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RSS広告のフロンティア-田中弦氏

Pa0_0000 今回は日本で最初にRSS広告を手がけたRSS広告社の田中弦さんにお話を聞いた。

  • 親会社はネットエイジ
  • 850万のブログが登場し、すべてがRSSを配信している中で、広告は手付かず。米国に遅れることなく、このタイミングでRSS広告に乗り出したかった。
  • ブログのエントリの中身を日本語解析し、エントリの内容に沿った広告を出す。
  • 技術オリエンテッドの会社。物作りの会社。社内に競争力のある技術者を持つ。
  • 市場規模はまだ小さい。広告主は150社。RSSリーダー利用者は15%程度。インターネット・エクスプローラのバージョン7にRSSリーダーが搭載されるので、それに期待している。
  • 100文字あれば、エントリの内容を推測できる。100文字あれば、エントリに合った広告を載せることができる。
  • ブログの横に出る広告のクリック率は0.01%程度。RSS広告は0.05%と、クリックされることが多い。

    田中弦氏インタビュー 第1回音声ファイル」

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シリコンバレー今、昔-ネットイヤー石黒不二代氏

今回は、ネットイヤーグループの石黒不二代さんとの雑談という感じ。シリコンバレーと東京を頻繁に行き来されているというので、シリコンバレーの今と昔について語り合った。

石黒不二代氏インタビュー 第2回音声ファイル」

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広告の究極の形-「テレビCM崩壊」感想③

 わたしは広告の究極の形は、「じゃまにならない広告」と「楽しめる広告」の2つしかないと思ってきた。じゃまにならない広告とは、欲しい情報が欲しいときに表示される広告だ。楽しめる広告とは、エンタテーメント性の高い広告。それ自体が娯楽コンテンツのような広告だ。それ以外の広告は淘汰される。商品の名前を連呼するだけのようなテレビCMや、ネット上のポップアップ広告はいずれ消えてなくなると思う。
 漠然とそう考えてきたし、このことは近著「ブログがジャーナリズムを変える」(NTT出版)にも書いた。
 ただ広告の専門家でもないので、今一つ自信がなかった。知り合いの広告マンと話する機会があるたびに「僕は究極の形をこう思うんだけど、間違ってないよね」と確認を取るように聞いてまわっていた。
 織田さんが翻訳された「テレビCM崩壊」の中で、僕の思いに近いところが書かれているので喜んだ。Joseph Jaffeさんによると、広告は「関連性(Relevance)、実用性(Utility)、娯楽性(Entertainment)を目指すべき」だという。そして「少なくても、この3つのうち、2つは同時に達成しなければいけない」とある。
 そうか実用性の高い広告でも関連性がなければならない。娯楽性の高い広告でも関連性がなければならないのか・・・。
 自分の漠然とした思いが、専門家によってより明確な言葉に落とし込まれるときの爽快感!このことだけでも読んでよかったと思った。

日本版digg、newsingスタート

   

ページタイトル: ニューシング

   

URL: http://newsing.jp/

   

サムネイル画像:
   

コメント:
 新しいタイプのニュースサイト「newsing(ニューシング)」が27日午後2時からβ版をスタートさせる。米国のニュースサイト事情をよく知っている人なら、digg(ディグ)のようなサイトといえば分かりやすいかも。
 いわばニュース専門のソーシャルブックマークのようなもんなんだけど、digg(米俗語で「好き」という意味)は読者が記事を読んで気にいれば「この記事をdigg(好き)」と投票できるのが特徴。
 一般ユーザーがネット上からおもしろい情報を集めてくる読者参加型ニュースサイトとしてはスラッシュドットが老舗だけれど、diggはページビューでスラッシュドットを大きく抜いている。Techcrunchによると、1日に約8万人がdiggを利用しているほか、ページビューは1日900万以上。こうしたトラフィックは2ヶ月ごとに倍々ゲームで伸びている。これだけの人気サイトなのに、たった15人の従業員で運営しているというから驚きだ。
 最初はテクノロジー関連のニュースだけを扱っていたんだけど、久しぶりにのぞいたら、一般的なニュースのジャンルもできている。見た目はだんだん一般的なニュースサイトに近づいており、ページビューでもニューヨークタイムズのサイトに迫る勢いだという。
 あまりに人気があるので、あのネットスケープもdigg風のサイトを構築してdiggに挑戦しようとしているようだ。
 個人的には、自分の尊敬するブロガーや友人などのdiggの件数だけを集計したランキングがおもしろいと思う。自分なりの関心領域の中での重大ニュースを集めることができるからだ。
 「newsing」のほうは、こうしたdiggの特徴を踏襲しながらも日本にあったソーシャルニュースサイトを目指していくのだろう。
 Web2.0サイトによくあるタグ付け機能もついているし、スタート当初からモバイル対応しているのも日本的といえる。
 午後2時のスタート前に見せてもらえたのは、newsingを運営するマイネット・ジャパン社の上原仁社長が友達だから。上原さんといえば、近江商人JINBLOGを運営するブロガーとしても有名。少し前に勤務先のNTTレゾナントを退社して友人8人でベンチャー企業を立ち上げたと連絡をもらっていた。何かおもしろいことをしてくれるのではないかと期待していたんだが、なかなかおもしろいサイトを立ち上げてくれました。これからびっくりするような機能をどんどん追加してください上原さん!期待してます!

