。共通の知り合いがいなくても会えた。日本では講演依頼など何かのお願いをする場合に、だれか知り合いを通じて紹介してもらうのとそうでないのでは、結果が全然違う。
つまり日本のほうが人脈を重視する。人脈の価値が高いのだと思う。
そうであるならば、その人脈拡大の手段の1つとしてビジネスSNSの有効性が立証されれば、多くのビジネスマンはネット上で実名を公開するんじゃないかなあ。

それでもビジネスSNSが成立するかどうかは別問題。アメリカとかでLinkedInが普及した理由の1つは、みんな頻繁に転職する風土があるからだと思う。
僕はアメリカの大学を出て、シリコンバレーで長年働いていたからアメリカ人の人脈が豊富だと思われがちだけど、実はそうではない。だってみんなすごい勢いで転職するんだもん。長年ためた名刺ファイルは、今では単なるゴミの山になっている。
僕がアメリカにいた2000年以前にFacebookやLinkedInなどのサービスがあれば、今でももっと多くのアメリカ人とつながってられるのになあ。
つまりビジネスSNSの最大のメリットの1つは、転職した知人とつながっていられることにあると思う。
1つの会社に働き続ける知人が多ければ、ビジネスSNSなんていらない。だってその会社に電話すれば、その人の居場所がすぐに分かるから。
ということは転職がまだそれほど頻繁ではない日本では、ビジネスSNSの機は熟していないのかも。でもネット業界などの一部業界では転職率が高い。ネット業界を中心としたビジネスSNSはありかもしれないけど。
一方で、ネットでつながっただけでは本当の知り合いと考えない人が多いのであれば、ビジネスSNSの運営者は「箱を作ってオシマイ」と考えずにリアルイベントを絡めるべきかも。そう考えるとSNSという形じゃなくて、昔流行ったホームページリングみたいな感じで、同じようなテーマのブログをつなげる仕組みを業界ごとに作ったほうが面白いようにも思う。ブログリングのトップページをWikiか何か共同編集可能なものにする、という形のビジネスコミュニティを作ってはどうだろう。まずは広告系ブロガー飲み会で、Wikiを立ち上げてSNS的なものを作ってみてはどうですか、そこのあなた!

CUってどうよ。ケータイ赤外線で名刺代わりにならないだろうか。

Yahoo!JapanのビジネスSNS「CU」の登録者数が急伸しているっぽい。といっても業界関係者の周辺だけかもしれないけど。
Facebookの日本語版が始まったときも、同様のブームがあったけど。そのあとFacebookを活用しているかというとそうでもない。
mixi後のソーシャルメディアで根付いたものといえばYouTube、にこ動、twitterくらい。
やはりこれまでにない表現、つながりの形を提案するものでないと新しいソーシャルメディアは根付かないのだと思う。
匿名空間が主流の日本のネットにおいて実名空間もほしいというニーズは確かにあるだろう。でもCUがその実名空間になるには、もう1つ何かインパクトが欲しい。担当者には何か秘策があるのだろうか。デジタルガレージが日本にLinkedInを持ってくるようだし、ここはスピーディーに勝負をかけないとだめだろうなあ。

僕ならどうするか。まあモバイルと絡めるだろうなあ。CUのデータをケータイのアドレス帳と連携させる。名刺交換の代わりに赤外線でデータを交換し合う。名刺のように部署が変わるごとに名刺をもらいなおす必要もない。本人がデータベースをアップデートしてくれるので、アドレス帳は常に最新のデータになるわけだ。
ソフトバンクケータイだけではなく、他のキャリアのユーザーでも利用できるようにケータイ勝手サイトも作ってもらいたい。
ここまでやればLinkedInの日本語版が始まっても太刀打ちできないだろう。
一方でデジタルガレージには独立系ということで、すべてのケータイキャリアと等距離外交できるメリットがあるかもしれない。
名刺に代わるサービスを提供できるのかどうかが、日本におけるビジネスSNSの今後の成否を決めるように思う。
それかビジネスに限定しないで実名SNSという線を狙うという手もあるかも。中高生の間で流行っているプロフみたいなものをベースに、社会人にまでユーザーベースを拡大していくという戦略。とにかくケータイを絡めなきゃ。

追記:cuって招待制なんだけど、試しに使ってみたい、招待してほしい人は連絡ください。

追記2:実名ベースといえどもそれを強制できないので、今まで通りハンドルネームの人がごろごろいる。写真も顔写真じゃないケースも。これじゃ新しさはないなあ。