例えばamazonのクラウドを写真のストレージとして利用し、オフィスソフト周辺のシステムはgoogleのクラウドを利用。よりエンタープライズ向けのシステムはsalesforceを利用し、それぞれを自由に連携させるようになるのではないか、ということだ。
連携が盛んになるのであれば、機能をより特化したクラウドコンピューティング事業者が登場してくる可能性もある。
salesforce.comの利用料は機能を強化しても一定額という方式をとっている。同社の上級副社長のジョージ・フー氏は、「他社のCRMと比べると
TCO(Total Cost of
Ownership)は格段に低い」と言うが、ユーザーの中には「定額制と従量制があれば営業以外の部門に対し従量制で利用できるようにしたい」「もっと
安ければ、機能を特化させて再販できるのに」という要望がある。こうした要望に対しフー氏は今後の検討を約束する一方で「機能がどれだけ高度、多彩になっ
ても料金の心配がない、という現行モデルはユーザーに喜んでもらっている」と語っている。
かなり自由なカスタマイズが可能で機能も充実していることを考えれば、確かにsalesforce.comのコストパフォー
マンスは高いのかもしれない。しかしその一方で、限定された機能でいいからより安価で利用できれば、いろいろなリセラーが登場する可能性がある。セキュリ
ティやリライヤビリティのみをsalesforceのプラットホームに依存し、そのプラットホーム上で各種SaaSを展開するというリセラービジネスが今
後台頭してくるのではないだろうか。歯医者向けシステム、旅行代理店システム、診療所向けシステムなどを、安価でSaaSで提供する・・・。今後はクラウ
ドコンピューティングを利用した、こうしたITビジネスが次々と登場してくるような気がする。
追記 金額の部分で誤解を招く表現になっていたので訂正しました。すみません。