   

評価: stars

   

評価者: つるあき

   

評価日付: 2006-07-27

   
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企業サイトは戦略ありきで-ネットイヤー石黒不二代氏

SIPS (Strategic Internet Professional Service) 事業のネットイヤーグループの石黒不二代さんにSIPS事業についてお話をうかがった。SIPSとは、インターネット技術を活用したマーケティング業務の支援だそうな。

  • インターネットを戦略的に考えて総合的にサービスする。企業サイトをてがける。
  • 手がけたサイトにはユニクロのEC、ソニー銀行のマネーキット、KDDI
  • まず戦略ありき。企業サイトで何をしたいかを明確にするところが増えてきている。
  • 今は組織論。全体を俯瞰できる組織を作る必要がある。広報の中に営業の視点、IRの視点を持った人材を取り入れたり、短期的な組織横断的チームを作るところもある。
  • Web2.0時代で従業員だれもが情報発信するようになっているが、法人が何をすべきかは民主的な決定ではない。きちんと企業戦略を持っていなければだめ。

    石黒不二代氏インタビュー 第1回音声ファイル」

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コンテンツ課金は可能か-「テレビCM崩壊」感想②

 昨日ドリコムの内藤裕紀さんと話していたら、PCサイト上でのコンテンツ課金は無理ではないのか、という話題になった。内藤さんは、PC向けウェブ上で課金が成立するのは、代金以上の金額を得られる場合しかないのではないか、と言う。課金が成立するのは、定価より500円安く買えるのであればオークション代金として100円払うというケースぐらいで、一般的なコンテンツに対する課金は無理ではないか、というわけだ。
 確かに現状を見ると、僕自身もその主張にうなずかざるをえない。
 しかし「テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0」(翔泳社
)のJoseph Jaffeさんは、「価値に見合うと感じれば、消費者はお金を払う」と主張する。「今日の広告クラッターを考えれば、今後、消費者は自分が見たいと思うチャンネルのみを選択し視聴料を払って見ることになるのは確実だ」「もちろん、オンラインの有料コンテンツでも、記事毎や一日パスなどを使うことで同じようなアプローチが考えられる」というのだ。
 うーん、どうなんだろうか。
 よく分からないので、この時点で結論を出さずに、もう少し様子見を続けるしかないかなあ。
 ただコンテンツを有料にすれば、Web2.0時代の最大のマーケティング手法である「口コミ伝播」を利用できない。口コミが広がらなければ、いいコンテンツでも売れないという状況になる。
 とはいうものの有料コンテンツでも口コミの力を借りることもできる。僕は梅田望夫さんのブックマークを愛読しているのだが、ウォールストリートジャーナルなどの有料記事などがリストアップされていると、読みたい気持ちを抑えるのが大変なときがある。購読手続きがめんどうだということもあり、今はなんとかスルーすることに成功しているのだが、R30さんや渡辺聡さんなんかもウォールストリートジャーナルの記事をブックマークしていて、しかも互いにそのことで議論でも始めようものなら、僕としても購読手続きを踏まずにいられなくなるだろうと思う。
 つまり影響力のあるブロガーに対しては購読料を無料にすることで宣伝効果を狙うという手法も今後出てくるかもしれない。書籍は既にその手法を採用している。新刊書を有力ブロガーに献本する出版社が増えているようで、有力ブロガーの大橋大也さんは講演の中で「月に数十冊の献本を受けている」と語っていた。
 

