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どんな本かと言えば、こんな本なんです

 多分この人は学生時代ずっと国語の成績が抜群によかったのではないかなあ。「次世代マーケティングプラットフォーム」にいろいろと書いている中から、僕が一番主張したい部分をスパッと抜き出して簡潔にまとめてくれている。

この本では、ハーバード・ビジネススクールのクラーク・ギルバード氏の主張をもとに、

「技術革新は周辺のグレーな領域で起こる。コアな領域とグレーな領域を合わせると、技術革新の結果、市場は大きく拡大する。ただ、コアな領域の製品、サービスは、グレーな領域のサービスと比べて相対的に地位を低下させるだろう。そして最終的には、売上高という絶対的な数字の低下につながっていく」

というフレームワークを用いて、広告業界のコア=マス広告、周縁=出現しつつある様々な広告テクノロジー(マーケティング・テクノロジー)と捉え、出現しつつあるマーケティング・テクノロジーは、マスマーケティングによって失われてしまったOne to Oneな関係を新たな形で取り戻す、「サザエさんの三河屋さん的な、情報発信、サービス、アフターケア、販売、配達など、全ての一体化した企業活動」を可能にするものと考え、その最新の三河屋さん的な様々なマーケティング・テクノロジーが具体的に紹介されている。

そうなんです、この本はそういう本なんです。理解してくださってありがとうございます。
もちろんこの主旨を正確に把握してくださっている書評が圧倒的に多いんだけど、中にはこの本を最新の広告技術のことを羅列してあるだけの本としてだけとらえている人も少なからずいて、「特に目新しい情報はなかった」などと評されたりすると、ホントがっかりしてしまいます。

10月 19, 2008 |
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