特定層ブロガーの間での話題を抽出-KIZASIの稲垣氏、瀬戸口氏

今回も株式会社シーエーシーでブログ解析ツール「KIZASI」の開発にたずさわった稲垣陽一さんと瀬戸口光宏さんにお話をうかがった。今までは特定の層の人たちの考えや行動様式などをネット上でつかもうとすれば、同じような属性を持つ人たちが集まるコミュニティを形成するという手法が一般的だった。ところがKIZASIを使えば、コミュニティを形成しなくても特定の層のブロガーを抽出し、その中での話題を拾い上げることができるという。

  • 「ゲートボール」という言葉を過去に使ったことのあるブロガーの間で、過去24時間に何が話題になっているかをランキングできる。つまり比較的年齢の高い層のブロガーの間で話題になっていることが何なのかが分かる。
  • 「入園式」という言葉を使ったことのあるブロガーを集めれば、幼稚園児を持つ親のブロガーの集まりになる。幼稚園児を持つ親が気にかけていることが分かる。
  • 過去1年間に魚の名前を3回以上書いたブロガーだけを集めて、「釣り人KIZASIランキング」を作ることができる。
  • iPodという言葉を過去に使ったことがある人たちを集めて、KIZASIランキングではなく、語った言葉の属すカテゴリーを見ていくことも可能。もし「野球」「サッカー」などといったカテゴリーではなく「アイスホッケー」というカテゴリーの言葉が多用されているのであれば、アイスホッケーのリンクにiPodの広告を出せば効果的。そんな使い方もできる。
  • 話題の空間の領域と別の領域をマッチングもできる。例えばあるチョコレートの名称が話題になった際に、そのチョコレートの売上高の推移との関連性を見ていくこともできる。

稲垣陽一氏、瀬戸口光宏氏インタビュー 第4回音声ファイル」

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feedpathのブログエディターでマイクロフォーマットを試す

   

ページタイトル: feedpathのfeedリーダー、ブログエディター

   

URL: http://feedpath.jp/feedreader/

   

サムネイル画像:
   

コメント:
ブログのエントリーをさらに構造化するマイクロフォーマット。詳しくは平田さんがポッドキャストの中で説明してくれているので聞いてみてください。
feedpathのブログエディターを使えば、テンプレートを選択することでマイクロフォーマットを利用できる。feedpathのブログエディターのテンプレートには、「レビュー」と「告知/広告」などといったカテゴリーがあって、「レビュー」の中には「本」「音楽」「Webサイト」などがある。「告知/広告」の中には「セミナー/カンファレンス」「イベント」などというテンプレートがある。
ちなみにこのエントリーは「レビュー」の「Webサイト」テンプレートで書いている。1つ前の「テレビCM崩壊」のエントリーは「レビュー」「本」のテンプレートで書いた。
こうしたテンプレートを使用することにより、検索エンジンなどが認識しやすくなるという。しばらくしてから各種検索エンジンなどでどのように扱われているかみてみることにしよう。

   

評価: stars

   

評価者: 湯川鶴章

   

評価日付: 2006-07-25

   
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テレビCM崩壊レビュー①

本タイトル: テレビCM崩壊

コメント:
最近、広告業界のことが気になる。ここ何年かメディア業界の今後のことばかり考えてきたが、メディアの変化は広告を変え、広告の変化がさらにメディアを変える、と思うようになってきた。メディアの今後を占うためにも、広告業界の「今」を知っておくべきだと考えている。
最近翔泳社から発売された「テレビCM崩壊」を読み始めたが、米国の広告業界の「今」とこれからのあるべき姿がそこに描かれている。広告業界の人はもちろん、メディア企業の人間も読むべきだろう。
以前、某新聞社の電子メディアの責任者が「広告主はもっと勉強してほしい。もっともっと新しい広告手法を編み出して、ネットメディアの収益向上に努めてほしい」と嘆いているのを聞いたことがある。しかし新しい広告手法の開発を広告業界だけに任していていいのだろうか。米国のヤフーなどのネットメディアは、自ら新手法の開発に力を入れている。「テレビCM崩壊」の中でもダウジョーンズ系のネットメディアが開発した新しい広告手法の話が紹介されている。「ネットは儲からない」と嘆いているだけではだめなのだ。

このほかにも自分の中で漠然と考えていたことを明確な文章で断言していてくれたり、自分の中で答えが出なかった問いに対する解答を出してくれていたり、久しぶりに自分の情報ニーズにぴったりとマッチする本に出合えたという感じがする。
あまりにも学ぶところが多い本なので、この本の中で僕がおもしろいと思ったところに対する感想を、これから何回かに分けて書いていきたいと思う。

評価: stars

評価者: 湯川鶴章

評価日付: 2006-07-25

画像(URL):

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KIZASIの自動化フォークソノミーがグーグルトレンドを超えた?

今回も株式会社シーエーシーでブログ解析ツール「KIZASI」の開発にたずさわった稲垣陽一さんと瀬戸口光宏さんにお話をうかがった。
ユーザーがタグづけすることで情報の整理が可能になるという「フォークソノミー」と呼ばれる手法が注目を集めているが、KIZASIを使えばブログの中の話題の言葉の周辺に存在する言葉を「タグ」として利用できる。自動化されたフォークソノミーのようなものといえる。

  • これはグーグルトレンドを超えている。グーグルトレンドはキーワードを入れると、そのキーワードを使った検索件数を縦軸に、日時を横軸にしたグラフで表示する。どういったニュースが出たときに検索件数が増えたかも分かる。またどの地域で検索されたか、などが分かるようになっている。KIZASIは、「感動」という言葉をタグと考えて検索すれば、1位は「荒川静香」、2位は「王ジャパン優勝」という具合になる。
  • ブログの世界で話題になっている事柄に一番近いニュースの記事に自動的にひも付けできる。

稲垣陽一氏、瀬戸口光宏氏インタビュー 第3回音声ファイル」

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他社のデータとのマッシュアップ-KIZASIの稲垣氏、瀬戸口氏

Photo_1 今回も株式会社シーエーシーでブログ解析ツール「KIZASI」の開発にたずさわった稲垣陽一さんと瀬戸口光宏さんにお話をうかがった。

  • KIZASIで集計された話題の言葉をNHKの情報番組「つながるテレビ@ヒューマン」で紹介。話題の言葉を基に取材することも。
  • 話題のアーチストのランキングや、関連情報を表示する「musicmarQ」。音楽専門のブログの話題、口コミサイト。ネット上の話題という動的な情報と、アーチストのプロフィールや楽曲情報などの静的な情報のマッシュアップ。
  • KIZASIランキングという領域に特化したコンテンツ。

稲垣陽一氏、瀬戸口光宏氏インタビュー 第2回音声ファイル」

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話題の言葉で変化のきざしをつかまえろ-KIZASIの稲垣氏、瀬戸口氏

株式会社シーエーシーでブログ解析ツール「KIZASI」の開発にたずさわった稲垣陽一さんと瀬戸口光宏さんにお話をうかがった。

  • 話題の言葉の力を計測して変化のきざしをつかまえる
  • 話題の言葉の力は2つある。一つは伝わる力。引用されたり、コピーされたり、ブログの空間の中で広がる力。それを計測するのは、出現頻度や語ったブログの数などを計測する。
  • もう一つの力は質を変える力。耐震偽装事件で、「マンション」という言葉のイメージが、がらっと変わった。「刺客」という言葉で「選挙」のイメージが「おもしろい」というものに変わった。エンタテーメント化した。
  • ビジネスの利用価値は2つある。1つは広告、販促のキャンペーンの効果の測定。どれだけその商品名がブログに出現したかという「量」と、その商品名がどのような文脈の中で語られているのかという「質」の測定が可能。また何が話題になっているのかをリアルタイムで把握できるので、メディア側はそれを参考にしてコンテンツを作れる。
  • 話題になっている言葉に関連のある記事を探してきて自動的にリンクづけできる。例えば、ニュースサイトの場合は、話題のキーワードに関連する過去記事へ自動的にリンクが張られる。「蒸し暑い」というキーワードが話題になっていれば、旅行会社のサイトの「軽井沢」のツアーにリンクが張られるという仕組み。

稲垣陽一氏、瀬戸口光宏氏インタビュー 第1回音声ファイル」

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神保哲生さんのビデオジャーナリズム

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 フリーのビデオジャーナリストの神保哲生さんから「ビデオジャーナリズム カメラを持って世界に飛び出そう」(明石書店、2006年7月)というできたてホヤホヤの本をいただいた。ITの進歩でだれもがビデオジャーナリストになれる、といわれるようになって久しい。とはいうものの、ジャーナリスティックな活動を続けることはそんなに簡単ではない。ましてやそれで生計を立てるということは並大抵のことではないだろう。それでも既存メディア企業に頼らないジャーナリズムの時代がくるという信念を持って、ビデオジャーナリズムの実践と後進の育成に努めてきたのが神保さんだ。
 神保さんがこれまで蓄積してきたビデオジャーナリズムのノウハウ。その「企業秘密」とでも呼べるものを、神保さんはこの本の中で惜しげもなく披露している。それは独立系のビデオジャーナリズムをさらに広げたい、後進を育てたい、という思いからなのだと思う。脱帽。

7月 19, 2006 |

一般消費者の中に眠る社会の通低音を探して-エイベック研究所瀬川憲一氏

今回もマーケティングは死んだと主張するエイベック研究所の瀬川憲一さんに話を聞いた。

  • すぐれた感性を持った顧客を集められればそれはそれで最高だが、そういった感性はだれもが持ちえるじゃないかと思っている。
  • 顧客の中にある「まだ知らない自分」を引き出せるはず
  • そういうものを引き出す仕組みを、継続的で、永続的で、再現性があるものにしていきたい。
  • 歴史を動かすのはすぐれた感性を持つ個人ではない。世の中を変えたいという思いが通低音としてある。どの時代にも、だれにでも通低音として流れているはず。それをすくい出すようなマーケティング手法を開発したい。
  • お客さんとともに掘り進んで初めて、明日を作るマーケティングになる。

瀬川憲一氏インタビュー 第4回音声ファイル」

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商品開発は企業と消費者のコラボレーションで-エイベック研究所瀬川憲一氏

今回もマーケティングは死んだと主張するエイベック研究所の瀬川憲一さんに話を聞いた。

  • どういった体験をするのかが重要
  • 次々に新しいものを生み出していかなければならない。消費者が新しいものを学んでいくスピードは速く、ブームと報道されるころにはブームが終わっていたりする。物を売るのが難しくなってきている。
  • 自分たちだけで新しい商品を生み出すの困難。生み出すのにはパートナーが必要。そのパートナーとは顧客。
  • ただ今までは、注目すべき顧客層としては、ハイロイヤリティー層だったり、平均的な顧客層だったりした。
  • 今、注目すべきは、企業と一般的顧客の中間に位置するような層。
  • 企業に働きかけしたいと考える顧客層と、自分たちでイノベーションを起こせないマーケッターのコラボレーションが大事。

瀬川憲一氏インタビュー 第3回音声ファイル」

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チームで未来を作ることがこれからのマーケティング-エイベック研究所瀬川憲一氏

今回もマーケティングは死んだと主張するエイベック研究所の瀬川憲一さんに話を聞いた。

  • 客観性が重視されていることが危険。質問を設定する段階で、質問者の主観が混じっている。それにもかかわらず客観的なデータとして神聖化することが危険なのではないか。
  • 結局は主観なんだ。何かを生み出すには主観的なものが大事。ただ一人の主観で組織は動かないので、同じような主観を共有できるような環境を作っていくことが大事。チームのメンバーの主観が大きくずれていない、もしくは同じ方向を向いているときに初めて、開発、プロモーションなどが動きが起こる得るんじゃないか。そういった主観性を大事にするマーケティング手法の確立が必要なのでは。
  • マーケティングとはジャーナリスティックな仕事。顧客の話を聞き、世の中の流れはこうだと主観的に思ったことに対して回答を出していく。これをサポートすることがマーケティングとして重要なのでは。
  • みんなの主観が同じ方向に向くように、主観体験を組織内で共有したり、共有するための仕組みを整備していくことが大事。
  • 未来を予測するのではなく、チームで未来を作っていくという意思を統一し、そのために自分たちは何をすべきか。そういう活動を支援するものが、これからのあるべきマーケティングだ。

瀬川憲一氏インタビュー 第2回音声ファイル」

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マーケティングは死んだ-エイベック研究所瀬川憲一氏

「マーケティングは死んだ」と主張する人がいるというので、お話を聞いてきた。主張の主は、コミュニティーマーケティングのエイベック研究所の主任、瀬川憲一さん。

  • 12年間、ベネッセコーポレーションで編集者、マーケティング
  • 未来予測型マーケティングの限界。データベースマーケティング、定量データを分析し未来を予測し施策を打っていくという形のマーケティングの限界
  • そういうマーケティングは短期的には効率が上がったりするが、実際には会社として価値を生み出し、そこからまた新たな開発が始まり、それが大きな富を生んでいくというサイクルにはつながらない
  • 従来型のマーケティングは多少は役に立つこともあるが、新規事業を進める際にはほとんど役に立たなかった。それよりも目の前で顧客から罵倒されるほうが、貴重な情報を得られた。
  • 新規事業開発は、既存事業との利害関係の調整が必要。その中でこれまでのマーケティングデータはそれほど役に立たなかった
  • 過去のデータを見ていても、未来を予測できないのではないか。
  • 新規事業には熱意が必要。データはエネルギーをくれない。エネルギーをくれるものこそ、が新しい価値を生むのに必要。それは顧客体験であったり、自身の強い思いであったりする。それがなければ何も始まらない。

瀬川憲一氏インタビュー 第1回音声ファイル」

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リアル戦略-アイスタイル吉松徹郎氏

@cosmeを運営するアイスタイルの吉松徹郎さんは、ネットにとどまらずリアル社会の中でも事業を展開していくという。

  • 雑誌の10倍の規模のユーザー数を抱え、広告効果が高いと評価されていても、売り上げはまだ十数億円。化粧品業界の広告費3400億円の0.5%でしかない。
  • サイトをもう1つ作ったところで数億円上乗せされる程度だろう。それならネットよりもリアル社会のほうを志向するしかないと考えた。
  • 店頭で商品を手に取りケータイのバーコードリーダー機能でその商品のバーコードを読み取れば、その商品に関する口コミ情報が分かる。自分との相性度が分かる仕組み。
  • アイスタイルの基本は、データベース会社。
  • 必ずしも消費者に人気の商品が売れる仕組みにはなっていない。店長は利ざやのいい商品、宣伝が多く打たれている商品に棚のスペースを与えがち。
  • 消費者に人気の商品が売れるということを店舗に気づいてもらう仕組みが必要
  • 店にカウンセリングシステムを入れていきたい
  • 47都道府県のデータを細かく市町村ごとに分け、顧客データベース付きCRMパッケージを店舗に配ってしまいたい。それはアマゾンのレコメンデーションエンジンの店舗版といったところ。キオスクのようなもの。カルテシステム。
  • 客のカウンセリングに使うことで、店員と客のひもづけが可能。
  • 今後の戦略は、化粧品業界の深堀。ネットからリアルへ。アットコスメと何を組ませるか。メディアの横展開。しかもネット以外のメディアと組めれば。データの価値化。

吉松徹郎氏インタビュー 第3回音声ファイル」

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口コミ情報の新ビジネスモデル-アイスタイル吉松徹郎氏

@cosmeを運営するアイスタイルの吉松徹郎さんに、口コミ情報サイトの新しいビジネスモデルについてお話をうかがった。

  • アイスタイル・マーケティング・ソリューション。コミュニティーを通じて集まってきたデータの価値をいかに企業側のマーケティングプロセスに提示していくかを考えていく子会社。
  • IMD(アイメディアドライブ)。アットコスメの中で何をやるかを追求する子会社
  • イン・アットコスメではなくウィズ・アットコスメがキーワード
  • アットコスメが別のサイトでアットコスメと提携するサイトに行った場合にも、アットコスメのユーザーであることを認識し、コスメの宣伝を出し続ける。いわゆる「行動ターゲティング」と呼ばれる広告手法。
  • 行動ターゲティングをリードしていくのは、ユーザーが何に興味を持っているのかがより分かりやすいエッジのきいたアットコスメのようなコミュニティ。
  • そうしたコミュニティを支援する形で組んでいきたい。

吉松徹郎氏インタビュー 第2回音声ファイル」

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コスメサイトは有望ビジネス-アイスタイル吉松徹郎氏

 化粧品の口コミ情報サイト最大手@cosmeを運営するアイスタイルの吉松徹郎さんに同サイト運営に乗り出した背景などをうかがった。

  • 月間1億4000万ページビュー、ユニークユーザーが140万人、登録ユーザーが70万人
  • 有力化粧品雑誌の発行部数が10万部から20万部であることを考えると、1ケタ大きいコミュニティーメディア
  • 化粧品業界はマーケティング費用が非常に大きい業界。
  • 日本の広告宣伝費が6兆円。1位が食品、2位化粧品、3位飲料
  • 食品が7兆円市場で、広告費が4000億円、飲料が4兆円で3000億円。ところが化粧品は1兆5000億円市場なのに、広告費は3400億円も使っている。
  • 化粧品市場は、これ以上広告宣伝費をかけても拡大しようがない。費用対効果を高めるしかない
  • そこにインターネットが登場。これは狙い目だと思った。
  • 1%の広告費がネットに流れるだけでも30億円。10%流れれば300億円になる。
  • ビジネスモデルは広告、マーケティング、コマースの複合
  • コマースは大きな柱に育てていきたい

    吉松徹郎氏インタビュー 第1回音声ファイル」

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